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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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軍使と要求

お読み頂き誠にありがとうございます。

頑張って1日1話の短いスパンで投稿できるように頑張ります。


お読み頂いた皆様、ブックマーク・ご評価を頂いた皆様、誠にありがとうございます。

「いや、お前帰れ!!」


一団から出て来た人間を、というかその格好を見た瞬間つい言葉がでました。


「ま、まて!私はバイルエ王国軍の軍使として来た。ドグレニム領、領主のグランバル殿に会いに来たんだ!」

どうやらバイルエ王国軍の軍使のようです。


「自分は武内真人、日本人ですよ。まあドグレニム領の戦力の一端を担ってますんで関係者ですが、明らかに痛い日本人をグランバルさんに会わす訳ないでしょ」


「誰が痛い人だ!!こっちは正装で来てるんだぞ!!それを痛いってお前それでも日本人か!!」

「いや、日本人だけどむしろお前みたいな痛い奴が普通の日本人と思われるのは迷惑だ!!帰れ!!」


そう言うとバイルエ王国軍の軍使の痛い人はさらに食って掛かってきます。

本当にネレースは転移者をランダムに選んだのか疑問になってきます。

なんか異世界に来た人って、痛い人多すぎない?


そう思いつつ面倒なので連れて行くだけ連れて行ってみようと了承した旨を伝えますが臨戦態勢は解きません。


「イルチ、グランバルさんにバイルエ王国軍の軍使が来たから連れていくって伝えて、ウルチ、エルチはアルチ達の所へ行って予定通りにして」


そう言うと影から出たイルチがプレモーネに向かい、ウルチ、とオルチは音を立てる事もなくアルチ達のもとに向かいます。

あ、カウア達どうしよう。


そう思いながら、ラルの向きを変え軍使の一団をプレモーネに案内します。

途中カウア達に出くわすかと思っていましたが、恐らく先ほど渡した大量の魔物の死体を森の中に撒きに行っているので道の近くには居ないようです。

とりあえず念話で町に戻るからそのまま死体を撒いて終わったら森の入り口で待機と伝えておきます。


プレモーネに着くと門の前には兵士が200程待機していてなんか既に臨戦態勢と言う感じです。

門をくぐり軍使と名乗った日本人と数人の兵士を連れて領主館に向かい、お供の兵は守備隊の練兵場で待機させています。


「マサト、そいつが軍使か?」

「本人がそう言っているので軍使だと思いますよ?」


そう言て自分用に用意された席に座り軍使が口を開くのを待ちます。


「私はバイルエ王国軍の軍使として来たシ〇ア=ア〇ナ〇ルと申します。この度はドグレニム領、領主のグランバル殿に・・」

「やっぱりお前帰れ!!」


痛い人の口上が終わる前につい口から言葉が飛び出します。


「貴様!使者の口上を遮り帰れとは失礼だろう!!」

「だったらまず、普通の服装できて本名を名乗れ!!ここはコスプレ会場じゃないんだよ。むしろ失礼はお前だろう!!!」


「これは正装だ!!」

「黙れ!!その何処が正装なんだよ!!むしろ実物より足短いし、背低いし、腹出てるし、髪黒いし、口調が微妙だし、軍使としても、原作に対してもファンに対しても失礼だよ!!せめてその被り物すべて外せ!!」


そう言うと諦めたのか痛い人は被り物を外し素顔になって改めて名乗り出します。


「私はバイルエ王国軍の軍使として来た土田一郎といいます。今日はドグレニム領、領主のグランバル殿にはドグレニム領に居る日本人をバイルエ王国に引き渡してもらう為に来ました」


「ツチダと言ったか、なぜ引き渡さないといけないんだ?」

なんかグランバルさんが外交モードに入ってる気がします。


「それは、現在バイルエ王国軍はドグレニム領に向かう道でいつでも攻込めるように待機しています。グランバル殿には戦争を回避するために日本人を全員引き渡してほしいと言いに来たのです」


