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私の『超真面目なアイデアノート:戦国編』※ただし最後に忠勝が落ちます。

掲載日:2025/10/28

最後のオチ以外は真面目に歴史もの書く時の戦術アイデアです。

最後のは、作者の脳がキャパオーバーで崩壊しただけなのでお許しを…(笑)

例えば


『戦国の夜襲について』


こういった場面を書こうとした時に、このネタを思いついて

仕上げるまでの工程が私の場合はこんな感じです。



ChatGPTと『歴史もの』の話をしている時、GPTがネタ例の一つに

「夜襲」について出したので、

『夜襲ってする側の視点で描かれること多いな。

「された側」で考えたら面白そうだな』

と思いつく。



脳内に『大河ドラマで、もし本能寺の変が描かれたら』の感じで

映像のイメージを思い浮かべてみる。

それを文章に軽く変換してみる。


「城内に響く悲鳴と放たれた火の熱気。

刀を手に敵を退けるも鎧を着て戦闘準備をする暇さえない。

最優先は君主と重鎮たちの安否。

しかし自分もこの敵の包囲網を抜けて救援に迎えるかもわからない。

敵を退けつつ、通れる道を探しながら向かわなければならない。

無駄な時間も体力も使うわけにいかない。」



これを思い浮かべていると、今度は敵の設定を細かくしないと

いけないと思いつく。

「夜襲の規模は? 統率がとれている集団なのか?

君主の位置は把握しているのか、城内の把握は?

敵兵はどうやって動いている?

場内を動く敵兵の動きに偏りはあるのか?

敵兵の強さや装備は?火の回りはどれくらい早い? 勢いは?」

さらにこれに夜襲を受けた時の味方の状態も。

「殿の寝室ではどうなっているか。味方の武将や兵の状況は?」



さらに次は夜襲を「する側の心理」を考える。

「そもそも夜襲だし、相手も寝入っているところを攻め込まれる、

武装もしていない、寝起きでの行動でまともな思考がすぐにはできない。

⇒ゆえに、正面門より大勢で火矢の一斉斉射。からの、正面から一気に

兵をなだれ込ませて夜襲相手を錯乱させる戦法を取るのではないか」



で、今度は「夜襲をする側の心理」を考え始めると、

これは「夜襲」をする時の状況なのでこれの設定のための

「敵勢の設定」が必要になってくる。


「夜襲を思いつくだけの将、ないしは軍師が敵側には存在する。

夜襲を仕掛けるだけの兵を割ける状態。

夜襲はなにを目的としたのか、またその考えに至った要因は?

なぜそのタイミングで夜襲を仕掛けたのか。

敵勢力の規模や周りとの友好敵対関係は?

