第99話 世界樹の実ゲット
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橋の前まで来ると 白く見えていたが よくよく見て見ると ほとんど 透明で 厚さもほとんどなかった
サヤカ
「…うわ……これって…なんだか ガラスみたい…それに凄い薄い……大丈夫かな」
サヤカは しゃがみこんで コンコンと叩いてみると 甲高い音が響きわたる
サヤカ
「き…金属?…うーん…よくわからない…」
ユウキは サヤカの様子を見た後 無防備に橋を進み 何度もジャンプした
ユウキ
「おお!頑丈!頑丈!大丈夫だ 問題なさそうだ」
グミ
「!!!おい! お前はほんとに…」
グミは 呆れるが 今に始まった事ではないので 我慢する
ユウキ
「よし!行こう!うーん 楽しみ!」
ユウキ達は 橋を ドンドン進んでいき 世界樹の岸側につく
サヤカは 頭上にある 世界樹の枝を見つめる
サヤカ
「………ねぇ…なにか 世界樹…元気ないね…」
ユウキ
「…え?………あ…本当だ 葉っぱが 所々 枯れてるな……あ…あの枝も もう朽ちかけている」
遠くで 見ている時は 気付かなかったが 所々 分かれた枝は朽ちており 葉も元気がないように見えた
ユウキ
「……うーん…季節的なものなのかな? グミ お前 世界樹知ってるんだろ?どう思う?」
グミ
「いや 世界樹の観察なんてしたことねぇよ 俺には分からんぞ?……まぁ…上の方は 生い茂ってるし こんなもんじゃないか?」
ユウキとサヤカは 少し疑問に思ったが 気にしても仕方ないので 世界樹の幹にあると言われている 世界樹の実 まで 歩き出した
ユウキ
「………あ…ここの 地面は ドロドロだな…最初のころを 思い出すなぁ…」
サヤカはユウキに同情しながら サヤカも足を踏み出す
サヤカ
「………わ!…あ…危なかった……」
サヤカは どうせ 泥の影響は出ないと思っていたので 油断したまま歩き 泥に足をとられ こけそうになる
グミ
「あれ?サヤカ?………なるほど ここの地面には なんの異常もないということだな……うん…空気も なんの異常も感じないな」
サヤカ
「ええぇぇ……うわ…足がドロドロになっちゃった…うー…これなら 毒の沼のが 歩きやすかったよ…」
ユウキ
「サヤカも ようやく 俺の苦労がわかるな 泥に足をとられないように 気を付けてな」
サヤカ
「う…うん わかった…」
そして ついに 世界樹の根元に着く
ユウキとサヤカは 世界樹を見上げ 口をポカーンと開ける
ユウキ
「……わかっていたけど……で…でかいな…」
サヤカ
「……うん…ほんと…」
グミ
「おい そんなとこで ボーッとしてないで さっさと行こうぜ えっと………お?…あそこじゃないか?ちょうど ど真ん中に大きな穴が空いてるぞ」
ユウキ
「……そうだな…じゃあ!行くか!世界樹の実を取りに!!」
ユウキとサヤカは 中心にある空洞に 入っていく
ドキドキしながら 中に入ると 空洞全体が淡い黄色の光で とても明るく まるで 太陽に照らされた昼間のようだった
ユウキ
「明るいな!……へー…木全体が 光っているのか…表面は 光ってなかったのにな…」
サヤカ
「…あ! 見て…ほら…なんだか 明るくなったり ちょっと弱くなったりしてる…なんだか 呼吸しているみたいだよ」
ユウキ
「……あ…本当だ…なんだか…生物みたいだな…」
神秘的な 世界樹の内部を 中心に向けて歩いて行く
そして…
サヤカ
「あ!あれじゃない?…ほら!台座がある!」
ユウキ
「こ…これが…世界樹の実?」
ユウキとサヤカは 台座の上で浮いている 手のひらサイズのグラスが浮いており その中に 黄色く光り輝く液体が グラス一杯に満ちている
サヤカ
「……ま…まさかの…液体……誰よ!実って言った人 明らかに樹液でしょ!こんなの!」
ユウキ
「…だな…さて この液体を どうやって持って帰れば いいのやら…」
ユウキは 液体が入っているグラスを前に 頭を悩ませる
グミ
「別に いいだろ?少々こぼれたって… ほら ユウキ お前 取ってみろよ」
ユウキ
「え…俺…そうだな…でも…うーん…なにか…やな…予感があるんだが…」
グミ
「奇遇だな 俺もそう思う だ か ら ユウキなんだよ お前なら 何があっても 大丈夫だろ?」
ユウキ
「…わ…わかったよ…うー…緊張してきた…」
サヤカ
「頑張れ!ユウキ!」
随分とサヤカの声が 遠くから聞こえてくる すでに サヤカは距離を取っていた
ユウキ
「えー…サヤカ そこまで離れるか……いいさ 分かったよ!やってやるよ!」
ユウキは意を決して グラスを掴む
グラスは ユウキが手で掴むと グラス状だったが 球体に変化した
ユウキ
「おおー!グラスが ま…丸くなった……ん?なにこれ?わぁーー!!」
グラスが球体になって驚いていると 球体から 真っ黒な風が発生し ユウキを包みこんだ
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