表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【エッセイ】で?

作者: 埴輪庭

 筆者はわりと毛深くて、腕やら指やらにもフツーに毛がはえてるんですけど、まあこの辺を一切気にしない…わけではないんですねやっぱり。


 除毛とかちょいちょいしたりはしていました。

 ただ、最近はそういうのもさっぱりしてないです。


 なぜなら彼女と一緒に寝ているとき、彼女が「ンションションショ」っていいながら筆者の毛を抜こうとするからです。

 当然実際に抜くわけではなく、抜くフリです。


 その様が控えめにいっても相当可愛く、この光景を見るためならば腕毛だの指毛だのに拘泥する必要はないなと感じました。


 このンションショはちいかわが好きな人なら、あああれか、と分かるかもしれません。


 ハチワレだったかちいかわだったかがンションショいいながら草をぬいているLINEスタンプがあるんですよ。


 そして彼女はかなりヘビーなちいかわファンです。

 つまり、筆者の毛を草と見立てているわけです。


 このンションショが始まった場合、筆者は毛先の部分のみを彼女の頬へ接触するように腕を震わせます。


 これは筆者の腕毛で彼女を擽ろうという意図でやっています。


 ◇


 また、彼女は一緒に寝ているときに“わぬわぬ”といいながら抱きついてくることがあります。


 このわぬわぬという掛け声はワヌ山というキャラクターにちなんだものです。


 調べてみれば分かりますが、これはなかなか可愛いです。


 筆者がこのワヌ山を知ったきっかけは彼女が使用するLINEスタンプで、最初は彼女の好みに同調し、まあ言ってはなんですが媚を売るに近い感じで自身も気に入ったふりをしていました。


 なぜならば人間とは自分が好きなモノを同じように好いてくれる相手に比較的好感情を抱きやすいからです。


 まあこの辺は相手にもよるとおもいますが。

 下手なアピールはわざとらしいと嫌悪される場合もあります。


 筆者と彼女の場合はこれは良い方向へ働きました。


 ともあれ、よくよく調べてみればワヌ山は相当に可愛く、気付けばフリではなくガチとなっていました。


 これについては好きになる速度が想像以上に早く、なるほど、たとえフリであろうとも態度を表に出すことで虚が真となっていくのだなと自身の心と体で実感したものです。


 また、これは余談ですが彼女が“わぬわぬ”という掛け声とともに筆者に抱きついてきた場合、筆者もまた“ワヌワヌワヌ!”と応じて彼女に抱きつきます。


 仮にこのエッセイを読んだ人がいれば、「で?」と思うでしょうが、これはただの惚気なのでその辺よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] タイトルからは想像のつかないダダ甘さ。 かと思えば最後はタイトル回収できちんと落とす手腕。 文句無しの★5です。 どうぞ末永く爆発しやがれください(笑)
[良い点] ほのぼのとしました。彼女さんとお幸せに……(手を合わせる)
[一言]  ば く は つ す れ ば い い と お も い ま し た  まる!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