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花満ちる時に嫁入りします  作者: ゆりあ
芽吹きのお茶会
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仲良くして下さいね?

「初めまして

ファウスティーナさん」


「はい、お初にお目にかかります!」


「わたくしは、アールノルフォ公爵家の嫡男

キース様の妻、イストレラです。」


「あの『赤百合の姫君』様でしょうか!?

お父様からご活躍をお聞きしております!」


「まあ! 恥ずかしいわ!」


真っ赤な長い髪に若葉のような淡い緑色の瞳、美しくい貴婦人、イストレラ夫人。


彼女は、カライン辺境伯閣下のお姉様にあたる女騎士『赤百合の姫君』様です。


「お恥ずかしながら、騎士団の皆様からは、

そう呼ばれているみたいですね。」


「イストレラ夫人、宜しくお願い致します」


「ふふ、宜しくお願い致します。

お義母様から、お話は聞いていましたけれど、なんて可愛いらしい方なんでしょう!

仲良くして下さいね?」


「は、はい! 

ありがとうございます!」


なぜ、高貴な公爵夫人と、公爵家の嫡男夫人がいらっしゃるお茶会に呼ばれたのでしょうか?


わたくしは、場違いすぎませんか?緊張して、紅茶やお菓子の味が分かりませんよ!?




「うふふ、初めまして」


「はい、お初にお目にかかります!」


「あらあら、とても緊張しているみたいね?

わたくし、メフィール侯爵家当主にあたりますライゼン様の妻、ミリーエよ。」


「ミリーエ夫人、はい、こういう場は、初めてで緊張していますが、宜しくお願い致します。」


「うふふふ、ええ、宜しくお願い致しますね。

可愛いらしいお客様が来て、嬉しいわ。」


艶やかな黒の短髪に焦茶の瞳のミリーエ夫人。


ミリーエ夫人については、後日知りましたが、カライン辺境伯領出身の伯爵令嬢です。


イストレラ夫人と同時期に、王都のメフィール侯爵家に嫁入りをしたようですね。


「わたくしの夫は、アールノルフォ公爵の従弟にあたるお方。義理の親戚でもあるのよ。」


「そうなのですね!」


なるほど………!


ミリーエ夫人は、アールノルフォ公爵の寄り子であるメフィール侯爵家と繋がりを持ちたくて嫁入りしたのですね…!


イストレラ夫人とミリーエ夫人、この二人は、非常に、仲良い親戚で、親友のようです。


「貴女は、どちらの寄り子なのかしら?」


「ゲオンリーグ伯爵家でございます。

お父様の父方の再従兄にあたります。」


「あら、私の夫とゲオンリーグ伯爵は幼馴染で、とても仲が良いのよ」


「まあ! そうなのですね!」

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