魔道具
ブックマーク・評価を頂きありがとうございます。
拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがご拝読頂ければ幸いでございます。
あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。
また、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。
誤字のご指摘ありがとうございます。
過去の投稿文一部改稿致しました。
出来るだけ1日1話を目指しますが仕事の関係で2日に1話になる日もあるかもしれませんがこれからも頑張って書いていきます!!!
自分が転移された場所へは明日出発することにします。
本日は穀物の売却と町で使えそうなものの購入をします。
昨晩、調査報告途中でグランバルさんに頼んで商家に今日穀物を販売しに行くと伝言を伝えてもらっています。
恐らく人手を集めてスムーズに穀物を倉庫に運べるように手配してくれていると思いますので恐らく午前中には終わるでしょう。
その後は町で食事をして、町を見回ってみようと思います。
ちなみにゾルス達は本日練兵場で兵士の訓練相手をするのだそうです。
町には出すなというわりには練兵場で訓練とは・・・。
アモンさんいわくアルチが城壁の上で兵士相手に遊んでいたのが兵士の訓練になると判断されたようです。
朝食を兵舎でとって商家に向かいます。
予想通り商家では人を増員して待機していてくれましたのでスムーズに納品が出来ます。
今回は各商家に小麦15tと米5tずつ納品をし終えるとちょうどお昼前ぐらいになりました。
明日の早朝に再度同量を納品する事を伝え、商家の人おススメの料理店で食事をとり町を散策しながら必要そうなものを買い込みます。
とはいえこの世界特有の果物や野菜、調味料以外はあまり必要としていないのでどちらかと言うと町の散策になっています。
ぶらぶらと裏道を歩いていると「魔道具」と書いた看板のあるお店を見つけましたのでのぞいてみます。
店内はお世辞にもきれいとは言えないものの商品は丁寧に陳列されてます。
「いらっしゃいませ、なにかお探しですか?」
そういって細身の男性が声をかけてきます。
「いえ、魔道具ってどんなものかな〜?って思いまして、お仕事にお邪魔ですよね?」
「いえいえ、どうぞ店内をゆっくり見ていってください。またご不明な点があればいつでも聞いてください」
そういって男性はカウンターに戻っていきます。
う〜ん、見ただけでは何が何の道具だかわからないものだらけだな。
そう思いながら店内をみわたしますがわからない事だらけです。
購入すれば邪魔したことにならないだろうから色々教えてもらって適当に買ってかえろう。
そう思い男性店員さんの方に行き声を掛けます。
「魔道具ってどういう効果?があるものなんですか?」
そう聞くと、店員さんは不思議そうな顔をしています。
「お客様は魔道具をお使いになったことは無いのですか?」
「はい、使ったことないんですよ。しかもどうやってできているのかとかも知りませんし」
「そうだったんですね。私はこの店の店主兼魔道具職人をしていますハノンと言います」
そう丁寧な挨拶をしハノンさんは話を続けます。
「魔道具についてですが、魔道具とは名前の通り魔力を使って起動する道具のことで、2通りの種類がございます。一つは使用者が魔力を流すことで起動する魔道具で、もう一つが魔石を動力にして動かす魔道具です」
「2タイプあって、それぞれ用途や使い勝手を選ぶ必要があるんですね?」
「はい、魔力を流し込むタイプは壊れない限り使い続けられますが使用には魔力が必要です。もう一つの魔石を動力にするのは魔石の魔力が切れたら魔石を交換しないと使えません。ただ例外的に魔力石を使用した魔道具は壊れない限り半永久的に使用ができますが」
「魔力石ってなんですか?」
「魔力石は魔石に似ているのですが半永久的に魔力が尽きることの無い石です」
「半永久的ってことは壊さない限り魔力が溢れ出るってことですか?」
「はい、滅多に取れないのですがまれに魔物から魔石の替わりに取れることがあるそうです」
「魔力石も魔石と同じで魔物からとれるんだ・・・今まで倒した魔物にはなかったですね」
「そうですね、相当まれに取れるとの事で、買取は通常の魔石の4、50倍の価格になります」
「まあ、半永久的に魔力が流れ出る石なら価格もそうなりますよね・・・」
「普通の魔石と違いがありすぐにわかる物なんですか?」
「はいわかりますよ。通常の魔石は赤いですが魔力石は小さくても強力な魔力を有し色も少し金色に近い黄色ですから一目でわかります」
「それならすぐ見分け着きますね」
魔石以外に魔力石なるものが存在するとは良い情報が聞けました。
魔力石は何かと有用そうなので手に入れたら無駄遣いはしないようにしましょう。
「ハノンさん、魔道具ってどうやって作るんですか?魔力を原動力にするとなると特殊な技術とか必要なのですか?」
「そうですね、魔道具作りは普通、鍛冶職人や木工職人などがベースとなる道具の素材や魔力回路を作りますそしてその素材に付与魔術師が付与をおこない特定の効果が出るようにします。そして最後に魔石から出る魔力が一定になるよう付与をして最後は組み立てて完成です」
「複数の方がかかわるんですね」
話を聞く限り魔道具作りは付与魔術と鍛冶や木工で作成しているようです。
「ってことは魔石を使って剣を強化したりすることもできるってことですか?」
「そうですね、出来ますが魔石を使った場合魔石の魔力がなくなればただの剣になりますし、使用者の魔力を使う場合、は戦闘中魔力の垂れ流し状態になります」
「魔石の大きさや消費魔力を多くすれば付与魔法で強化した剣よりも強くはなるでしょうが実用的ではありませんね」
「確かに強い魔力を魔石で補うとなると魔石も大きくなり剣がいびつな形になりそうですね・・・」
「はい、ただ魔力石を使った剣などはあります。俗に魔剣と呼ばれています」
「魔力が尽きることなく強力な付与効果を維持できる剣って事ですね」
「はいそうです。ごく稀にですが大昔に特殊な技法で作られた魔剣などのうわさも出ますが実際に見たことはないのでどのような効果があるかはわかりません」
魔道具に関してなかなか有意義な情報が手に入りましたが、実験が必要そうです。
話だけ聞いて何も買わないのも悪いので、これからしばらく森に入ることを伝えコンロのような魔道具とランタンのような魔道具を購入しました。
「魔石の魔力が切れたら魔石交換もしてますから、また何かご質問とかありましたらいつでも聞きに来てください」
「ありがとうございます。またよらして貰います」
そういうと魔道具屋をでます。
うん、結構長居したな・・・・そう思いながら町を歩きます。
今更ではありますが、本日買い歩き食べ歩きをしてやっとこの世界の物価がわかってきました。
大体
銭貨1レン=10円
銅貨100レン=1,000円
銀貨1000レン=10,000円
金貨10,000レン=100,000円
白金貨100,000レン=1,000,000円
になっていて、日本の金額にするとこんな感じです。
因みに守備隊一般兵士のロレンスは月金貨1枚銀貨5枚、日本円にして15万くらいのようです。
まあ現在は物価が上がってますが本来はもっと物価が安いのでこれでもいい給料のようです。
うん、すでに全く生活にこまらないぐらい大金を持っているので特に気にしてなかった・・・。
兵舎に戻るついでにとりあえず練兵場に顔をだします。
あ~~やっぱり・・・
予想はしていましたが兵士のほとんどが地面に座り込んで荒い息をしています。
体力に違いがあり過ぎるもんね・・・
うん、兵舎に帰ってネレースに聞きたいこと聞いてみよ。
ご拝読頂き誠にありがとうございます。
何とか本日も投稿できました。
頑張って短いスパンで投稿できるように頑張ります。
よろしくお願いいたします。




