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アダンの食事




「…お前……!」

「仕方がない……このメンバーでアダンを倒すぞ…」

「よし……また吐いてもらおうか…!」


生き残った戦士達は、禍々しくなったアダンへ向き合った。


「………飲み込まれていれば…死ぬ事は無かったのになぁ…」

「…確か…飲み込まれたら死ぬまで出られないんだよな……」

「…だけど…誰かがアダン君の身体の中に…この魔石を加工して作った投げナイフ…モンスタークラッシュをぶち込むと…アダン君が吐き出してくれる…」


エミリアは魔石を加工して作った投げナイフを取り出して聖騎士達とギルド戦士達に笑顔で言った。


「魔石…」

「……それって意味あるの?……魔石はモンスターとか魔族が触れると…身体能力とかが爆上がりする石だけど…」

「そう…魔石は魔族とかモンスターに力を与える……だけど…長時間触れて…力を与えられ過ぎたモンスターや魔族は……パンクする…」

「……へぇ…そうなんだ…」


モンスタークラッシュを投げて、キャッチしたエミリアはアダンの方を向いて言った。


「…長時間触れただけで爆散(パンク)するんだ……魔石そのものをぶち込まれたアダン君は……BANG!」


エミリアは手を広げて言った。


「スライム系は…モンスタークラッシュが刺さると…身体が膨張する…そしてそれを抑えようと喰べたものを吐き出す……まぁ…結局爆散するけど…」


そう言ってエミリアは、その場でクスリと笑った。


「……今回も…このモンスタークラッシュで……吐かせてあげるよ…!」

「………今回は吐かないよ…!」


すると、アダンは身体の周りに土や岩をくっつけ始めた。そして、土と岩で出来たモンスターと化した。


「…あー……これだと魔石が跳ね返されちゃうなぁ……よし…土の装甲を剥がそう…!」

「…だな」


そして、エミリアは自分の周りに立っている聖騎士達と、ギルド戦士を見回した後に命令した。


「ギルドの子達はこれで土の装甲を打ち破って!」

「あれは…!」

「…MR-01……対モンスター用の銃!…新型のね!……500m先の竜も貫通する威力だよ!…土の装甲程度なら軽く打ち破るんじゃないかなぁ…!」

「なにそれ!?…そんなのあるの!?」


エミリアの指差す方向にある、倒れた木箱から銃が出ていた。ギルド戦士達は急いで銃を手に取った。


「…聖騎士達はアダン君の気を引いて……そして僕達…王は露出した身体へ魔石をブチ込む…!」


そう言うと、エミリアは四つのモンスタークラッシュを王達へ投げ渡した。


「……オーケー…!」

「よし…やろうか!」


するとゴーレムと化したアダンは、高速で王達へ迫った。


「…こんな場所で殺られるわけにはいかないんで…ッ!!」


その瞬間、真風の放った弾丸がアダンの胸の装甲を破壊した、するとアダンの身体が露出した。


「……アハハッ!…避けないと爆散しちゃうよ!」

「…くぅッ!!」


エミリアがフラフラするアダンに向かって、モンスタークラッシュを投擲すると、アダンはハッとして避けた。


「………なんだ…これ…」

「MR-01の弾丸には…モンスターや魔族の思考を鈍らせる効果がある……食らい過ぎちゃうと冷静な判断が出来なくなるよ…?」

「…そうか…なら当たらない方がいいね…」


アダンはすぐさま、新しい装甲を纏った。そしてエミリアが手を挙げると、投擲したモンスタークラッシュがエミリアの手元に戻った。


「……銃弾から避けながら戦う…か…」


するとアダンは形を変化させて、ドラゴンのような姿となった。


「…さっきより動きやすいか…」


そして岩の翼で上空へ飛び上がると、緑色の炎のブレスを吐き出した。


「……【コロッシブフレア】…」

「これはッ!!」

「全員避けろ!」


アダンの真下にいた聖騎士達は、ブレスを回避した。そしてブレスが当たった場所を見ると、焼け焦げていた。


「……なんて威力だ…」

「…腐蝕効果も付いてるよ!」


アレキリオンが、自分の鎧を見せながら言った。アレキリオンの鎧は、少し錆びていた。


「さっき避ける時…少し当たっちゃった…」

「……………………生身に当たると…肉が腐るぞ…」

「…ヒェェ…」


するとアダンは、思い切り着地した。大地が揺れ、足を取られた聖騎士に向かって【コロッシブフレア】を吐き出そうとしていた。


「うお!!」

「……ヤベッ!」


その時、聖騎士達の目の前にアレキリオンが立った。


「…【大魔法防壁】…!」


すると聖騎士達の目の前に半透明な壁ができた。


「……それは…確か魔法攻撃を防ぐ魔法…」

「よし!」


アレキリオンが【大魔法防壁】を発動した瞬間、アダンはアレキリオンを掴んだ。


「アレン!!」

「うぐッ…!」

「……そういえば…【大魔法防壁】は魔法を防ぐだけだ…だから魔法以外は通す…!」

「…マズイ…」


アダンはアレキリオンを掴むと、魔法を展開した。聖騎士達は焦って、アダンに向かって言った。ギルド戦士達も銃を構える。


「早く撃て!!」

「……【大地の騎士団】…!」


魔法を展開すると、地面から土の兵士が飛び出してきて聖騎士達とギルド戦士達を妨害し始めた。


「くッ!」

「なんだコイツら!?」

「うふふ…これで食事の邪魔は入らないね…」


そして口を広げた、口の中には黒いものが蠢いていた。アレキリオンは抵抗するが、握り締められると動かなくなった。


「……アレン!!」

「…いただき……まふッ…!」















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