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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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融合の加速

「月山部長、どうやら自分の居るクルセルが地球と融合されたみたいです」


そうゲート越しに声をかけると月山部長は驚いたような顔をしてこちらを覗き込みます。


「武内君、もうヌスターロス大陸と地球の融合が始まったのか?」

「ええ、そうみたいです、恐らく数日中にはドグレニム領も融合されるかと思います。 融合された際は地震の後、辺りが一瞬真っ暗になりますので、多分わかると思います」


そう伝え、融合の始まりと、地球上で人間が魔物化している可能性がある事などを話しますが、月山部長も人間の魔物化までは予測していなかったようで、難しい顔をしています。


「武内君、その魔物化を防ぐ方法、またはもとの人間に戻す方法はないのか?」

「その辺は分からないですね…。 恐らく難しいかと思います。 多分魔力を内包しても魔物化しない人はその後魔法なんかも使えるようになる気がしますけど、一旦魔物化した人間を元に戻すとなると、体内に内包した魔力を吸い出す必要があると思いますけど、その方法が分かりませんし、地球の科学と医療で何とかなるとも思えませんし…」


そう伝えると月山部長も確かにそうかと言った感じの顔をしています。


「それで武内君、クルセルが地球と融合した事で、日本政府の反応はどんな感じだった?」

「そうですね、いたって普通でした。 まあ政府としては、枯れ果てた大地から現れるスケルトンを駆除する方が優先度高そうですし、枯れ果てた大地と接する国々は何処もそんな感じじゃないですか?」


「まあ確かにな、まずは目の前のスケルトンをどうにかしないと市民に被害が出るからな…」

「ええ、とは言え、これからヌスターロス大陸の国々が地球と融合すると、土地が接している場所から魔物が流入しますから、恐らく世界中が混乱に陥るかと思いますけど」


「まあその辺は、各国の軍隊が対処するしかないだろうな、とは言えスケルトンと違って銃火器が通用するだろうから直ぐに落ち着きそうな気もするが…」

「そうですね、一部の自然保護団体なんかが騒ぎ出しそうですけど、銃火器が通用すれば大体は何とかなりそうですね」


そんな話をしていると、ゲート越しの月山部長が揺れているような感じです。

「おっ、また地震だ…」


そう月山部長が言葉を発した直後、ゲートが強制的に切断されます。

ああ~、これはドグレニム領もクルセルに続いて融合されたな…。


そう思いながらも再度、月山部長の相談室にゲートを繋ぐと、魔力消費が少ない状態でゲートが繋がります。


「月山部長、地球への帰還おめでとうございます。 帰還した気分は如何ですか?」


そう半分ふざけながら声をかけると、月山部長は苦笑いを浮かべ、特に実感は無いなとの事です。

まあ確かに、日本に戻た訳では無く、異世界の土地ごと地球へ帰還した感じだから実感は無いですよね~。


そう思いながら、自分もプレモーネの相談室に移動し、月山部長と一緒にグランバルさんの所に向かいます。


説明を受けたグランバルさんは、これから異世界の国との外交で忙しくなるのかとぼやいていましたが、とりあえず暫くは日本政府との交渉になると伝えておきますが、まあ確かに忙しくはなりますね。


その後、地球に融合されたクルセルに戻り、フォルクさん達に地球と融合された事を伝え、今後始まる外交交渉の支度や日本政府への支援要望などを纏めておいて貰います。


さて日本への支援要請はいいとして魔物対策はどうしたものかな…。

ヌスターロス大陸で魔力が活発化した際は、魔力が溜まった場所から魔物が生まれて来たけど、地球でも同じ状況になるのか、それとも、魔力を内包した人間が魔物化してしまうのか?


少し様子見が必要だな。


ネレースに融合の進捗率を教えて貰えればいいんだけど、こっちから接触出来んもんな…。



 

次回更新は23日(金)を予定いたしております。

更新が遅くなり申し訳ございません。


尚、どなたかレビューを書いてくださる猛者は居ませんでしょうか?

と思う今日この頃…。 自分でもこの物語のレビューをうまく書ける自信がありません。


そんな中でも読んで頂き、ブックマーク・評価、また、感想を頂き誠にありがとうござます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらく申し訳ございません。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、誤字、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

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