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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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40/252

町までの道のり

祝‼ 初投稿から15日目で遂に40話目になりました。

ご拝読頂き誠にありがとうございます。

これからも頑張って短いスパンで投稿できるように頑張ります。


またブックマークを下くださった方が50名に達しました事感謝の極みでございます。

これが多いのか少ないのかはわかりませんがこれからも頑張って投稿を続けていきたいと思います。


よろしくお願いいたします。


全員の準備が終わり外に出るとアイテムBOXに家を収納して全員に鉄製の槍を持たせます。

「武内君、これはなんなんだ?」

野田課長が食って掛かります。

「鉄の槍です」

「それは見ればわかる!!なんでこんなものを持つ必要があるんだ?」

「あ~それは道すがら魔物がいたら生け捕りにするんでその槍で倒してもらう為ですよ」

「ま、魔物と戦えっていうのか?」

「まあ戦うというより瀕死の魔物に槍でトドメを刺して経験値を取得してもらいレベル上げをしてもらいます」


「なんでそんなことをしないといけないんだ!!」

全員が野田課長と同意見のようです。

昨晩説明したのに話聞いてなかったんかな?

なのでもう一度説明します。


「この世界はレベルが上がるごとにステータスも上昇します。ステータスが上がれば体力も上がりますし何かあった際に最低限自分の身を守ることも出来ます。その為に一番手っ取り早いのが魔物を倒すことなんです」

「それは知っているが・・・」


「ここは日本じゃないんですから町の中だって安全とは言えないですよ。金貨数枚で人の命が買える世界ですから・・それに町では自活をして頂かないと困ります、そのためには強引にでもレベルアップして体力を底上げする必要はあります」

「ホントに瀕死の魔物にトドメを刺すだけだろうな・・」


「予定としてはそうです。まあレベルが上がったら実践経験を積む機会ということで元気な魔物の相手もしてもらうかもしれませんが」

「そ、そんなの出来るわけないだろう!!!」

「まあそれは様子をみて判断します」


「武内!!!昨日から思ってはいて口には出さなかったがお前何様だ!!!」

あっ野田課長が切れた・・・

「何様ってこの世界で1か月、魔物と何度も戦い生き抜いただけですよ。嫌なら課長は何もしなくても言いですが町についてからレベルアップの手伝いをとか言われても手伝えませんから、最低限のレベルアップは今のうちにして頂かないと困るのは皆さんなんですよ。それにレベルが上がると何か若返るみたいですし」

そういうと野田課長は黙り込んでしまいます。


実際ネレースに希望の物を全員貰っているのですが昨晩聞く限りあまり役に立つものを貰っていない状況です。

月山部長の職業は鍛冶師で欲しいものはマッサージチェア

野田課長の職業は聖職者で欲しいものは損害賠償と言って1000万円

河野さんは職業は狩人で欲しいものは電動リール

滝山さんの職業は冒険者で欲しいものは最新のアウトドアグッズ

本谷さんの職業は聖職者で欲しいものはブランド物のバッグ

熊井さんの職業は弓使いで欲しいものはウエディングドレス

沖田君の職業は遊び人で欲しいものはロンギヌスの槍

野沢さんの職業は弓騎士で欲しいものはしっかりとした弓

との事です。


全く異世界に飛ばされることが理解出来ていなかったようでこの世界で役に立つものを殆どの人が貰ってません。

唯一まともな物はしっかりとした弓を頼んだ野沢さん、ただ矢が無いと何の意味もないんですよ。

そしてまともな物っぽいロンギヌスの槍を頼んだ沖田君、先端が細く二つに分かれ柄の方はねじれてますがそれエ〇ァの奴だよね?それ戦闘の役に立つ?てか致命傷与えにくくない?


滝山さんの最新のアウトドアグッズ・・・まあ役に立つかもしれませんね・・・。

その他も熊井さん、ウエディングドレスとかあなた相手居ないでしょ?


本谷さん、異世界にブランド物のバッグ持て来ても誰にも自慢できませんよ?

