転移者の要望
お読み頂き誠にありがとうございます。
頑張って1日1話の短いスパンで投稿できるように頑張ります。
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74日目
今朝は防具の受け取りに行きます。
防具屋さんに入るとデムズさんが鎧を準備して待っていました。
「おう、来たな、これが完成した鎧だ!」
そう言ってゾルス達の鎧を見せながら笑います。
「ゾルス、バルタ、ロゼフ、着てみて、違和感があるようならすぐ言って」
そう言ってゾルス達に着用を促します。
ゾルス達は鎧を付けた状態で少し体を動かし着心地を確かめなんか感動しています。
「マサト様、この鎧は体にピッタリでまるで自分の体のようです」
そう言うゾルス達をみてデムズさんは満足げに頷いてます。
「デムズさんありがとうございます。お代は受け取ってもらえないですからこれ、お礼に置いておきますね。前回のお酒とは違いますが多分気に入ってもらえると思いますから」
そう言って日本のショッピングモールから戴いて来たウイスキーを1本置きます。
「バカ野郎!礼なんか要るか!!素材の残りを貰って礼なんか受け取れるか!!。ま、まあそれは貰っといてやるが・・」
そう言ってそそくさとウイスキーをしまい込みます。
前回、日本酒を置いて行ったのですが今回はウイスキーを置いて行ってみます。
デムズさんにお礼を言って、領主館へ報告に向かいます。
「それで3日で13の村の防衛機能を上げて来たと?」
「そうですね、まあ今回もデムズさんとの約束があったのでいったん帰ってきました。明日からは砦に行くので村の方の再開は4.5日後からですかね」
そう言うと先に村の方をやってくれと言わんばかりの表情ですがグランバルさんはとりあえず納得したようです。
「それとグランバルさん、なんか村の人に見せる書状みたいなの作ってもらえません?」
「なんでだ?」
「いや、毎回村に行って説明すると何言ってんだコイツ的な目で見られるんですよね・・。それにゾルス達に手伝わせればもっと効率上がりますし」
そう言うとグランバルさんは少し考えてから一枚の書類を作成してくれます。
「これで、いいだろう、一応お前の連れている魔物は無害でマサトが使役していると書いといた」
そう言って渡された紙には領主の印鑑みたいなのも押されてなんか正式な書状っぽいです。
「マサト、とりあえずサンダーウルフを1~2頭プレモーネに置いていけ、何かあった時に連絡が出来ないのはまずい」
まあ確かに自分的にも何かあった際に連絡が取れないのは困るので了承し、領主館を後にします。
なんか相当いいように使われてる感じがするんですが・・・。
そう思いながらとりあえず月山部長の所に向かいます。
うん、とりあえず物資を預けたいし、滝山さんの件も相談しないといけないですしね。
「こんにちは~」
そう言って相談所に入ると月山部長は何かの書類を作成していましたが手を止めてこちらを向きます。
「すいません、仕事のお邪魔したみたいで。」
「いや、かまわんよ。少し休憩しようかと思ってたところだしな」
そう言ってソファーを促されお茶を頂きながら話をします。
「そうか~滝山君が戻ってこないのはそういう理由だったか~」
そう言って滝山さんの近況を説明すると部長もなんとなく納得している感じです。
「まあ、とりあえず明日には砦に向かいますんで一度連れ戻します」
「まあ、本人の意向もあるだろうけどそうしてくれると助かるな」
「それで、今回転移して来た人達ですが何か問題とか起きてますか?」
「それについては、転移直後に日本人が直接説明をしてくれたんで特に問題などは起きていないがやはり衣食住のすべてが日本と異なるからやはりそこに不満が溜まっている感じだな」
そういって月山部長もこればっかりはお手上げという風なポーズを取ります。
「とりあえず、下着や肌着などの物資を置いて行きますんで間に合わせに使ってください」
そう言ってアイテムBOXから下着や肌着、衛生用品などを出しておいておきます。
「そういえば、武内君が試そうとしていた特殊フォルダーはどうだった?」
「それが、まだ現在は詰め込み作業中で終わってないんですよ」
そう言て戦争から村の防衛強化の話をします。
「そうか、グランバルさんの頼みで人命がかかってる仕事を頼まれたらそっちが優先になるな。まあ出来るだけ早めに物資を安定供給できるようにしてもらえると助かるが、そうも言ってられんな・・」
「そうですね、一応砦から帰って来るまでには大体終わらせておく予定で進めます」
「そうしてくれると助かる。あともう一つ不満が上がっていてな」
「どういう不満ですか?」
「それがな、風呂が無いという不満なんだよ」
そう言えばこの世界にお風呂に入るという習慣は聞いたことがありません。