置かれている状況は? 統率のとれた勢力なのか、圧政なのかとか。

また、他の勢力の状況は?」


これを全部設定した上でないとあの「夜襲の計画」に繋げられない。



で、それを全て設定するのであれば、こっちの味方勢力の状態も

詳細設定してなければ噛み合わなくなる。

ので、今度は味方側の詳細設定をすることになる。



というわけで、今までのことを全て細かく設定する。


①味方勢力


「君主」:桐竜とうりゅう 繁長しげなが

     仁義を重んじるが故に熱くなりすぎることがある。


「副将」:浅丘あさおか 景盛かげもり

     忠誠心が強く真面目なため、頑固。


「軍師」:平森ひらもり 利玄りげん

     今回の夜襲の予測もしていたため、対応が早かった。


「重臣」:鷺山さぎやま 勝重かつしげ

     武を誇る槍使い。だが考えるのは苦手なため突っ走りやすい。


「小姓」:伊倉いくら 頼成よりなり

     武家出身で傍で身を守ることも可能な繁長の小姓。


「勢力の位置と規模」

山間に位置し、辺りは城壁と深い堀で覆われている。

中規模。周りとの友好関係も概ね良好。同盟を組んでいる勢力もある。


「勢力の配下の信頼度と民心」

仁義に厚い君主なので配下からの忠誠心は高く、

民衆にも好かれている。


「城の防衛と構造」

高い城壁と深い堀に覆われている。本丸御殿に君主の寝所、

二の丸に身内と重臣の者たちの寝所がある。

本丸と二の丸の間に庭と小さな池と井戸がある。

また、本丸御殿には東側に抜けられる隠し通路がある。

隠し通路が東側に位置するのは同盟国の佐島家が東隣に位置しているため。


「敵対関係」

北側に領地を持つ三友家がこちらの同盟国の佐島家と数年前に互いの国境にて

小競り合いを起こし、以降は敵対関係になり、桐竜家も敵視しているもよう。

こちらの同盟国の佐島家は周囲の勢力の中でも一番勢力が大きい。

対して桐竜家と三友家は勢力が拮抗しているため、攻め入りやすいと踏んだ。


②主人公の設定


羽崎はざき 喜助きすけ

桐竜 繁長の重臣。武家の出。刀を得意とする武将。

知略も得意で冷静沈着。


③敵勢力


「君主」:三友みとも 芳和よしかず

     厳格で領地に圧政を敷いている。


「軍師」:鳳生ほうりゅう 影満かげみつ

     狡猾なタイプ。夜襲戦時には城の外で指示のみ飛ばしていた。


「重臣たち」

忠誠心が高く指示どおりに動くが、自己判断が必要な場面になると途端に

動けなくなる。いわゆるマニュアル人間タイプが大半。夜襲戦には不参加。


「勢力の位置と規模」

領地の北には海がある。桐竜家と同じ程度の中規模。

南東に位置する佐島家とは敵対関係。どの勢力とも同盟を組んでいない。


④夜襲を仕掛けた側の意図


この周辺で最も勢力の大きい佐島家と敵対関係にあり、佐島家に対して

何か仕掛けたくてもできずに膠着状態が続いてる。

そこで、『佐島家と友好関係にある桐竜家であれば、自分たちと拮抗した

勢力なので攻められるのでは?』と踏んだ。


⑤夜襲戦の内容(敵側)

開始:深夜丑刻(雨天不可)、太鼓二打の合図より正面門から火矢一斉射

目的:君主の捕縛

兵力:総勢800(突入班300、妨害・火付け班200、

   寝所班30、後備270)



ここまで設定すると内容のブレなく書き上げられる。

ちゃんと昔の戦術として使われてるような夜襲方法をとってみています。

というわけで、軽く書いてみます。



---------------------◇------------◆------------◇---------------------


            『夜襲戦:された側』



深夜の静まり返った二の丸の室内に、突如として熱気と

兵士たちの鬨の声が響き渡った。


何かが起きたと、武士の本能で咄嗟に布団から身を飛び起こし、

頭上に置かれた鞘に入った愛刀を手に取った。


部屋から出ようとしたその時、部屋の襖が乱暴に開け放たれ、

複数の兵士たちがなだれ込む。


考える間もなく襲い来る兵士たちの刀を鞘のままの愛刀で受け、

兵士の脇に鞘部分を横から叩きつける。


喜助きすけ(何が起きた?敵襲か?…平森ひらもり殿の懸念していた三友みとも家の者か?)

敵兵を躱しながら人を、周囲を確認していく。


喜助(部屋に4人…周囲からは熱気…火を放ったか。

ならばあまり猶予はないか…。鎧を着込む時間もない。

刀を下手に消耗させるわけにもいかぬな。

とにかく殿の御身を守りに行かねば…!)