「それは随分と自分勝手な言い分だな、勝手に理由もなく攻込もうとしておいて日本人を引き渡せさもなくば攻めると恫喝する。バイルエ王国は随分落ちぶれたようだな」


そういうグランバルさんに痛い人改め土田に付いて来た兵士がいきり立ちますが、当の土田はどこ吹く風です。

「強いものが弱いものを守る、それは当然の事、実際にバイルエ王国が日本人を保護することでドグレニム領は他国から無用な戦争を仕掛けられる心配は無くなる。そういう事です」


本来はグランバルさんの仕事なんでしょうが相手が日本人なのでつい口をはさんでしまいます。


「お前さ~どの口がいってるの?勝手に戦争吹っ掛けてきて何ふざけた事言ってるの?」

「ふざけた事ではない!兵もろくに居ない辺境領主風情に保護されるよりも国力のあるバイルエ王国が保護をするべきだと言っているんだ!!」


「領主風情ね・・・。確かに兵力は少ないけど、お前高々3千5百で森を抜けてこのプレモーネ落とせるとおもってるの?」


「お前は馬鹿か?3千5百の兵が居て森を抜けられないわけがないだろう!こんな城塞都市など1日もあれば落とせるに決まってるだろう!!」


そう言って土田は激高しています。

「てかさ~お前レベルいくつ?」

「それがどうした!俺のレベルを聞いたら怖気ずくだけだぞ!」


そう言って土田は胸を張り自分のレベルを自慢げに言い出しました。

「134だ!」

「はっ?」


「だから134レベルだ!お前らとは格が違うんだよ!格が!!」

「はっ?134?たったそれだけ?」


「たっただと?お前レベル134だぞ!!俺を上回る日本人なんか居ないんだよ!!!」

そう言って上から目線でこちらを見ていますが、これからの展開を想像すると、なんか可哀そうに思えてきます。


「君さ~レベル100達成時の順位2位以下だったでしょ」


そう言うと土田は驚いた表情を一瞬しましたがすぐに表情を引き締めます。

「それがどうした?レベル100の時は2位だったが、レベル150か200になった際1位になるのは俺だ!!」


「うん、それ無理だね、レベル150に特典は無いし、レベル200になった際も2位以下だよ。まあ頑張ればレベル300の時に1位を取れる可能性はあるかもしれないけどね」


そう言うと土田は目を吊り上げて怒鳴ります。

「おれがレベル200に達しても2位だと?ふざけんな!確かにレベル100の時は一位の奴の後塵を拝したが次は1位を取ると決まってるんだ!!!」


「だから無理だって、既にレベル200達成の1位は決定してるし。それも転移後19時間36分ほどでね。」

「決定してるだと?どういう事だ、誰が1位を取ったて言うんだ?」


なぜ気が付かないんだろう?ここまで言ったら普通気が付くと思うんだけだけど・・。

そう思いますが土田は気づかないようで目を怒らせて肩を上下させています。


「カルシュウム足りてる?血圧上がるよ?」

「カルシュウムも足りてるし、血圧はもともと低血圧だから多少上がっても問題ない!!」

元々が低血圧だからって急に血圧が上がったら危ないと思うよ・・・。


「そう言うお前はレベルいくつなんだ」

「レベル?258だけど?それが?」


「258だと?」

「うん、レベル258、因みに町に着いたのも1位、他にも各種1位の特典貰ってるよ」


そう言うと土田は思い当たる事があるのかもしれませんが驚愕の表情を引き締めます。

「どんな卑怯な手を使ってレベルを上げたんだ!!言ってみろ!!」


「卑怯な手は使ってないよ。只の偶然と自然災害と幸運が重なっただけ。まあ無駄な努力はしてないね」

「無駄な努力だと?俺がどれだけ苦労してレベルを100まで上げたと思ってるんだ!!それを無駄な努力だと?」


「まあ1位取れなかったなら無駄な努力だね、まあ2位取れたんなら多少は無駄ではなかったんだろうけどね」

そう言うと土田は黙り込みこちらを睨みつけています。


「まあそう言う訳だから、ドグレニム領に攻込むという事は自分とその配下と戦うという事だから、因みに自分の配下もオーガロードやオーガキングぐらいなら余裕で倒せるぐらいの力があるんだけどそれでも攻込む?」


