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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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計画

ブックマーク・評価を頂きありがとうございます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがご拝読頂ければ幸いでございます。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

誤字のご指摘ありがとうございます。


出来るだけ1日1話を目指しますが仕事の関係で2日に1話になる日もあるかもしれませんがこれからも頑張って書いていきます!!!

22日目の朝です。

本日はまだ暗いうちに起きだして商家に穀物を卸に行き、その後自分が転送された森に行きます。

昨日伝えましたので商家での取引はスムーズに進み朝のうちにすべての商家に昨日と同量の穀物を販売し終えました。

販売が終わるとその足で門へと向かいます。


「おう、マサト!今から出発か?」

門の前で兵士と話していたアモンさんが声をかけてきます。

「アモンさん、わざわざ見送りに来てくれたんですか?」

「ははは、まさか、ただの見回りだ。書類仕事ばかりだと体が鈍るからな」

「要は書類仕事をサボってるんですね」

「バカ!、そんなわけないだろう!見回りも俺の大事な仕事だ!!」

「そういう事にしときます・・」


そういうと門の外に向かって歩き出します。

後ろではアモンさんが何か言ってますが放っておきます。


町を出ると今日の所は以前町に着く前日に野営した場所を目指します。

そういえば地揺れの調査と川の水が減ってその後に増水した件を調査するって言ってましたがその結果聞き忘れました。

原因はわかっているんですがどういう調査結果とどの程度の被害が出たのか気になります。

帰ったらそれとなく聞いてみましょう。


そう思いながら森に入るとゾルス達が影から出てきます。

アルチ達は影から出ると散会して周囲の警戒をはじめます。

うん、なんか最近自分の指示なしで勝手に仕事してくれるようになって来た。

みんなできる子だ!!