鞘に入ったままの愛刀の刀身で敵兵のこめかみを強打し、他の敵兵も何とか

退けると部屋を駆け出し、二の丸の廊下を走り出す。


あちこちからは火の手と強い熱気、刀のぶつかり合う剣戟の金属音に

敵味方の入り混じる人の叫び声で騒然としていた。


「はぁっ!!」


聞き覚えのある声とともに近くの襖とともに敵兵が吹っ飛び、

廊下の壁に敵兵が叩きつけられた。


部屋からゆっくり敵兵を警戒しながら槍を構えた一人の武将が顔を出した。

喜助「鷺山さぎやま殿!!」

声を掛けて近寄る。

鷺山「あぁ、羽崎はざき殿か。無事だったようだな」


互いに背中合わせになり、辺りを警戒しながら話す。

喜助「鷺山殿も。して、状況は?」

鷺山「いや、自分にも分からん。寝ていたら途端にこれよ」

喜助「そうか…やはりみな同じような状況か」


鷺山「殿が心配だ。急いで向かおう」

喜助「あぁ、行こう」

熱気が押し寄せる中、火で崩れた道を避けつつ廊下を進み、

二の丸から出ると本丸御殿へと向かう。


外でも大勢の敵兵が次から次に押し寄せ、襲ってくる。

その数に仕方なく鞘を捨てて愛刀で応酬する。


城内は敵にかけられた火で赤く染まり、強い熱気を帯びている。

周囲からはおびただしい数の敵味方の交戦する声と剣戟の金属音、

そして悲鳴…。


敵の攻撃に倒れた味方の一般兵が目の端に見えたが、助けに向かう

余裕さえない。


自分たちに向かってくる敵兵を何とか退けながら二人は本丸御殿へと

足を踏み入れた。


喜助「殿ー!!どちらにおられますかー?!」

鷺山「殿ーっ!!」

城内の敵兵を蹴散らしながら二人で叫んで当主の繁長を探す。


ほどなくして本丸御殿の東側の廊下にて、繁長しげながと小姓の伊倉いくらに出会った。

鷺山「殿!!伊倉殿!!」

喜助「殿、伊倉殿、ご無事で何よりです。」

繁長「あぁ。喜助、勝重かつしげ、無事だったか」

伊倉「お二人もご無事で何よりです。」


一瞬、四人がホッと胸を撫で下ろした。


繁長「して、現状はどうなっている?」

喜助「はい。どこも似たような状態です。突然の敵の夜襲に

味方兵は混乱の中、装備もままならずに応酬する形となり、

かなりの被害が出ております。また、鷺山殿とは合流できたのですが

他の武将たちを探す余裕もなくこちらに向かった次第でございます。」

繁長「ふむ…そうか。」


「殿!!ご無事でしたか」

声のする方を振り向くと廊下の先から、副将の浅丘あさおかと軍師の平森が

複数の武将を連れてこちらへ向かってくる姿が見えた。


繁長「あぁ、景盛かげもり利玄りげん。お前たちも無事で何よりだ。」


平森「殿、急いでここの東側より隠し通路にて一度城内から脱出しましょう。」

繁長の近くに来るなりそう言うと廊下の先を見やった。


繁長「そうだな。よし、全員、隠し通路へ向かうぞ」

武将たち「はいっ」

辺りを警戒しつつ全員で隠し通路へ向かい中を通り抜けると、

城の東側の城壁の外へと無事に到着した。


平森「殿、これからのことですが…このまま東へ抜け、

我が同盟国の佐島さじま家当主、佐島様の元へ向かうのはいかがでしょうか?」

繁長「そうだな。佐島殿であれば我々を受け入れてくれるやもしれんな。

総員、このまま東の佐島家当主の元へ向かうぞ」

その場の全員が「はい」と頷くと東側の森へと足を踏み入れていった。


それから数刻の後、佐島家の城へと到着。

繁長が夜襲の経緯と、敵は三友家の者だということを話すと、

佐島家当主はそれを機と捉え、この後、我々桐竜とうりゅう家の者たちを自分たちの傘下に

迎え入れ、たった数日にて挙兵し、そのまますぐに三友家本拠地へと進軍、

瞬く間に陥落させた。


三友家の勢力は壊滅。領地を新たに得た佐島家は勢力を拡大。

そのおかげで夜襲によって奪われた桐竜家の領地も奪還。

後に、数年かけて城の復興もされた。


そして、佐島家が十数年をかけてこの後、天下統一を果たすが

それはまた別のお話ーー。



                ー完ー


---------------------◇------------◆------------◇---------------------




…で、こういう風に本編を書き、やたらに細かい設定を

何時間と思考し続け、ド真面目なことばかりしていると疲労が溜まり、

とても強い反動が起きます。


そして、その反動でどうなるかというと…



---------------------◇------------◆------------◇---------------------


           【毛利家・三本の矢の逸話】



毛利当主「このように、一本では容易に折れてしまう矢でも、三本束ねれば

簡単には折れぬのだ」

臣下たち「ほぉ…」

毛利当主の手元を見て感心する臣下たち。そこへ…


忠勝「ふんぬっ!!」

なぜかそこにいる忠勝が三本の矢を持ったかと思うと折ろうと力む。

すると、三本の矢が折れると同時に…


バキッ!!

ドゴォーーーン!!!!


轟音ととも床が抜け、三本の矢と忠勝、床の下へーー。


毛利家当主&臣下一同・心の叫び

『な ん で そ う な っ たーーーー?!?!?!』


(ナレーション)誰かが言った。力こそパワーだと。


                ー完ー


---------------------◇------------◆------------◇---------------------



脳があまりの真面目さに耐えられなくなって崩壊しました(笑)

という、オチ(いや、落ち?)


チャンチャン♪



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