「配下だと?」

「うん、配下、まあ今は保護した日本人の護衛しながらプレモーネに向かってるから手持ちの戦力は本来の4割ぐらいだけね」


「バカが、手持ちが本来の4割だと?ならば恐れる事は無いだろう!言わなければいいものをそれを聞いたら弱体化しているうちに叩き潰すに決まっているだろう!」

そういうと土田はニヤリと笑い強気の態度になります。


「ここから生きて帰れればそれも可能かもね」

そう言うと今度は土田の顔が青ざめます。


「貴様!!軍使を手にかける気か!!」

土田に付いて来たお供の兵士が声を上げます。


「まあ皆殺しにして森の真ん中ぐらいに捨てておけば魔物が食い散らかしてくれるから証拠隠滅は簡単だよね。実際プレモーネに軍使なんか来てないし」

そう言うと土田だけでもなくお供の兵士達も青ざめた表情です。

自分の強さを過信して敵地に少数で乗り込むからこうなるんですよね。


「まあ安心しなよ、殺したりはしないし、ちゃんと無事に帰らせてあげるから」

そう言うと土田達は少し安堵した表情になります。


「まあ攻め込んできた際は、徹底的に潰すから、生きて帰っても、ろくに兵力の居ないドグレニム領に攻込んで甚大な被害を出して逃げ帰った男として土田の評価がバイルエ王国内でダダ下がりになるだけだよ」


どうやら生きて戻れると聞いただけで安心してそれ以降の言葉は耳に届いてなさそうです。


「バカが、俺が戻ったら全軍で攻め込んで絶対に後悔させてやる」

そう言って息まいています。


「と言うよりも、無駄に争わず、ドグレニム領とバイルエ王国で交易を活発にして両方とも日本人から得た知識や技術を広めた方が無駄に争うよりもかなり効率的で現実的だと思うけど?」

土田の護衛に付いている兵士は自分の話に耳を傾けていますが土田の耳にはもはや届いていないように思えます。


「一つお聞きしても?」

そう言って声をあげたのは土田に付いて来た年配の兵士です。


「どうぞ?」

「両国で交易と言うが両国の間には深い森があり行き来を阻んでいます。それをどうやって解消するおつもりで?」


「道を作ればいいかと思いますよ。国家単位でおこなうと人も金もかかりますが、実際、自分には簡単な事ですので実質不可能ではないですね」

「ではその道を使ってバイルエ王国に進攻してくる可能性は?」

「それは無いでしょう。むしろ現在の状況を考えるとバイルエ王国の方がその道を使って攻め込んで来る可能性が高いのでは?」


そういうと兵士は言葉に詰まりますが再度口を開きます。

「では双方で不可侵を結び交易や人の行き来を自由にして我が国に利益はあるのですか?」


「まあ、そちらの日本人の人がどの程度の知識と技術、日本にあった道具を実現化しているのかが分からないので分かりませんが恐らくはこちらからバイルエ王国に輸出がメインでそれでそちらの発展速度が上がるとは思いますが」


「それでは我が国はそちらに利を与えるだけでは?」

「それは分かりません、先ほど言ったようにバイルエ王国が保護した日本人がどういう人間なのか、何人いるのか、どういう技術、知識を持っているのかをこちらは知らないので。ただ自分自身の能力を鑑みた場合そうなると思うと言っているだけです」


そういうと兵士は考えこみ、聞きたいことは聞けたという感じで口を閉ざします。

恐らくこの人が本来の外交を担う人のような気がしてきます。

自分達が確保している日本人とその知識、技術がどの程度かは全く口にせずこちらの情報のみを引き出した感じです。


蚊帳の外に置かれていた感じの土田ですが、こちらの話が終わると挨拶もそこそこに「覚悟しとけよ」と捨て台詞を吐いて退出していきました。

お読み頂きありがとうございます。


またブックマーク・評価を頂きありがとうございます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがお読み頂ければ幸いでございます。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

誤字のご指摘ありがとうございます。


出来るだけ1日1話を目指しますが仕事の関係で2日に1話になる日もあるかもしれませんがこれからも頑張って書いていきます!!!

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