野田課長、日本円で1000万もらっても異世界では紙屑ですよ。

河野さんの電動リールの月山部長のマッサージチェア、そもそもここ電気ありませんよ・・・しかもリールだけって・・・・


そんな感じでまともに欲しいものを頼んでいない状況でこのまま町に連れて行ってもろくに生活すらできない恐れがあります。

せめてレベルアップで基本ステータスを底上げして最低限の自活が出来るようになって貰わないと後々お荷物になりかねません。

自分が好き勝手にする為には同僚たちをほったらかしていいくらい自活して貰う事が必須なんです。

その為なら手段を選びません。


「野田君、ここは武内君の言うとおりにするべきだろう、それに体力も上がれば一日の移動速度も上がり少しでも早く町に着く、そうだよな?」

「そうですね」

さすが部長までなる人は状況判断が的確ですね・・・・

そういう事で話がまとまり全員に槍を渡し出発します。


先頭と周囲の警戒はアルタ達サンダーウルフが行いその後ろにバルタ、ロゼフ、ハンゾウそして自分たちが続き後尾にはゾルス率いるゴブリン軍団が続きます。


アルタ達サンダーウルフには魔物が居たら倒さず弱らせてこっちに運んでもらうよう頼んであります。

運べない場合はこっちから出向く方向で魔物にトドメを刺しながら町を目指します。

恐らく町に着くのは10日後ぐらいでしょうか・・・・


そう思いながら進みます。

出発して2時間もしないうちに今回の転移組がへばってきています。

う~んこの速度じゃ10日で町までも怪しいな・・・

そう思いながら少し休憩をし歩いては休むを繰り返します。


日が傾きだした頃、当初の予定よりかなり手前ですが野営をする事にします。

ゾルスと共に木を抜き整地をしてアイテムBOXから家を出します。

そのままゾルスとバルタはエプロンを付け料理をはじめます。

ハンゾウは抜いた木の枝を切り丸太にしていきます。

うん、予定通りに進まないないうえに魔物も全く確保できないので少し荒療治でレベルアップをさせる方法を考えます。

うん、あとでゾルスに頼もう。


そんな感じで食事をし順番に風呂に入り、この世界の事など昨日話せなかったことなどを説明し睡眠をとります。

この世界の説明に関して大まかには話しましたが、詳細は一晩で話切れる事でもないので毎晩徐々に話すことで納得をしてもらってます。



32日目の朝が来ました。

今朝は悲鳴によるモーニングコールは無いようです。

意外と適応力あるのか安全と判断したのか・・・・女性って強いね・・・

そう思いながらゾルスとバルタが作った朝食を食べます。

そして準備をし外に出るとアイテムBOXに家を収納しますが今日は出発前にまずやることがあります。


アイテムBOXに家を収納するとちょうど家の後ろには縛られたオークやホーンラビット、ロックボア、虫系の魔物などが無数にいます。

「ひっ!!」


誰か女性陣が声を上げたのでしょう。

「とりあえず出発前にあれにトドメを刺してもらいます」

「あれにですか?」

「そうです。それで少しはレベルアップすると思いますんで少しは疲れにくくなると思いますよ」

そういうと均等になるように大まかに縛ったままの魔物を8グループに分けます。

「じゃあ一人、ひとグループにトドメをおねがいします。それが終わったら出発しますんで」

そういうと全員にトドメを促します。


最初に動いたのは男性陣では月山部長と女性陣では野沢さんでした。

その後渋々といった感じで全員が続きます。

恐らく手に伝わる肉を刺す感触が気持ち悪いのでしょう。

みんな気持ち悪そうな顔をしています。


うん、こればっかりは慣れてもらわないとどうしようも無いしね・・・

尚、殺した魔物は魔石を回収せずゴブリン軍団の朝食として美味しく召し上がりました・・・


33日目、34日目も同様にゾルスとゴブリン軍団に魔物を捕まえてきてもらい縛り上げておいて貰います。

変わった事と言えばサンダーウルフ達に魔物をゴブリン軍団の居る所に追い込んでもらった結果、捕えた魔物の数が増えたおかげでレベルも上がってきています。

34日目の昼過ぎ頃には川辺に出ましたので浅瀬を探しゾルスに担がせて一人ずつ川を渡します。


「とりあえず今日はここで一泊します。」

そういうと月山部長が不思議そうに声をかけてきます。

「まだ昼を少し過ぎた頃だろう?もう少し進めるんじゃないか?」

「それはそうなんでけどもう少しレベルを上げてもらいたいんでここで今日、明日と留まってレベル上げと戦闘訓練をしてもらいます」


「レベル上げなら毎朝してるだろう?進みながらじゃダメなのか?」

「ここから下流に下っていくと生息している魔物が弱いんでレベル上げには向かないんです」


そういうと微妙な顔をしながら納得してくれたようです。

うん、本当はこの辺りでやっておきたい事があるんでもっともらしい事を言っただけです・・・。


本日もゾルスと一緒に整地をしてアイテムBOXから家を出します。

ゾルスにはゴブリン軍団を二手に分け一組はバルタと一緒に魔物の捕獲に、もう一組はゾルスと一緒に自分に付いてきてもらいます。

ロゼフとハンゾウは護衛兼、全員に魔法と戦闘の練習するように伝えてあります。


とりあえず明日の夜までには戻ると全員に伝え食料を置いて出発します。

野田課長は逃げるのか?などと騒いでましたが月山部長が何か大事な事だろうと説得をしてくれています。

うん、皆さんには全く関係ない事なんですけど自分としては今後重要になりそうなうえ町に全員を送り届けた後もう一回ここに戻ってくるのが面倒なので今のうちにやっておきたいんです。


「さて、ゾルス、出発しよう」

そう言ってロゼフとハンゾウに同僚たちを任せ野営地を後にします。

ブックマーク・評価を頂きありがとうございます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがご拝読頂ければ幸いでございます。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

誤字のご指摘ありがとうございます。


出来るだけ1日1話を目指しますが仕事の関係で2日に1話になる日もあるかもしれませんがこれからも頑張って書いていきます!!!


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― 新着の感想 ―
[良い点] ストーリーと発想が面白く結構計算されて書いてる感じがする。 今後の展開が気になっていく。 [気になる点] 説明っぽい感じが気になる。 キャラの口調がブレブレ。 女性キャラが少ない。 [一言…
2020/01/30 13:31 退会済み
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