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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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クルセル地球へ

321日目


朝の会議で、各大臣に推薦された人の名簿を見て、フォルクさん達3人に一任する旨を伝え、急ピッチで国家化を進めていきます。


うん人事丸投げだけど、実際クルセルの地下で結晶に閉じ込められてた人がどんな人かなんて知らないし、丸投げが一番だよね。


そんな事を思いながら、王城をでてクルセルの街を散策し始めると、初めて足を踏み入れた際の静寂に包まれた街では無く、多少なりとも生活感が溢れ、活気のある街になっています。


一通り散策を続けていてやはり思うのは、街の大きさに対して人口が少なすぎるという事。

やっぱり区画を整理して、住みやすい街づくりをしないとな…。

とは言え、建築関係にゴブリン達を駆り出すにしても、木造住宅ならともかく石造りの建物は今まで作らせたことないし、自分が錬成術で作成するには数が多すぎるし。


この辺も、日本政府に依頼して、建築業者を紹介してもらうしかないか。

まあ、王城の宝物庫にあった財宝類が相当数あったからそれを売ればそれなりの資金にはなるだろうし。


そんな事を思いつつも町を歩いていると、足元から地響きのような振動が伝わり、直後、突き上げるような揺れを感じ、またかと思った瞬間、辺りが真っ暗になっり、驚くのもつかの間、すぐに元の晴れた空に戻ります。


ん? なんだ?

一瞬真っ暗になったけど…。

それに揺れも大きかったし、何がどうなったんだ?


一応、プレモーネに居る月山部長達の方は大丈夫か連絡しておこう。

そう思い、通信魔道具を起動し月山部長へ連絡を取りますが、連絡が付きません。


故障?

いや故障と言うより電波が届いていないような…。

まさか!


そう思い急いで王城の自室にゲートで移動し、日本の対策室にゲートを繋げます。


思った通り、普段は日本へゲートを繋げる際は、魔力消費が激しいのに、今回は魔力消費も少なくゲート開きます。


「武内さん、どうされたんですか? 何かありましたか?」

いきなりゲートを開いた自分に、今日は定時連絡の日ではないのに何か連絡事項ありました?

と言った感じの鈴木さんが不思議そうな顔をしています。


「いや、今しがた日本で大きい地震ありませんでした?」

「ありましたよ、太平洋を震源とした地震ですけど、それが何か?」


「いや、クルセルが地球と融合したみたいだったので、日本で大地震でも起きてないか心配になったんですよ」


そう伝えると、鈴木さんは、防衛省の人に声をかけ、衛星画像の確認を依頼しています。


「武内さん、一応日本では最大震度4程度なので大丈夫ですよ。 それより大変なのが魔物の方です! 関東北部に融合された土地から現れるスケルトンは武内さんの言う通り、強度のある棒などで頭部を破壊すれば倒せますので良いのですが、最近、世界中で人間が狂暴化する現象が確認されています」


「人間の狂暴化? それは暴力的になるって事? そもそも人間って地球上で一番狂暴なんじゃない?」

「いや、そういう意味では無くて、外見はあまり変わらないのですが、目が赤くなり、異常な力で周囲の人を見境なく襲いだすんです!」

「見境なく周囲の人を? それってもしかして魔物化してません? まさか魔石でも食べたりしました?」


「武内さん、魔石を食べると魔物になるんですか?」

「いや、食べた事ないんで分からないですけど、1つの可能性として…。 あとは魔力が地球にも溢れ始めていますから、魔力が人体に影響を与えて魔物化したか…。」


「そうですか、一応、さすがに日本人で食べる人は居ないと思いますけど、魔石は食べないようにと政府と各国に注意喚起します」


そう言う鈴木さんですが、狂暴化の原因が不明な為、各国も対応に苦慮しているとの事です。

まあ元々警察が普通に銃を使い犯人を簡単に射殺する国では特に問題視されていない感じらしいですが、そうでない国では、拘束するまでに時間がかかり、死傷者も出ているとの事です。


う~ん、銃社会の国はこういう時には速やかな対応がされるとは言え、射殺しちゃったら原因が分からないじゃん、とは言え、元々異世界のウェースでも魔物は人間が動物や人間を使って生み出したってネレースが言っていたし、恐らく魔力を内包しやすい体質の人とかが居てその人が何かの条件下で魔物化するんだろうな…。


「ところで武内さん、クルセルが融合したという事は、これから人の住む国々の融合が始まるという事ですよね?」

「う~ん、多分そうだと思いますけど、荒れ果ててスケルトンだけの大地はどのぐらい融合されたんですか?」


「それについて、また正確な面積は把握されていませんが、恐らくアフリカ大陸の半分ぐらいの土地が融合されたものと思われます」

「アフリカ大陸の半分? そんなに?」


「そうです、それに加え、異世界の人が住む世界もこれから融合されるとなると…」

「もう地球の大きさ変わってるよね…。 他に変わった事はあるんですか?」


「いえ、現時点ではそのぐらいですけど、現在生態系のバランスが崩れる可能性が指摘されています」


そう言う鈴木さんに、地球と融合されたクルセルの位置確認とインフラ支援の依頼を政府へ依頼するように頼んでゲートを閉じます。


まさかクルセルが真っ先に地球と融合されるとは…。


とりあえず急ぎで月山部長達に報告しなきゃ。


次回更新は19日(月)を予定いたしております。

更新が遅くなり申し訳ございません。


尚、どなたかレビューを書いてくださる猛者は居ませんでしょうか?

と思う今日この頃…。 自分でもこの物語のレビューをうまく書ける自信がありません。


そんな中でも読んで頂き、ブックマーク・評価、また、感想を頂き誠にありがとうござます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらく申し訳ございません。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、誤字、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

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