第114話 ユウキ達 鉱山に遊びに行く
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ユウキ
「鉱山!?へー…なるほど…あ!ミナさんですね あらためて ユウキっていいます よろしくお願いします 後 すみませんが マティスさん この部屋 使ってもいいですか?」
マティス
「ええ 問題ありません それとこの手の案件は 何も解決できていないのは 事実です… わたし個人としては 少しでも改善されればいいと思っているのですが…あ!いえ…お気になさらず」
ユウキ達は マティスとミナが 話をしていた部屋へ戻る
マティス
「では 簡単に説明しますと 討伐依頼です そして これが 討伐依頼の書類です」
マティスは 机の上にいくつかの書類を出す
ユウキは 書類に目を通す
ユウキ
「………なるほど…」
マティス
「見てわかる通り 討伐してほしい事は様々です 害虫や獣 それに魔物など」
ユウキ
「……これらの 討伐依頼は 誰が担当しているのですか?」
マティス
「ロイド隊長です」
ユウキ
「うーん……聞いたことないな…じゃあ そのロイド隊長は 今 この一覧の一番上の依頼をしているから この村にいるんですね」
マティス
「いえ 今は 帝都にいると思います」
サヤカ
「え?この依頼の仕事をしているんですよね?なんで 帝都にいるんですか?」
マティス
「いえ わたしには細かい事まで報告は来ませんので 部下だけ派遣しているか もしくは 何かまだ 用意できていないとか?……いえ すみません こちらには 依頼の成否しかこないので…」
ユウキ
「……そうなんですか…まぁ…そういうもんだろうな…でも…これ…かなり前だよな…どういうことだ…」
グミ
「………ん?まだ 家についていないのか?」
グミが 寝ぼけた顔で ユウキから出てくる
ユウキ
「……グミ やっと起きたか?まだ もうちょいかかるぞ」
グミ
「あ?なんで?一体何があったんだ?」
マティス
「こ…この方が 噂の…ユウキ様を守護しているという魔人ですか…いやぁ…これは…凄まじいですね…」
ユウキ
「??グミが魔人!?これのどこが魔人なんですか?どう見ても 風船ですよ!?」
グミ
「なんだよ?ふうせんって!?……いや お前が そういうってことは……ろくでもないな!!ん?………って……お前……」
グミは ミナを凝視する
グミ
「…………鬼子か?」
ミナ
「は…はい!そうです!」
ユウキ
「おにこ?」
グミ
「そういう種族だ」
グミとユウキが話をしている間 サヤカは 書類に目を通していた
サヤカ
「……うーん どうみても この案件が そこまで緊急性があるとは思えないよね……確かに 順番は大事だけど 緊急性が高い方から 行うべきだと思うんだけど…」
マティス
「…はい 全くおっしゃる通りだと思います ですが 我々には そこまで言う権利はありません…」
サヤカ
「……ねぇ ミナさん このファレーナアントが大量発生しているってどういうことか 詳しく教えてくれる?」
ミナ
「はい!ミナのいる村には 鉱山が3つあるんです そこに1つの鉱山に巣が出来たのが 事の始まりなのです ミナのいる村には その巣をどうにかできる戦士は いませんでした それで 帝都に依頼したのですが…結局 何も進展しないまま その鉱山には 立ち入る事が出来ない程になってしまい 封鎖することにしましたのです そして やはり 2つ目の鉱山にも 巣が発生し こちらも大量発生しつつあります このままでは 2つ目の鉱山も封鎖しなくてはならないのです そればかりか 3つ目の鉱山にも 目撃した者が…今は 村に偶然来ていた戦士様が 消していってくれているのですが…このままでは 全て 手遅れになってしまうのです……」
サヤカ
「うん 大体わかったわ ユウキ!この件は 速く対処しないと 手遅れになっちゃうわよ?」
ユウキ
「モンスター退治か…そうだな…まぁ…グミ お前がいればなんとかなるだろ?」
グミ
「は?めんどくせー…って言いたいが…鬼子の者なら 手伝ってやるか…」
マティス
「お待ちください ユウキ様 先ほど言ったように…」
ユウキ
「安心してください マティスさん 別にこの案件を解決するとは言っていません あくまで 個人で ミナさんの鉱山が気になったので そこへ遊びに行くだけですよ 俺たちは 任務を終え 一応 休暇をもらった立場なので」
マティス
「な…なんと…そう言われてしまえば 私から何も言えません…」
ユウキ
「マティスさん すみませんが その辺は うまく誤魔化して下さい」
マティス
「わかりました ユウキ様は この鉱山地帯へ 遊びに行くということですね」
サヤカ
「あ!後 マティスさん 正門って どの通路から行けばいいですか?」
マティス
「正門ですか?この通路の……」
サヤカは マティス に正門に通じる通路と道順を教えてもらう
サヤカ
「………やっぱり…あの大きな通路だったのね…ほんと…ユウキは 方向音痴だわ…しかも 自覚がないからね…」
ユウキ
「じゃあ とりあえず 家に帰ろうか ミナさん すみませんが 一度 俺たちの家に来て頂けませんか?もう少し 詳しく聞きたいので」
ミナ
「はい!わかりました!」
サヤカ
「ユウキ その前に レミュさんとこ 少しだけでも 顔を出さないと」
ユウキ
「……あ…そうだった… ミナさん すみません…少し 寄るところがあるんです 一緒に来てもらっていいですか?なるべく 早く終わらせますので」
ミナ
「はい ミナは 別に構いませんです」
ユウキ
「じゃあ 行きましょう あ!それとマティスさん 色々と大変ですが なんとか上手く誤魔化して下さい」
マティス
「はい お任せください ただ オロス村の案件 もし 解決しても取り下げないで下さい 取り下げなければ 知らぬ存ぜぬで通しますので」
ミナ
「はい わかりました 後…色々と無礼をしまして すみませんでした!」
ミナは 頭を下げる ユウキもサヤカも マティスに頭を下げ 部屋を出ていく
マティス
「………損得を考えない人達だ…もしかしたら…帝都…いや ここ地獄が大きく また 変わるかもしれませんね……」
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