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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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遺跡捜索

285日目


昨日は、日本人を帰還させた後、二ホン砦に向かい、ソパニチア王国との戦争での被害状況及び、しばらくの間ドグレニム領内の守りについて意見を聞いたりとしていましたが、被害としては、戦場で受けた報告通りゴブリン2000匹弱が死亡し、負傷し戦闘が出来なくなったゴブリンが500匹程との事でした。

まあゴブリンはすぐ増えるので、減った分はすぐに補充されるとは思いますが、予想ではもっと被害が出るかと思っていたのである意味予想外と言った感じです。


ただ、ゾルス曰く、捨て奸(すてがまり)をおこない死亡したゴブリンは、元々数には含まれていないとの事でしたので、結果的にゴブリンの被害は3000匹弱と言った感じです。


まああの激戦で被害がこれだけって言うのはある意味奇跡的と言うべきなのか。

そんな事を思いながらも、遺跡調査中のドグレニム領内については、ロゼフの提案でゴブリンの旗を掲げた200匹からなるゴブリン部隊に領内を巡回させるとの事、二ホン砦にて即応部隊としてバルタ率いる騎馬ゴブリンを中心に機動力のあるゴブリンを待機させるという事になりました。


うん、まあ最近は普通にプレモーネにもゴブリンが買い物とかに来てるし、まあ旗を掲げて巡回するなら無用な混乱は無いよね。


一応、朝一で領主館に向かいグランバルさんに話を伝えた後、月山部長にも一声かけてからゲートを使い、以前訪れた、砂漠の先にある大地の集落へゲートを繋ぎ移動をします。


集落で長に遺跡調査に来た旨を伝え、土産に酒などを振舞うと、集落総出で宴会の支度を始めます。


「マサト様、今宵は宴を開きますので、夜までまだ時間はありますので、ゆっくりとされてくだされ」

集落の長がそう言って、住民たちに宴の指示を出していますが、そう言えば、どの集落にも風呂って無かったんだよね…。


うん、まだ昼間だし、風呂でも作りに集落巡りでもしよう。

そんな事を考えながら、今いる集落のはずれに錬成術で石を加工し湯船を作り、打たせ湯的な物を作り、魔道具を設置し、最後に風呂を覆う建物を作ります。

1つ風呂を作るのに大体1時間弱でしたので、夜までには集落すべてに風呂を設置できるでしょう。


長には風呂づくりに行って来ると伝え、ゲートでその他の集落を巡り風呂を製作し、戻ってくると丁度日も沈みかけ宴の準備もほぼ終わっていました。


戻って来た自分を集落の長が目ざとく見つけると、どうやら風呂を既に堪能したようで目を輝かせながら感想を述べてきます。


「まあ、一応公衆浴場という事で皆さんで仲良く使ってください、ただ魔道具は分解したりすると元に戻らないので触らないように」

そう言って一応注意事項を伝えると、長は何度も頷き、宴の席へ案内をしてくれます。


うん、普段食べている食事からすると数段劣る食事だし、よく分からない踊りとかしてるけど、とりあえず仕事と思って楽しんでおこう。

どうも砂漠の先にある大地の住民は、隔絶されている分文化が衰退してる感じだな。


286日目


朝早くから出発の準備をしていると、明らかに二日酔いで真っ青な顔をした人たちが見送りに来てくれます。

長からは、男手を数人出しましょうか? と申し出がありましたが、カウア達ミノタウロスにアルチ達サンダーウルフが居るので、ある意味足手まといな気がしますので丁重にお断りし、言い伝えられている巨大遺跡を目指し出発します。


ラルに跨り広大な草原を疾走しますが、アルチ達サンダーウルフが周囲を警戒し、進行方向に居る魔物を駆逐しているので特に足止めされることも無く順調に進みます。


ネレースから貰った地図を見ながら遺跡の目星をつけますが、それなりに大きな土地なのでどうやら今日中には見つけ出すのは難しそうです。


夕方になりつつあるので、一旦本日の調査を終えて、野営用の家を出し、周辺警護をカウア達ミノタウロスにして貰い、アルチ達サンダーウルフは明日の朝までに戻って来れる範囲で調査に出てもらいます。