そして日が傾きだした頃に目的地に到着します。

特に問題もなく順調です。

まあこの警戒態勢と護衛で順調じゃない方がおかしいですが・・・・・


野営地に着くと以前より試したいことがあったのでそれを試します。


アイテムBOXから3メートル四方ぐらいの大岩を一つと丸太を多数取り出し並べて積んでいきます。

まず錬成術で大岩を5等分にして形を整え幟を立てる台のようなものが5個作ります。

それを大体20メートルぐらいの感覚で正方形の角に並べ中心にも一個置きます。

ゾルスに手伝ってもらい台の上に丸太を立てる形で持ってもらい錬成術で石の台に丸太を刺すようにします。

そして今度は石の台座に立てた丸太と丸太を横と対角線上に繋ぐように丸太を錬成術で木を融合します。

後はその上に丸太を置いていき最後に完成した形をイメージしながら錬成術で魔力を流し込みます。

すると、なんてことでしょう~。

先ほどまでただの丸太だったものが今ではなんと家になっています。

後は内装ですのでネレースに連れて行ってもらったホームセンターの倉庫で頂いてきた蝶番や窓なども錬成術で取り付けていきます。

同じく塩ビパイプやキッチン台を使い水回りを、そしてお風呂場には石の浴槽を作ります。

水は家の2階部分に貯水槽を作り水圧で1階で水が使えるようにします。

まあ排水は家の床下から垂れ流しになりますが基本的に野宿用の家で長期的に住むわけではないのでそのままにします。


うん、ログハウス風の家が完成しました。

冷暖房設備はありませんが1階は入ってすぐに広いスペースを作りキッチンを配置しリビングダイニングに、奥にトイレとお風呂、そして部屋を一つ作りました。

そして2階は貯水槽と部屋のみで部屋は合計で7部屋作っています。

うん、センスが無い割にはまあまあの物が出来た。

1階に作った部屋は自分用にベッドとマットレス、そして布団を配置します。

2階部分は現時点であまり必要性を感じませんがとりあえず人が泊まることになっても大丈夫なようにしています。

まあ転移者を発見したら町に着くまで泊めるかもしれないし、使わなかったら倉庫にでもしよう。


これで今後野営の際に石のカマクラで寝ずに家の中で寝れます。

今晩は暖かい布団と寝心地のいいベッドで寝れそうです。

プレモーネにも早く自分の拠点を作って快適な生活を送りたいな・・・。


そして夜はゾルス達と戦闘訓練をしてから休みます。


23日目の朝です。

目を覚まし部屋を出てキッチンを見るとゾルスとバルタは料理をしています。

町でエプロンがあったので冗談で買ってきて渡しといたのですが気に入ったようでエプロン姿で料理をしています。

ゴブリンキングとロードが花柄のエプロン付けて料理て・・・

うん、この絵づらきついわ・・・・・・


そして食事が終わったら本日以降の行程を確認します。

29日目までに自分が転移した場所にはついておきたいです。

前回は下りなのでソリと船でショートカットが出来ましたが今回は逆に登りなので徒歩になります。

「ロゼフ、ここからで大体何日くらいかかりそう?」

「そうですな~まあ順調に進めば5日はかからないかと」

「そんなもんで行けるんだ」

「そうですな、マサト様の足ならそのぐらいの日数が妥当かと」


うん、このペースなら28日には到着出来そうです。

ロゼフにはマッピングを頼み、本日も目的地に向けて先に進みます。

道すがら遺跡で書き写した魔法陣の事など聞きたかったのですがマッピングに夢中で恐らく無理でしょう。

ロゼフがあの後色々調べていたようなので今晩辺り聞いてみようかと思います。


そうして日も傾きだし野営の支度をします。

周りの木をゾルスと連携して抜いて行きその後錬成で整地をしてアイテムBOXから家を出します。

アイテムBOXに収納したら何か家に不具合が出るのか確認をしましたが全く問題ないようです。

うん、よかった。


その後は当初の予想通り順調に進みます。

前回と異なる事というと道すがら1メートル四方以上の岩を片っ端からアイテムBOXに収納していたぐらいでしょうか。

ゾルス達には、山の上から岩を転がすのは慎重にと釘を刺されました。

前回の土砂崩れ&ソリが相当トラウマのようです。

うん、あれは事故だからね。

土砂崩れなんか狙ってなかったからね・・・


そして28日目の昼頃には自分が転送された場所の辺りに到着しました。

さすがにこの警戒態勢だと魔物もここまで来ないな・・・・

そう思いながら本日もゾルスと協力して木を抜き整地をします。

その後恒例となったゾルス達との訓練をと思ったのですがゾルスとバルタが試したいことがあるとの事で森の中に向かっていきました。

何を試すのでしょうか?


そして29日目の朝になり部屋から出る昨日までは料理を作っていたゾルスとバルタはおらずまだ帰って来てないようです。

自分で朝食を作って食べた後、外に出てアルチ達を呼びます。

「アルチ達は広範囲に広がって人間の匂いを探して、見つかったら念話か遠吠えで仲間と連絡を取ってそのまま人間を護衛して、可能ならこっちに誘導して」


そういうとアルチ達は森に散っていきます。

大体1匹辺り7、800メートルをカバーすることになりそうです。

これで見つからなかったら諦めるしかないですね。

自分にとっては知らない人でしょうし、実際その人がどうなるかなんでどうでもいいんですが、何かネレースの思い通りにこの世界を発展させるなどしたくもありません。

うん、我ながら根に持つタイプだと思います。


よく分からないままこの世界の山奥に飛ばされて魔物に襲われて、結果として今は余裕をかましてますが当初は生きるか死ぬかだったのを忘れてません。

今までは普通だったことが急に普通ではなくなったのですから・・・

ただ今のままこの世界で好き勝手に生活をしていても元の世界に帰れる保証はありませんのでとりあえず何かをし、ネレースの決めた事象を達成してスキルなりの特典を手に入れ帰る方法を模索するしかありません。

だったら何でもし、そして得られる知識や恩恵は出来る限り手に入れる必要があります。


ただ自分だけが日本に戻ってもどうなるかは予想がつきます。

最初は好奇な目で見られマスコミに追われ、そして何かがあればバッシングの対象となるでしょう。

だったら一番最初に日本に帰るのは赤の他人ですべてその役目を負ってもらい、自分は世間やマスコミがあきた頃を見計らって日本に戻り何食わぬ顔で社会復帰する、それが一番ベストだと思います。

その為には纏まった人数を確保しておかないと手立てが見つかってもそこから探すのが大変です。

時間が経てば経つほど日本人がこの世界の住人に埋もれてしまう可能性が出て来るので転送直後か転送後間もないうちに確保しておく必要があります。


そんな中でも自分の中で今のステータスと能力があればこの世界で恐らく王にでもなれそうな気がしています。

日本で生活していく上でのしがらみを捨ててこの世界で好き勝手に生きてみたいという自分も心の中に居ます。


そう思っていると不思議と口から独り言がこぼれます。

「まあ、取り合えずは2回目、3回目の転送者を出来る限り転送直後に確保し囲い込むことが先決か・・・」

そんな独り言は誰の耳にも届くことなく風にかき消されています。








ご拝読頂き誠にありがとうございます。

何とか本日も投稿できました。

頑張って短いスパンで投稿できるように頑張ります。


よろしくお願いいたします。

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