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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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転移者の行方

お読み頂き誠にありがとうございます。

頑張って短いスパンで投稿できるように頑張ります。


よろしくお願いいたします。

月山部長は少し戸惑っていましたが転移者の相談役を引き受けました。

その後、いくつか質問をし、宿舎となっている兵舎に戻っていきます。


「マサト、あれでよかったのか?」

グランバルさんがそう言って確認をしてきます。

「ええ、いいと思います。月山部長には申し訳ないですが、プレモーネや町の人と、日本人の緩衝材の役割を担ってもらいます。あとは必要な人員は確保し知識や技術を吸収していくのが最善でしょう。」

「それだと知識や技術の無い奴は騒ぎ出すだろうな。」

「そうですね。ただそこは仕方ないと思います。できれば領主から何か仕事を与えて優遇してもらえると助かりますが・・」

「それに関してはこちらで一考しよう、知識や技術が無くても基礎学習を受けている人間だ、何かしらの仕事は用意出来るだろう」

「お願いします。」

そう言ってグランバルさんに保護してきた日本人の待遇面をお任せします。


「それで、グランバルさん、近隣の国とかの状況はどうですか?」

「ああ、それも報告が来ている、まずウェース聖教国、ここは神託の前日に日本人を異端者として処刑をした影響でほとんど日本人を確保できていない様子だ、実際こちらの手の者が7名程日本人を確保し潜伏している。ただ出国に関しては警戒が厳しくなったようでな今は連れてくる機会をうかがっている所だ。」

「そうですか、それにしても異端者として処刑とは穏やかじゃないですね」

「まああそこは創造神ネレース様への信仰をかさにかけて国を統治しているからな、もっとも腐敗や汚職が酷いんで人心は離れていっているけどな。」

「まあ、他者の威を借りる人たちはそんなもんでしょう。他の国はどうですか?」

「それがな、そう芳しくもない。合計で3人ほど確保してこちらに機を見て連れてくる予定だがそれ以外はほぼ各国に確保されたと思ってくれ。」

「各国とも動きが早いですね。あるいは自分と同様に神託前に保護を依頼していたか・・」

「まあ考えることは大体一緒ってことだな。それに各国とも大量の間者を近隣に送り込んでいるようだ。」

「日本人争奪戦ですか・・いずれ血が流れそうですね」

「そうだな、あと単独行動している日本人に数名接触したが保護の誘いに乗らず一人で旅を続けるとかでそのまま居なくなってしまったとの報告も受けている。」

「一人で旅ですか・・・まあそのての日本人は無理でしょう。放っておくしかないですね」

「いいのか?」

「恐らく一人で旅をと言っている人は異世界に転移したのを受け入れて冒険を楽しんでいるタイプでしょうから、保護を持ちかけても応じるとは思えません。」

「そうか。それならいいんだがな。」


「近隣に送り込んでいる人員の活動費とかは足りてますか?」

「なんだいきなり。」

「活動費が不足していたら万全な状態で活動できませんからね」

「それなら問題ない、各国に商家などとして根付いているからそこから大体活動費が出ている。」

「それならいいんですが。」


そう言うとグランバルさんは少し考えてから口を開きます。

「他国に送り込んでいる間者よりドグレニム領の方が深刻だ。」

「何がそこまで深刻なんですか?」

「魔物の活発化で物流が滞り気味になっている、村が魔物の襲撃を受けたとの報告が上がってきている。いずれも大きな被害は報告されてないが物流が滞るのはまずい」

「そうですね。街道の警備とかは強化してるんですか?」

「それはもうしてるが街道全部を警備し安全を確保するのは無理だ。それに道と言ってもそこまで整備されてるわけでもないし頭の痛い問題だ。」

「人手の問題ですか・・・こればっかりは難しいですね。」


こればっかりはどうやら手伝えることはなさそうです。

ただグランバルさんからは別途依頼が来ました、領内にあるアルイームの町とロスティムの町に穀物を売りに行ってほしいとの事でした。


食料自給率の低い町などは物流が滞っていることが深刻な問題になっているようですが、徒歩で往復6.7日なので次回の転移までに二つの町に行くのは難しそうです。

とりあえずプレモーネにある商家へ明日穀物を売りに行くとの使いをグランバルさんに頼んで、他の町へ行くのは一度保留にします。


グランバルさんに穀物タダであげるから兵士使って町まで穀物輸送してくれんかな・・・・

そう思いグランバルさんに聞いてみるとあっさり了承されました。

うん、ダダで穀物が手に入るから兵士に運ばせればかなりの収入になるもんね。

これで無駄な依頼が1つ減りました。

お金はすでに沢山あるし、自分だけにお金が集中すると経済的によくないからね。


そしてふと思い出したことがあったのでグランバルさんに聞いてみます。

「そういえばオーガキングの頭部はどうなったんですか?」

「あ~あれは防腐処理を施して町に晒してある。ちゃんと討伐者はマサトだと書き添えてな!!」

そう言ってニヤリと笑います。うん、悪い笑顔だ、絶対何かたくらんでいる顔です。

面倒事に巻き込まれなければいいんですが。


あとは一応報告しとかないといけないゴブリンの砦の件を伝えます。

グランバルさんは最初は驚き、何してくれてるんだ!という感じで食って掛かってきましたが、ゾルスが統括している事、人間が砦のゴブリンに危害を加えない限りは害はない旨を伝え納得してもらってます。


大体の話も終わったので今日は兵舎に戻って休むことにします。

明日は商家に行って穀物の販売をし、その後ギルドに行って、風纏いのスキルの情報収集と素材の解体等が出来るかの確認を予定しています。


そう言えばゾルス達に砦のゴブリンに農作業をとか言ったけど野菜や穀物の種子を渡してなかった。

そう思いウルチを影から読んでゾルス達に届け物をしてもらおうかと思います。

一旦門までいって門番の兵士に適当な説明をしウルチを走らせます。

持たせた種子は、ホームセンターからいただいてきたカブの種、大根の種、ニンジンの種、トウモロコシの種、トマトの種を一袋ずつ持たせます。

ゾルス達も元々野良のゴブリンだから農作業とかした事なさそうだけど大丈夫かな・・・

まあ15日後くらいに砦に行きますからその時確認してみましょう。


なんか異世界に来てゆっくりとした生活送ってないな・・


ブックマーク・評価を頂きありがとうございます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがご拝読頂ければ幸いでございます。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

誤字のご指摘ありがとうございます。


出来るだけ1日1話を目指しますが仕事の関係で2日に1話になる日もあるかもしれませんがこれからも頑張って書いていきます!!!

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