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花満ちる時に嫁入りします  作者: ゆりあ
芽吹きのお茶会
7/30

目の保養になりますね

「突然ですが、失礼します」


「ふふふ、ルーカス、いらっしゃい」


王族特有の銀の長い髪に紺瑠璃の瞳の青年…

ああ、もの凄く、神秘的なお方…


ルーカス様も、王族のお方でしょうか…?


恐れ多すぎます、ここは、静かに見守ることを徹底いたしましょう…!


「お茶会中なのに………

いきなりで、申し訳ありません。」


「あらあら、大丈夫よ、ルーカス様」


「そうよ、相変わらず、お美しくて、目の保養になるから、大丈夫ですよ〜。」


イストレラ夫人とミリーエ夫人は、嬉しそうに微笑んで、大歓迎しています。


目の保養……確かに、目の保養になりますね。


王族に関係する方々は、どのお方も、お美しい容姿の持ち主なのですね?





「何か、ありましたの?」


「お手紙が届いていまして。」


「あら!わざわざ、ありがとう!

それは、急ぎの手紙なのかしら?」


「ある意味、急ぎですね

こちらは、王太子妃殿下からです」


「まあ!リーゼロッテから?」


「はい、宜しくお願い致します」


まあ!あのリーゼロッテ王太子妃様から!


アールノルフォ公爵家の長女リーゼロッテ様、王太子妃殿下になられたお方です。


公爵家の5人兄弟の姉妹にあたるお方です。


ああ、もしかしたら、緊急かもしれないので、早めに届けようとなったのでしょう。


王太子妃殿下からのお手紙を、わざわざ届けに来られたルーカス様、何者なんでしょう?





「まあ! なんてこと!

素晴らしいわ! おめでとうございます!」


「お義母様、お義母様、リーゼロッテ様から

何という手紙がありましたの??」


「イルファレス王太子殿下とリーゼロッテの間に男児が誕生したみたいなのよ!」


「まあ! なんて素晴らしいのでしょうか!

おめでとうございます!」


「おめでとうございます、王太子妃殿下!」


「まあ! おめでとうございます!」


「皆様からの祝福、お伝えしますね」


「ええ! 宜しくお願いしますね?」


「はい、任されました」


イルファレス王太子殿下とリーゼロッテ王太子妃殿下の間には、国王陛下の孫娘にあたります7歳のリーシュリ姫様と3歳のマリーナ姫様、可愛いらしい姉妹姫がいらっしゃいます。


この王国の王位は、男児しか継げないために、男児の誕生を待ち望んでおりましたが…


さすがに、7年の間、男児の誕生がない為に、王太子殿下のお次の国王は、第二王子か…


男爵家にも噂で伝わる程に、そう言われておりましたが、今回は、男児が誕生したので、これからも、安泰なのでしょう。

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