表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/252

石材集めと追い込み漁

お読み頂き誠にありがとうございます。

頑張って1日1話の短いスパンで投稿できるように頑張ります。


よろしくお願いいたします。

46日目の朝です。

「マサト様、おはようございます」

そう言って今朝はハンゾウが起こしに来てくれます。


「マサト様、領主殿より使いがこられました」

どうやらハンゾウは使いの人が来たので起こしに来てくれたようです。

「領主?グランバルさんからの使いの人?」

半分寝ぼけながらハンゾウに聞き返します。


「はい、領主のグランバル殿よりの使いだと申しておりました」

グランバルさんからの使いか・・・絶対いい予感はしないよな・・・。

「で?要件って何だったの?」

「はい、朝のうちに領主館に来てほしいとの事でした」

「朝のうちにね・・・」


うんこれ絶対面倒だ。

そう思いながら着替えをし軽い朝食を食べて家を出て領主館に向かいます。

うん、馬とか乗り物欲しいな・・・。

まだ朝早いというのに大通りは結構人がいて商店などは開店の準備を始めてます。

異世界人って働き者だなってつくづく思いながら大通りを進みます。


領主館に付き応接室に通されるとすでにグランバルさんが居ます。

「マサト、朝早くからすまんな」

そう言って席を勧め、メイドさんにはお茶の用意を指示してます。


「こんな朝から呼び出しなんて何かあったんですか?」

カップに口を付けつつ質問をすると返ってきた回答は朝早くに呼び出す必要あるの?って感じの内容でした。

依頼内容は石材を取って来て欲しいというだけの事です。

「石材ですか?」

「そうだ、城塞の拡張工事をしているのは知ってるよな?その石材が不足して来ているんだ」

それ、朝早くに呼び出す理由になりますか?


「いや、マサトはアイテムBOX持ちなうえ錬成術が使えるからな、頼める人が居なかったんだ」

「まあ、確かに石材の取り出しと運搬するには効率的ですけど。2メートル四方の岩なら2、300個くらいありますよ?」


「ほんとうか?」

「はい、丸く加工していますがアイテムBOXに入ってます」

「丸くか?城壁に使うから正方形か長方形がいいんだか。丸では・・・。ていうか丸い岩をそんなに持ってって何に使うんだ?」

「えっ?丸い岩とても便利ですよ?主に山頂や坂の上から転がすと・・・魔物もぺちゃんこですから。」

「そ、そうか・・・・」

なんかドン引きされてますけどホントに便利なんですよ。たまに土砂崩れがおきますけど。


「まあ、そういう事で石材の調達をして欲しいんだ、大体1、2(あるいは1,2)メートル四方の正方形か長方形の石材を多ければ多いほどいい、出来るだけ数を取って来て欲しい」