この世界の人は水やお湯で濡らしたタオルで体を拭くか水で体を流すくらいで、湯船につかる習慣は無いようで、日本人の宿舎にもお風呂が設置されていないのが不満のようです。
「お風呂か~。そうですよね、自分の家とかにはありますが宿舎には無いですもんね」
「そうなんだ、私も武内君の野営用の家で風呂に入ったっきりで後はタオルで体を拭くか水をかぶるかぐらいだしな」
そう言われてみれば、宿舎が出来たので安心してお風呂の事を忘れてました。
「グランバルさんには相談しましたか?」
「ああ、したんだがな・・・。まあそう言う風習が無いからかあまり良い返事を貰えていないんだよ」
そう言って月山部長は困った顔をしています。
「じゃあ、砦から戻ってきたら風呂建設に取り掛かりますんで、部長は各宿舎の増築許可をグランバルさんに貰っておいて貰えますか?」
「許可を貰いにいくのはいいが、依頼された村の件はいいのか?」
「まあ、風呂建設は時間がかかりませんし1日で全宿舎に設置しますよ」
そう言って相談所を後にしてとりあえず採掘場に向かいます。
「ラル、あの採掘場までよろしく」
そう言ってラルに跨ると採掘場に向かいます。
うん、ラルは風を受け気持ちよさそうに走っているけど乗ってる方は風圧すごいからね・・・。
採掘場に着くと前回魔物を大量に討伐した際の血の匂いで集まってきたのか魔物が結構います。
「ゾルス、バルタ、ロゼフ、それにアルチ達とラルもとりあえず魔物を狩っておいて」
そう言って魔物の討伐を任せ自分は石の採集を行います。
今回は風呂を作るので錬成術で大きめに石を採掘して行きます。
大体5×5メートル位の岩を200個近くをアイテムBOXに収納し魔物討伐の様子を見ると、魔物は狩られるか追い散らされ、討伐された魔物は魔石を取り出されて山積になっています。
「みんな、ご苦労様」
そう言って一同をねぎらってから再度プレモーネに戻ります。
まあ風呂を作るだけなら200個も石は要らないんですが、今後何かに使う予定が出来た時にいちいち採掘に来るのも面倒なので多目にアイテムBOXに収納しています。
「まあこれでお風呂問題は解決するでしょう」
そう思いながらプレモーネに戻り自宅でお風呂用の魔道具の制作と砦から帰って来て行う村の防衛強化のルートを決めておきます。
「ゾルス、バルタ、今日の晩御飯は二人に任せるから美味しいのよろしくね」
そう言て、今晩は久々に感じる自宅でのんびりとした時間を過ごします。
75日目
今日は早朝から家を出て二ホン砦に向かいます。
森に入るまではラルに乗って、森に入ったらアルチ達サンダーウルフ達に先導を頼み走って砦に向かいます。
明るいので足元の心配もなく順調に進み、砦には夕方頃には到着しました。
「なんか来るたびに砦の形が変わってるよね」
「そうですな、とりあえずもう少し増築をしたら後は機能性と居住性、あとは近隣に畑などを作成して作物を育てて自給をめざします」
そう言って胸を張ってロゼフが説明をしていますが、ゴブリン軍団をどれだけの大所帯にするつもりなんでしょうか、、どう見ても初期の砦の2倍以上の規模になっています。
そう思いながらも来客用の屋敷を宿舎にして今晩の所はゾルス達とホブゴブリン達と編成を変更する事と、今後の方針とやってもらう仕事を伝えます。
当初ホブゴブリン達は困惑していましたが、今回の戦争の話をし、集団戦を視野に入れた編成を行う事を伝えることで再編成をすることの必要性を伝えます。
とりあえず、どのぐらいのゴブリンが居るのかも明日報告して貰う事にして、あとは滝山さんにプレモーネに戻る事を伝えます。
滝山さんは、ここに住むと言い出していましたが、月山部長をはじめ同僚が心配している旨を伝え、二ホン砦には滝山さん用の別荘を作り、いつでも出入りしていいという条件で渋々帰る事に納得をしてくれました。
因みに滝山さんは、砦生活でレベル90を超えたようですので多分一人でも往来できる気がします。
うん、趣味に生きる人間って趣味の為なら予想をはるかに超えるから驚かされますよね・・。
お読み頂きありがとうございます。
またブックマーク・評価を頂きありがとうございます。
拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがお読み頂ければ幸いでございます。
あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。
また、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。
誤字のご指摘ありがとうございます。
出来るだけ1日1話を目指しますが仕事の関係で2日に1話になる日もあるかもしれませんがこれからも頑張って書いていきます!!!




