第118話 自宅 到着
明けましておめでとうございます
出来る限り 頑張って投稿しますので 本年もよろしくお願いいたします
ユウキ
「ふぅ…作戦は成功したな… 案の定 誰も話しかけてこなかったな」
サヤカ
「……そういえば 通りすがりの兵士さん みんな よそよそしかったね……全然 目も合わせてくれなかったし…」
首を傾げるサヤカに ユウキは事情を話す
サヤカ
「……あ…そういうこと…まぁ 兵士さんには悪いけど 今日は仕方ないわ そうそう ミナさん 外に出たけど 少しは気分は良くなった?」
ミナ
「はい 大分 緊張もなくなりましたし 少し楽になりました 心配かけてしまい申し訳ないです…」
サヤカ
「いえ ミナさんも 早く村に帰りたいでしょう?………知らない場所は 落ち着きませんよね…」
ユウキ
「…だよな よし 急ごう ここよりミナさんも少しは 落ち着くだろうし…そこで 一通り話を聞いて すぐに対応出来るようなら すぐにでも ミナさんの村に 行きましょう!」
ミナ
「ほ!本当ですか!あ!ありがとうございます!」
そして…
ユウキ
「あそこの角を曲がって すぐです ミナさん」
ミナ
「………ハァ………ハァ……はい!わ…分かりました…」
サヤカ
『…なんだか ミナさん 疲れているわね…何だかんだ言って 結構距離あるし…上り坂だし…知らない土地ってだけでも 疲れちゃうよね……え?……疲れる?…あ…そっか…』
ユウキ
「着きました!ミナさん どうぞ!」
ミナ
「………わぁ…す…すごい家ですね………これって 隆起岩をつかってますね…す…すごい」
サヤカ
「ほらほら そんなとこに立ってないで 入りましょ!」
サヤカは ミナの背中を優しく押し 家に入れる
サヤカ
「さてと とりあえず ミナさんは 少し休憩しましょう ほら そこのソファーに座って」
ミナ
「い!いえ!ミナは 大丈夫です!」
サヤカ
「ダメです ミナさん 大分疲れているでしょう?ほら…座ってください」
ミナ
「………は…はい…で…では…」
ミナは ソファーに チョコンと少しだけ座り 背筋を伸ばした
サヤカ
「……そんなんじゃ 余計疲れちゃうよ?ほら……もっと奥に…」
サヤカは強引に ミナを 一番リラックス出来るように 座らせる
ミナ
「………うわ…す…凄い!フカフカ…こんな椅子…初めて座りました…」
サヤカ
「そう?じゃあ そこで座ってて お茶を入れてくるから ほら!ユウキも 手伝って!」
ユウキ
「え!?お…俺?…わかった…」
サヤカは ミナを1人にして ユウキを連れて 台所に向かった
サヤカ
「………少し ミナさん 1人にしときましょう」
ユウキ
「???なんで? 村の事聞いて 速く向かった方がいいんじゃないの?」
サヤカ
「それもそうだけど ミナさん 私たちと違うわ」
ユウキ
「ん?俺たちと違う?」
グミ
「かーっ…鈍いなぁ…ユウキは… ミナは 生命体だ 体力が減れば 動きは鈍くなっていくんだよ」
ユウキ
「……あ…そういうことか…」
サヤカ
「…………それに…ほら…」
サヤカは ソファーで座っているミナを 指差す
ユウキが そーっと 覗いてみると ミナは うたた寝をしていた
ユウキ
「………寝てる…そっか……疲れていたんだな…」
サヤカ
「……相当疲れているはずよ 自然に起きるまで そっとしておきましょう」
ユウキ
「……そうだな」
サヤカ
「あ!そうだ グミちゃん ミナさんって生命体だから 食べなきゃ駄目だよね?ミナさんの種族って 何を食べるの?」
グミ
「肉でも野草でも何でもたべれるはずだぞ まぁ…それぞれ好き嫌いは あるかもしれんがな…」
サヤカ
「じゃあ 普通に食べるってことね だったら あのエビを料理しましょうか!」
グミ
「お!いいね!俺も食べたいぞ!見た目は嫌だが…」
ユウキ
「何 作るの?」
サヤカ
「それは 出来てからのお楽しみよ 少し足りない食材あるから 買ってくるよ それから スキアのとこいって エミリがいたら 帰ってきた事知らせなきゃ!それに お義父様とお義母様にも」
ユウキ
「そうだな じゃあ 俺は ここでミナさんの様子 見ておくよ」
サヤカ
「うん そうして じゃあ 行ってくるよ」
サヤカは 玄関を開ける 通路に出ようとすると 覗き込む者がいる
サヤカ
「………だ…誰?」
エミリ
「………!!!あ!サヤカ!!帰って来てたんだ!!」
サヤカ
「あ!エミリ!!」
エミリ
「ビックリしたよ!何か 音がしたからさぁ 不審者でも来たのかと思って…」
サヤカが エミリの両手に目を降ろすと エミリは弓を持ち 臨戦態勢だったことが分かる
サヤカ
「ごめん!ごめん!ちょっと色々あってね そうだ 今から 買い物に行くんだけど エミリ 付き合ってくれる?」
エミリ
「買い物?うん いいよ じゃあ行こう!」
サヤカとエミリは 通りにあるヒデオとヒトミの家に寄る
サヤカ
「……ん?随分 静かね…」
エミリ
「もしかして ヒデオさんとヒトミさんの事?」
サヤカ
「うん 帰ってきた事言わないと…」
エミリ
「今は いないよ?なんちゃらって任務で 今は留守だよ」
サヤカ
「なんちゃらって何よ…でも そっか…留守なんだ…仕方ないか…」
エミリ
「結構忙しそうだよ 前 帰って来たばかりなのに その日に出発してたしね」
サヤカ
「そうなんだ まあ…ヒデオお義父様もヒトミお義母様も強いからね」
エミリ
「そうそう 人気も凄いんだよ えっと…たしか…白い騎士と…大槌のヴァルキリー…だったっけ?」
サヤカ
「大槌のヴァルキリー!?そんな二つ名が付いてるの!?へ…へぇー…」
エミリ
「誰が言い出したんだろうね まぁ…それで 引っ張りだこみたいだよ」
サヤカ
「そ…そうなんだ じゃあ しょうがないね…それじゃあ 商店街に行こう」
エミリ
「うん 行こう!」
サヤカとエミリは 買い物をするため 商店通りに向かう サヤカは エミリに世界樹の事や 今から鉱山に向かう事など 道中で話明した
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