まあ城壁の拡張は領主としての大事な仕事なんでしょう。真顔で依頼をしてきます。

「まあいいですよ。っで?どこに行けば石材をとれるんですか?」


そう言って了承の旨を伝えるとグランバルさんが笑顔になり地図を広げます。

プレモーネより北側に1日位行ったところに以前より石材を採取していた場所があるそうです。

道もあるとの事で迷わず行けるとの事なのでこれから向かうことにします。


「それはそうと、話は変わりますが、兵士の人達が使う野営のテントとかってどのぐらいの広さなんです

か?」

「なんだ?いきなり・・。テント?天幕の事か?大体1つに7~8人が寝れる大きさだがそれがどうした?」

「ああ~あと14日後には再度転移がありますから、救出後に町まで連れて来るのに寝る場所が無いと困るじゃないですか」


「そういう事か、いくつ用意すればいいんだ?」

「そうですね・・とりあえず多めに10個程あると助かります」

「わかった、用意させる。あと先に言っておくが前回転移があった場所の近くに村には兵士を100人づつ配置してあるから安心しろ、兵糧もたっぷりあるしな」

そう言ってグランバルさんがニヤリと笑います。


まあこちらの要望を即断で聞いてくれるので面倒は無いんですが人使いが荒いです。

そう思いながら領主館を出て石材採取に向かいます。

門を出て北に向かうと森に道が出来ています。


「アルチ達は先導と周辺警戒をお願い、ハンゾウは自分の護衛で、今回は目的地まで走っていくよ。どのくらい体力が続くか、どの程度時間短縮できるか検証したいから・」

そう言ってアルチ達に先導と周辺警戒を任せ走り出します。


日本でサラリーマンをしていたころは100メートルか200メートル走ったら息切れしていたでしょうが今はまったく息切れもしませんし苦しくもありません。

ステータス補正すごいな・・。

そう思いながらさらにペースを上げて採石場を目指します。


日が昇りきった頃には採石場に到着しました。

途中魔物との接触も無かったので早く着いたようです。

まあアルチ達が魔物を追い払ってくれていたはずなので魔物が現れることはないんですが。


「ふぅう、ちょうど昼頃かな?」

そう言って到着した採石場を見渡します。

「マサト様、ここから石を取り出すのですか?」

そう言ってハンゾウが採石場を見上げています。

「そうだよ、上から下に向かって石を切り出して採石していくんだ」


どうやらハンゾウは自然物とは違う岩肌を見て驚いているようです。

うん、確かにこういう場所って自然物とは違う趣があるしね・・・。

そう思いながら採石を開始するために採石場の岩場を登り頂上に行きます。


錬成術で岩を1メートルと2メートル四方の正方形と長方形を一気に作りアイテムBOXに収納しまくっていきます。

高レベルで魔力もかなり余裕があるのでいくらでも採石出来る気がします。

調子に乗って採石をしていると気づいたら日が傾き夕方になっていました。

アイテムBOXリストを開くと各大きさの石材が千個単位で収納されています。

やり過ぎたか・・・。そう思いながらリストを閉じ野営の準備を始めます。


「マサト様、このまま走って帰れば今日のうちに町に帰れますが野営されるのですか?」

そういうハンゾウに明日の予定を話します。

「そういう事ですか。かしこまりました。では私も魔石回収を頑張ります」

そう言ってハンゾウは周辺警戒に向かいます。


「アルチ、お願いがあるんだけど」

そう言ってアルチ達を呼んで明日の予定を話します。

「わかりました、では今のうちから周囲に散らばり明日の日が昇った頃に誘導できるように準備を致します。」

そう言ってアルチ達は森の中に消えていきます。

うん、明日に備えて食事をして風呂に入って寝よう。

そう思いながらレトルトのカレーとご飯を湯煎して温めます。

うん、異世界でレトルト食品って贅沢なのかな?



47日目の朝です。

今日は早めに起き食事を済ませ今は準備運動をしています、

「ハンゾウ、準備はいい?とりあえず本当に危険だと思うまでは手を出さなくていいからね」

「はい、かしこまりました」

そう言ってハンゾウは後方に下がります。

さて、アルチ達はどのくらい集めてくれたかな。

そう思いながら獲物を待ちます。


「ウォーン」「ウォーン」

アルチ達の遠吠えが聞こえます。

次の瞬間遠くから地響きが足に伝わっり、そして地響きは徐々に大きくなっていきます。

ドドドドドドドドドッ・・・


ドドドドドドドドドッ!!!


「来た!!」

そう言ってミスリル製の日本刀を抜き放ち構えます。

一応アイテムBOXには予備の日本刀と大剣を収納しています。


暫くするとポツポツとそしてどっと溢れるように森から魔物が出てきます。

ゴブリン・オーク・コボルトに獣型の魔物、虫型の魔物、中にはオーガやミノタウロスも混ざっています。

「大漁!大漁!」


そう言って刀を構え魔物の群れに突っ込みます。

ザッシュ!バシュ!ドッス!!


戦いと言うよりあたるに任せて刀を振るうといった方が正でしょうか?

ミスリル製の日本刀が血糊で切れ味が落ちるとアイテムBOXから大剣を出し魔物を切り倒していきます。

ザッシュ!バシュ!ドッス!!


