表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

240/252

戦争の行方

オダ帝国軍とノンザイル王国軍の戦闘は朝、日が昇った頃、オダ帝国軍の前進から始まったとの事です。


オダ帝国軍の前進に合わせてノンザイル王国軍も前進を開始し、距離が大体200メートル程に迫った際、オダ帝国軍は停止し、歩兵約6000人程が3組に分かれ三本の線のように横一列に展開し、その後ろには歩兵、左右には騎馬兵と言った感じで陣形を作ったとの事。


それに対しノンザイル王国軍は軍を密集させ、騎馬兵を最前列に、その後ろに歩兵と言った陣形を構築し、最初は騎馬で敵軍に突入し、前衛を蹴散らした後、歩兵を突入させる構えで迎え撃ったとの事。


ノンザイル王国軍の前衛に位置する騎馬兵がオダ帝国軍の前衛に突撃しその後ろから歩兵が追いかけ、騎馬兵とオダ帝国軍の前衛が100メートル程に迫った時、オダ帝国の前衛が棒のような物を構え、直後すさまじい音が鳴ったかと思った瞬間、ノンザイル王国軍の騎馬兵が勢いはそのまま前のめりに倒れ込んでいき、3列になったオダ帝国兵の前衛は最前列が後列に移動し2列目がすぐさま棒のような物を構え、そしてすさまじい音が鳴り響き、更にノンザイル王国軍の騎馬兵が次々と倒れて行ったとの事です。


「あ~、間違いなく鉄砲だな、しかも3列にって3段構え、長篠の戦いの真似か? 実際の所、本当の長篠の戦いでは3段構えの鉄砲で武田軍を撃退したように言われてるけど実際は違うんだけど…」


そんな独り言を呟くと、通信魔道具の向こう側から報告をしているゴブリンが困惑した感じですが、続きを促します。


報告では予想通り鉄砲の3段構えによる絶え間ない射撃で突撃してくる騎馬兵を屠り、騎馬兵が壊滅すると今度は前列が撃つと2列目、3列目が前に出て2列目が射撃をし、次は3列目が前に出て射撃、そして再度1列目が射撃、と言う感じで前進を続けながら三弾撃ちで歩兵を屠って言ったようです。


中には射撃の合間を縫って斬り込もうとした歩兵も居たそうですが、鉄砲隊の後方に控えていた弓兵と魔法使いによって、矢と魔法の餌食となりオダ帝国兵はさしたる損害も無くノンザイル王国軍を押し込み、その後、左右に配置していた騎馬兵が混乱するノンザイル王国軍を左右から挟み、さらに一部の騎馬兵が敵本陣の背後に回り込み強襲をかけた事で完全にノンザイル王国軍は統率を失い壊走したとの事です。


その後、オダ帝国兵は鉄砲隊を残し騎馬兵と歩兵で壊走するノンザイル王国軍を追い、背を見せて逃げる兵を槍で刺し、剣で斬りつつ壊走する兵士達を追い続けているとの事です。


恐らく首都まで追撃を継続する事は無理でしょうが、かなり気合を入れて追撃をする構えのようで、後続の鉄砲隊や弓隊、そして本陣も速度を上げて追撃部隊を追いかけている最中との事。

恐らく日が暮れる辺りまでは追撃を続け王都に逃げ込むノンザイル王国兵を減らす算段でしょう。


う~ん、恐らく王都方面に逃げる敵兵以外は見逃してるだろうな、恐らく追撃をしながら(首都に向かって逃げる敵兵だけを殺せ!!)とか叫びながら追撃をすれば、それを聞いたノンザイル王国兵は首都以外の方向に逃げるだろうね。


なんせ列をなして逃げてれば後ろからオダ帝国兵が追いかけて来るんだから、列を離れ散り散りになれば一直線に追って来るオダ帝国兵から逃れられる可能性がある以上、オダ帝国兵がこれから向かう王都の方に逃げるより近隣の町や村に逃げ込んだ方が生存率も上がると思うはずだし。


そんな事を考えながら、偵察に出ているゴブリン達には継続しての監視とノンザイル王国軍の損害、そしてオダ帝国軍が使っていた棒のような物、恐らく鉄砲を可能なら入手するように指示をだしておきます。


さて、この件も鈴木さんに報告しないといけないけど、めんどくさいな…。

恐らくノンザイル王国軍の使者は万単位だろうし、日本人と政府の感覚だと大騒ぎするのは目に見えてるからな~。

クルセルの人口の事も伝えないといけないし、やる事が意外と多いな。


異世界に転移してそこそこチート能力を得てプレモーネで産業興して不労収入で異世界生活を満喫って今更出来ないし。


さて、今日は休んで明日の朝にゴブリン達からオダ帝国軍の動向を聞いたら鈴木さんに報告しよう。


はぁ~~~。

せめて異世界定番のハーレムぐらいは欲しかったな…。



どなたかレビューを書いてくださる猛者は居ませんでしょうか?

と思う今日この頃…。 自分でもこの物語のレビューをうまく書ける自信がありません。


そんな中でも読んで頂き、ブックマーク・評価、また、感想を頂き誠にありがとうござます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらく申し訳ございません。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、誤字、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