やっぱり調査当日に発見は無理だったか…。

まあ明日の朝、アルチ達の報告を聞いて、調査を進めよう。


287日目


朝、戻って来たアルチ達の報告を聞きましたが、どうやら巨大遺跡と言うのは見当たらず、以前見つけたような昔は町だったという感じの遺跡を幾つか発見したとの事でした。

一応、今後の為に遺跡の場所を地図に記しておきますが、今回の目的は巨大遺跡の為、朝食を済ませた後、ラルに跨り、大陸の中心部に向けて疾走します。


とは言え大陸全体が草原と言う訳でも無く、森林部もある為、森林部ではラルから降り自分の足で走り距離を稼ぎますが、やはりそれなりに大きな大陸の為、そう簡単には発見に至りません。


加えて中心部を目指すにつれ、魔物も多く、稀に群れで襲って来る魔物も現れるようになり、排除に時間がかかり昨日よりも移動距離が短くなっている感じがします。


まあしょうがないね、昼間は移動し、夜はアルチ達に調査を依頼しの繰り返しで遺跡を地道に探すしかないかな…。



288日目


朝、報告を受けますがこれといった有力情報も無い為、昨日に続き、目星をつけた場所を目指して移動をします。


それにしても魔物の密度が多いのか、朝起きると野営用の家の前に魔石の回収が終わった魔物の死骸が積み上げられているので、カウア達ミノタウロスが夜の間、野営用の家に近づく魔物を駆除し続けてくれているのでしょう。

うん、今晩からは、サンダーウルフ10匹程は野営用の家の警備に回そう。


そんな事を思いながら森を走り続けますが町だったであろう遺跡はあれど、巨大遺跡は見つかりません。

う~ん、空飛ぶ魔物が仲間に居ればすぐに見つけられるんだろうけどな~。

これがまた居ないんだよ。

とりあえず、巨木があるから登ってみて高い所から周りを見渡してみるかな…。


そう思い、周辺で一番高い樹に登り高所から周囲を見渡します。

周囲の木々より頭一つ飛びぬけている木の為、見渡す限り一面に緑が広がっていますが、遠目に人工物のようなものが目に留まります。


恐らく建物の一部、それも塔みたいに高い建物かな?

距離はありそうだけど、一旦あそこを目指してみるか…。


そう思い、木から降りてアルチ達に方向を示して森林を走ります。



289日目


本来はアルチ達に調査を依頼したかったのですが、魔物の数が多く、カウア達ミノタウロスだけでは野営用の家を警備するには不安があったので、アルチ達サンダーウルフも野営用の家を警備して貰い朝、魔石と死骸を回収すると言った感じになりました。

ていうか、奥に進むにつれて魔物の数が多く、強くなっているけど、これも何か遺跡と関係があるのか、それともただ単に森の奥深くだからなのか、判断に苦しみますがとりあえず睡眠は重要なのでアルチ達やカウア達には頑張ってもらいます。


そして昨日のうちに木の上から見つけた構造物まで到着は出来ませんでしたが、このペースでいけば今日中には到着出来そうな気がします。


見つけた構造物を目指し森を走り抜け、日は沈む頃、恐らく探していた遺跡が目の前に現れます。


「まじか…。 なんだこれ…」


そんな言葉が自然と口から洩れ、呆然と遺跡に見入ります。

これはどういう事だ? 本当に、なんなんだ…。


どなたかレビューを書いてくださる猛者は居ませんでしょうか?

と思う今日この頃…。 自分でもこの物語のレビューをうまく書ける自信がありません。


そんな中でも読んで頂き、ブックマーク・評価、また、感想を頂き誠にありがとうござます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらく申し訳ございません。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、誤字、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

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