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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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30/252

決着

ブックマーク・評価を頂きありがとうございます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがご拝読頂ければ幸いでございます。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


出来るだけ1日1話を目指しますが仕事の関係で2日に1話になる日もあるかもしれませんがこれからも頑張って書いていきます!!!

「グォーーー!!!!!!!!!!!」

咆哮を上げたオーガキング自分を指さしニヤリと笑います。


「マサト様、安い挑発でございます」

ロゼフが挑発に乗らないようたしなめます。

ゾルス達も同じ意見のようです。


オーガキングと初めて目があった時もこちらを見て笑っていた気がします。

いえ笑っていました。

ただなんでしょう、バカにされたとかではなく何か別の感じがしています。

そしてニヤリと笑い自分を指さすオーガキングに対して自然とこちらも笑みが湧いてきます。


「ロゼフ、それにゾルス達も手を出さないで、コイツは俺がやる」

そう自然と言葉が口から出ました。

オーガキングの挑発するスキルでしょうか?

多分違う気がします。自分の中で、恐怖で逃げ出したい感情とは別に自信の力を試したい戦ってみたいという感情が湧いてきます。

刀の切先をオーガキングに向けます。


恐らく自分自身も気が付かないうちにニヤリと笑っていると思います。


刀を構えなおすとオーガキングとの間合いをはかります。

オーガロードに比べ一回り大きな体に見るからに堅牢な筋肉、たいしてこちらはオフィスワークで日に当たることも少ない色白で細い肉体。

ここが異世界ではなく日本だったら戦う前から結果は見えてます。

ただ異世界でステータスにより肉体が強化されてるので腕の細さも強さを計る物差しにはなりません。

そう思いながらこちらからオーガキングとの間合いをじりじりと詰めます。


先に動いたのはオーガキングでした。

太い腕を振りかぶり殴りかかってきます。

すぐによけると防戦一方になりそうな気がするのでギリギリまで耐えて拳が目の前に来た時を見計らい後ろに飛んで回避すると同時に伸び切った右腕を切断するつもりで下から切り上げます。

ガキッ、ザッシュッ!


伸びきった腕を切り上げましたが硬い筋肉に覆われているようで両断した感触どころか石や鉄に切りつけているような感覚です。

「かたっ!!!」

そんな声が勝手に口からこぼれます。


一旦距離を置くとオーガキングの腕から血が流れ出ていますがかなり浅い傷のようです。

オーガキングは傷口を舐めるとまたニヤリと笑い直後こちらに向かって来ます。


ガキン!ゴシュ!シュバッ!ガシュ!ガキン!バシュッ!ガシッ!ガツッ!


接近戦の連撃ラッシュです。

お互い決定打を与えられず、小さな傷を体に刻んでいきます。


ガキン!ゴシュ!シュバッ!ガシュ!ガキン!バシュッ!ガシッ!ガツッ!・・・・


直後一瞬のお互いの動きが止まり直後お互いに後ろに飛びのき一旦間合いを取ります。

接近戦ではらちがあかないため、再度ミスリル製の日本刀に魔力を流し付与をしていきます。

硬く、しなやかに、鋭く、そして鋭利に、刀に魔力が満ちていくのが分かります。

直後地面を強く蹴りオーガキングに切りかかります。

オーガキングは右手を開き爪で切り裂こうと振りかぶった手を振り下ろします。


ガッガキッ!!


オーガキングの爪と刀がぶつかり火花が散ります。

カラン・・


直後オーガキングの爪が切れ地面に落ちます。

自慢の爪が切られたことを信じられないかのような顔をしてオーガキングは切断された爪を見ています。


いける!!

そう思い今度は姿勢を低くして地面を強く蹴りオーガキングに迫ります。

オーガキングは再度右手を開き爪で切り裂こうと振りかぶった手を振り下ろします。


直後地面を反対に蹴り勢いを殺し左手に魔力を込めて魔法を放ちます。

「フラッシュ!!」


オーガキングの顔に強い光を放つ光の玉を放ちます。

そして再度地面を蹴り懐に入り心臓を貫こうとした時、身体がふわりと浮かぶ感覚があり直後鳩尾のあたりに鈍い痛みが走ります。


ゴキゴキ・・・

そんな音がしたような気がします。

後ろに飛ばされ石にぶつかり体が止まります。

「ガハッツ・・・」「ゴホッ、ゴホッツ・・」


一瞬何が起きたのかわかりませんでしたが全身を走る痛みがカウンターを受けたことを教えてくれます。

顔を上げた直後オーガキングの右の拳が頭上から降ってきます。


咄嗟に右側に転がり拳をよけます。

空を切った拳は岩を砕き地面に穴を穿ちます。


「ゴホッ、ゴホッツ・・」

腹を殴られたとき特有の呼吸困難な状態でオーガキングの攻撃を回避し再度距離を取ります。


おかしい、前回のロックオーガ戦でも見事に決まった目潰しからの刺突、読まれてた?いや知っていた?

