エピソード1
私は、永遠の昔から永遠の未来、即ち永遠に生きている。私はある時、天と地を創造した。そして私は天に住むことにした。そこで私に仕える天使も創造した。そして天使達はずっと私を褒め称えていた。しかしある時その天使達の中で一番強い者が
「私は近い将来神になれる。なぜならこの世界の中で神の次に1番強いのだから」
と考えた。そして、私はその中にある罪を見つけた。
私はその天使を地に落とした。するとその天使は地を壊した。
そして地は茫漠として何も無くなった。
私は地の上にある大いなる水の上を歩いた。そしてこう言った。
「光よ、あれ」
すると光ができた。その後7日間でこの地に生きる全てのものを創った。勿論人間も。そうしてこの地を創っていったのである。
☆
やぁみんな。僕の名前はアーティファクト・デベロッペ。勇者をやってるんだ。最初はただの冒険者だったんだけど、僕の強さからみんなが
「この方は魔王を倒す勇者だ!」
って言うから、僕は勇者になったんだ。これから勇者として魔王を倒しに行く旅に出るんだ。でも僕はこの天をつくった神のことが嫌いだ。神がこんな風に僕を強くしなければこんな怖い旅に出ることは無かったのに、でも仕方がないまずは魔王だ。
「悔い改めよ!」
ん?なんか変な人があそこで言ってる。でも、僕は行かなきゃね!
☆
私の名前はマクロ・ラングゲージ。私は神のことが大好きだ、なぜなら私は金持ちだから。こういう風にこの世をつくったから私に都合のいい風にこの世ができている。私は何をしても成功する。それは私が凄いから。そう、神はこの世を造ったがそのあとは全て私の手で行ってきて、全てこの手で掴んだものだ。奴隷も、領地も、富も、名声も。
しかし、最近はつまらなくなってきた。周りの人間は、私に媚び、笑顔で接してくる。私は周りにも優しくしているから、当然ではあるが。しかしつまらない。しかしこの度勇者が魔王を退治しに行くらしい。その運用資金を私は魔王を倒してもらう代わりに1億円渡した。これで、少しは楽しいことがあるだろうか。
「悔い改めよ!」
変な人が勇者一行が行く近くで叫び始めた。
☆
神が憎い。こんな世にした神が憎い。私は奴隷商人に売られた女エルフだ。名前は無い。と言うか忘れてしまった。物心ついた時に奴隷商人に捕まった。母の顔は忘れてしまった。母の愛も...かわりに手枷と足枷をされ毎日貰えるのは少量のパンくずと水、そしてムチだ。こんな生活は耐えられない。今度谷の近くを移動するらしい、奴隷として取られる前に私は逃げようと思う。
☆
ボクはアンダスタンド・サトル。ボクの年は10週間、ボクは産まれて7週間でこの世の仕組みを理解した。この世の出来の良さ、この世の人間の罪。私は悟ってしまった。因みに両親はボクが両目が見えないのを知り早々に捨ててしまった。ボクは教会に住んでいる。ここの人間は暖かい。
教会にはこんな文字が書いてある。
これはこの世の始まり、この世で生きる全人類を見る神からの啓示である。
神は愛であり、正義である。いずれこの罪の世を裁く時が来る。悔い改めよ
ボクはこの世のことは理解したが、神という物は理解できなかった。因みにボクはまだ声帯がしっかりしていないのでまだ言葉は話せない。だから
「あぅあー」
「はいはいオムツだね」
「あぅあ〜」
「はいはい、ミルクでちゅよ」
とまぁ、こんな感じだ。
これからよろしくお願いします。連載は遅いです、