辺りは魔物の鳴き声、断末魔、血の匂いが充満しそして魔物の屍が山のようになっていきます。

ザッシュ!バシュ!ドッス!!


どのくらい戦っていたのでしょうか?何本目の大剣でしょうか?

血糊で切れ味が鈍るとアイテムBOXから替わりの剣を出し、また切れ味が落ちれば替わりの剣を出しの繰り返しです。

魔物の活発化によって森に魔物が増えていいたようで予想よりも多くの魔物を採石場に追い込んで来てしまったようです。


追い込んで来た魔物を一掃したころには日が傾き夕方になっていました。

「ふぅ~う」

そう言って水魔法で顔にかかった返り血を流し辺りを見回します。

「我ながらようもここまで殺戮で来たな」

そう独り言を呟くとハンゾウはやってきて声をかけます。

「お見事でした、さすがマサト様」

そう言うハンゾウに何回自分を守る為手を出したか確認をすると9回程投げナイフで援護をしたとの事でした。


「9回か・・・。注意散漫だったな、全く気付かなかった」

「いえ、あの乱戦の中で9回だけとはとてもすごいと思います」


そう言ってハンゾウは自分をねぎらっています。

「ハンゾウ、戦闘中に馬みたいな魔物とミノタウロスが居たと思うんだけどそれ以外の魔石を回収して死体は一か所に集めてくれる?」

「かしこまりました。ただ数が多いのでお時間を頂くかと・・」

「うん、大丈夫、ミノタウロスを死霊術で従属化させて手伝わせるから」


そう言って比較的状態のよいミノタウロスを見つけ死霊術で従属化して行きます。

乱戦で損傷の激しい死体が多かったのですが5体程状態の良いミノタウロスの死体がありました。

内1体は緑色ではなく赤茶色のような感じです。

上位種でしょうか?

とりあえず損傷の少ない5体を死霊術で従属化をして魔石回収と魔物を1か所に集めるように命じます。


名前を求められたので赤茶色のミノタウロスには、「カウア」その他は「カウイ・カウウ・カウエ・カウオ」と名付けます。

うん、ゴメン、ネーミングセンスなくって・・・・。


そして戦闘中に見かけた馬型の魔物を探します。

幸いすぐ見つかり損傷も少ない感じです。サラブレッド程の大きさで色は真っ黒な体毛に覆われ、歯は肉食なのでしょうかかなり鋭い歯をしています。


「よし!」

そう独り言を呟いて死霊術で従属化させます。

名前は「ラル」と名付けます。


魔石回収と死体回収をラルは出来ないためとりあえず明日の朝まではアルチ達と共に周辺警戒を依頼します。

ハンゾウの見立てでは明日の朝までには完了するとの事なので野営用の家を出し風呂に入って食事をし休むことにします。


明日は朝から魔石の確認と魔物の死体回収、そしてカウア達ミノタウロス5体とラルの眷属化をしてから町に帰る事にします。


うん、レベル少しは上がったかな?

そう思いながらステータスを開きます。


------------------------------------------

名前:マサト=タケウチ  人間  (35歳)

LV:258

職業:錬成術師


ステータスポイント:100

HP:1532

MP:2973

体力:805

筋力:629

敏捷:333

知力:73

物理耐性:225

魔法耐性:195


スキル:

スキルポイント:211


中級火魔法LV3  中級水魔法LV2  中級土魔法LV1  中級風魔法LV1   中級雷魔法LV2  

中級光魔法LV2  中級闇魔法LV1  上級死霊術極  上級付与魔術極  上級影魔術極

剣術LV5     大剣術LV6    状態異常無効   鑑定LV1     アイテムボックス∞×∞

------------------------------------------


レベル9アップか・・・。

頑張ったのに予想より全然上がってなかった。

ブックマーク・評価を頂きありがとうございます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがお読み頂ければ幸いでございます。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

誤字のご指摘ありがとうございます。


出来るだけ1日1話を目指しますが仕事の関係で2日に1話になる日もあるかもしれませんがこれからも頑張って書いていきます!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