そう思った時プレモーネを襲撃した際にこのオーガキングは森で戦いの推移を見守っていたのではという結論に辿り着きます。

そしてこちらの手の内を知っていて挑発をしたと確信します。

背中に冷たいものが流れる感じがしました。


「めっちゃくちゃ厄介な相手じゃん」

そう口から言葉が出ますが頭の中ではどうやって致命傷を与えるか考えます。

「まずいな・・何にも思いつかん」

自然と言葉がもれます。


オーガキングはまたニヤリと笑いこちらが仕掛けるのを待っているように見えます。

さてどうするか・・・


足に魔力を流し力を溜め再度一気に間合いを詰めます。

ガキッ、ザッシュッ!


お互いの影が重なり合い離れた瞬間オーガキングの胸の辺りに浅いですが横一線の傷が出来てます。

そして自分の左肩からも血が流れ出しています。

速さに対応できなかったのか一瞬オーガキングの反応が遅れたため打撃を与え肩の傷だけで済んだように思えます。


う~ん、思い付きを実戦で試すのは危険な気がするけど・・かと言って他に手は無いし・・・

そう思いながら再度足に魔力を集め力を注ぎ溜めます。

それと同時に足から地面に魔力を流し込みオーガキングの足元を中心に円を描く様に魔力を集めます。

魔力を集め終った瞬間再度地面を蹴ってオーガキングに迫ります。

オーガキングもも両腕を開き左右どちらの爪でも切り裂けるように構えます。


お互いの間合いに入った瞬間、足に込めた魔力を地面に流し込み錬成を行います。

ガックッ!!


そんな感じの表現が当てはまるような感じでオーガキングの右足が沈みバランスが崩れます。

オーガキングが地面に右手をついた瞬間と刀が首に吸い込まれるのが同時のようでした。

ザッシュッ!!


・・・ゴツン!!!


鈍い音がしてオーガキングの頭が地面に転がり、首から大量の血が噴き出します。

「ハァハァハァハァ、ゴホッ、ゴホッツ・・ハァハァ、」

「やった、勝った・・・」


そういうとその場に座り込みます。

「マサト様、お見事でした~、今すぐお怪我を治癒魔法で・・・」

そう言いながらロゼフが駆けてきます。

ゾルス達も近づいてきます。

「勝った・・・」

もう一度言葉に出すと急に実感が湧いてきます。


「マサト様、お見事でした」

ゾルス達も賛辞の言葉を送ってくれます。

「うん、ただ最後のはぶっつけ本番でやったからかなり賭けだったけどね」

そういうとこの場にゴロンと横になります。

ロゼフは痛いところはございますか、などと甲斐甲斐しく治癒をしています。

おじいちゃんかっ!!!!


そうしているうちに傷も癒えたので活動を開始します。

まずは討伐したオーガの魔石回収です。

ゾルス達が手分けをして回収をしていますがかなりの数がある為時間がかかりそうです。

アルチ達には4匹ほど護衛を残して四方に散ってもらい打ち漏らしの討伐をお願いします。


そして自分はオーガキングの魔石を取り出します。

魔石回収はゾルス達に任せてもいいのですが自分が一騎打ちで倒した相手なので最後まで自分でするのが礼儀のような気がしてます。


魔石を回収してから思ったのですがオーガキングを死霊術で眷属化したらかなりの戦力アップになったんじゃないかなと思い死霊術を使ったのですが魔石を回収した後ではなぜか発動しませんでした。

うん、次回から魔石回収前に眷属にするか考えてから回収しよう・・・。

オーガキングの頭はアイテムBOXに収納して持ち帰ることにます。

まだ町の襲撃犯疑惑が晴れたわけではありませんので襲撃を指示した真犯人の証拠です。


そんなこんなでゾルス達の魔石回収が終わるのを待ちます。

アルチ達は匂いでオーガを追跡し狩って行っていますが多分全部は無理だと思います。

まあ出来る限りでいいか、オーガだけ討伐しすぎると他の魔物が増えそうだし。

そして魔石の回収が終わり死体の処理が終わるころには夜になってました。


途中ゾルスが今度試したいことがあるとの事でオーガの死体の中で比較的損傷の少ない、主にバルタが槍で胸を貫いたオーガの死体を50程アイテムBOXに収納しました。

うん、何に使うんだろう?


そしてなんだかんだで数を数えると回収した魔石はオーガの魔石が231個、オーガロードの魔石が7個、オーガキングの魔石1個です。

アルチ達が追撃して倒したオーガの魔石はあきらめましょう。

これが原因でパワーアップした魔物が増えなければいいんだけど・・・まあその時はその時で・・・

ご拝読頂き誠にありがとうございます。


何とか投稿できました。

頑張って短いスパンで投稿できるように頑張ります。

よろしくお願いいたします。

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