表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拝啓 地獄に行ったけど楽しくやってます  作者: みるきーうぇい
第10章 世界樹へ 後編
105/231

第102話 エクリクスの知識

モチベーション維持の為 高評価 ブクマ登録

よろしくお願いいたします

サヤカ

「エクリクスさん!!こ…これ どういったものか 知ってるんですか?」

エクリクス

「なに?お前たちは 何も知らずに 取りに行っていたのか?ハッハハハ!実に お前たちは 面白いのう!」

ユウキ

「エクリクス!これは 一体何なんだ?時間を進めるとは 一体?」

エクリクス

「うむ して お前たちは ここに来て どれぐらい経つのだ?」

ユウキ

「えっと…そうだな…ここに来て数ケ月ぐらいだと思うけど…いまいち 時間の感覚が分からないんだよなぁ…」

エクリクス

「なるほど…余り時間が経っていないのは分かった…うむ ならば 良く知らないのは道理だな…どこから 説明しようか…そうだな お前たちは 生命体ではない ということは知っておるな?」

サヤカ

「ええ 幽体という感じなのかな?魂みたいなもの?…でも これもあまり実感がないんだよね…」

エクリクス

「その通り 言わば不死の存在だ おっと 我は違うぞ 我は生命体だからな といっても数千年は生きておるがな!」

ユウキ

「す…数千年!さ…さすがに 想像できないなぁ…」

エクリクス

「話がそれたな 不死であるお前たちは 消えてしまう事はない」

ユウキ

「ちょっと待って 実際 眼の前で 何度か消滅しているの何度か見たけど?」

エクリクス

「一時的にな 魂の損傷と言えばよいか? まぁ それが限界を超えると 形を維持できなくなり そして 最終的に離散するのだ しかし あくまで離散しているだけだから 長い時間をかけ 元に戻って行く 形だけだがな…」

サヤカ

「!!と…ということは 時間が経てば 誰でも復活するってこと!?」

エクリクス

「そうだ しかし ほとんどの記憶は 初期に戻るから 形は同じでも ほとんど別の者だがな」

ユウキ

「長い時間っていってたけど どのくらいで 復活するか分かる?」

エクリクス

「うむ……そうだな その魂によるが 数百年程で 復活するだろう しかし お前たちは 100年程度では 復活出来ないだろうな 千年は優に超えるだろう」

サヤカ

「私たちは 千年?なんで そんなに時間が違うんだろう?」

エクリクス

「ハッハハハ!ここまで 何事もなく来れるほどの魂が 数百年で再構成出来るはずが無かろう 能力が高く 強力であればあるほど 再構成の時間はかかる」

ユウキ

「で…でも まさか 自然に復活するなんて…でも 記憶がなくなるって どういうこと?」

エクリクス

「復活するのに 時間が経てば経つほど 経験値や記憶 その他諸々と失っていくのだ よって 復活しても ほとんど記憶を失っている為 形は同じでも 別人だがな」

ユウキ

「…そうなんだ 復活しても別人か……で この世界樹の実は 時間を進めるってこと?……ということは 復活する時間を短縮できるって事?」

エクリクス

「察しがいいな その通りだ 世界樹とは 時間の概念がない存在だからな それだけの量があれば 並の者なら 短縮どころか すぐに復活できるだろう」

サヤカ

「……でも 記憶がないんだ……」

エクリクス

「安心せい 世界樹の力で復活ならば 離散したばかりの状態に強制的に戻し 記憶も経験値も 元に戻るぞ」

ユウキ

「……自然に復活した場合は ほとんど全ての記憶を失う……しかし 世界樹の実を使えば 完全に元に戻るということ…か…だったら…」

サヤカ

「ユ…ユウキ…」

ユウキ

「ああ…」

エクリクス

「どうだ?我の知識は 侮れんだろう?役に立ったか?」

ユウキ

「凄く役に立ったよ!ありがとう!エクリクス!」

エクリクス

「そうかそうか!また 何か聞きたいことがあれば いつでも聞くぞ まぁ…ここまで来るのは 大変かもしれんがな ガッハハハ!」

グミ

『…………何故 ここまで知っているんだ…数千年って言ってたが…数千年どころじゃないだろ…』

ユウキ

「どうした?グミ?」

グミ

「……いや なんでもねぇよ…」

サヤカ

「…でも ユウキ…秘宝なんだよね…勝手な使用は ダメなんじゃ…」

ユウキ

「……いや アモンが そんなこと言う奴じゃない 理由さえも聞こうともしないはずだ 絶対に……」

ユウキとサヤカは 強い想いで マグマ地帯をエクリクスの背に乗り 帰路につく


エクリクス

「さて 対岸が見えてきたぞ お前たちとは これでお別れだな…少し 寂しくなるが…仕方あるまい……元気で過ごせ!」

ユウキ

「なに?そうはいかないよ?エクリクス!近い将来また 遊びに来るからさ その時は また 面白いとこ連れって行ってくれよ?後 まだまだ 話し足らないからさ 今度来た時に 色々 昔話でも 聞かせて!な!」

エクリクス

「………わ…我の話は長いぞ…覚悟してくるがよい……それから お前たちがまだ見たこともないような場所は 沢山ある!暇が出来れば いつでも来い 待っているぞ」

ユウキ

「ああ!楽しみにしているよ!………エクリクス……待たな!」

エクリクス

「うむ 待っておるぞ!」

ユウキたちは 対岸につき エクリクスの背から降りる

ユウキは エクリクスの方へ向かず そのまま マグマの地から歩き出す

サヤカ

「どうしたの?ユウキ?手ぐらい振ろうよ………あ…」

ユウキの涙腺は限界で なんとか堪えるので精一杯だった

サヤカ

「……ユウキ また 来るんでしょ?気持ちよく手を振ろ?」

ユウキ

「………あ…ああ そ…そうだな」

ユウキは 涙を拭き エクリクスに向かって手を振った

ユウキ

「エクリクス!また 会いに行くよー!絶対に!」

エクリクス

「待っておるぞ!!…………ハッ!」

エクリクスは マグマを纏った岩をいくつも上空に飛ばし エクリクスは戻っていく その後 マグマを纏った岩は 上空で パーンと破裂し まるで 花火の様に 赤黒い夜空を彩った

サヤカ

「……うわぁ…き…綺麗…エクリクスさんって 意外とロマンチストだね…」

ユウキ

「……ああ…最後まで 粋な事をす………!!!!」

サヤカ

「…ほんと そうだね……って!!ユ…ユウキ!!どうしたの!?」

サヤカが見た光景は いきなりその場でうずくまるユウキだった……

続きが気になる方 高評価よろしくお願いいたします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