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初魔法?初戦闘?

気持ちを切り替え坂を登りはじめようとしたとき


「ギギー」「グギギー」


と後方から何か変な鳴き声が…背中を冷たい汗が流れます・・・

振り向くと緑色で120センチくらいの生き物が牙をむいてこっちをみてます。


うわ~、この緑色の生き物って…ファンタジーの定番ゴブリン…

うん、とりあえずダッシュで逃げよう!


全力で坂を走り登りますが、急にガクッと何かにつかまれる感じで押し倒されます。

噛みついてくるゴブリンの頭を全力で抑え抵抗してますが、じわじわ押されて顔が近づいてきます。


全力で暴れて抵抗して足をばたつかせの抵抗が功を奏したのか一旦ゴブリンの圧力が弱まった瞬間、ゴブリンの股間を全力で蹴り上げて距離をとります。


うんこれは効果あり、悶絶しているゴブリンの頭を目掛けて足下にあった拳ぐらいの石を握り振り下ろし何度も何度も殴り続けました。

ゴッ! ゴッ! ゴッ!…


「ピロリ〜ン♪」

急に頭の中に響いた音にハッと我かえり手を止めた瞬間、目の前に画面のようなものが現れました。

【モンスター討伐 1位 4分11秒】【ステータス値ポイント50付与】


転送されたなかで一番にモンスターを倒したみたいです。

ステータスオープン!言ってみましたら画面が現れます。

レベルに変化はありません。

このステータスに50を割りあてて強化できるみたいです。


その前に、魔法とかあるって言われていたので試してみて使えるようになっていないと、さっきみたいに襲われた際次は倒せるかわからないので実験あるのみ。

ただこの時、大事なことを失念してました。


魔法の試射、異世界定番のファイアーボール!!!!

手をかざし声に出していってみましたが……

なにも起きません。ステータスのMPにも変化はありません。


ダレモイナクテヨカッタヨー


魔法は使えるはずなんですが、指の先に火をイメージして、

ファイア!


指先にライターの火みたいな感じで炎が現れました。

なんか魔力?って力の流れみたいなものがわかるきがしました。


水道から水が流れるイメージをして。

ウォーター!

指先から水が流れ出ます。


扇風機のような感じをイメージして

ウインド!

指先から風が吹き出します。


土…土…イメージがわきません!

土…なんていえばいいんだろう……

うん、なにも起きません。


雷をイメージして

サンダーボルト!

指先から小さい稲妻がバチバチといい飛んできました。


うん、イメージだ。イメージで使うんだ。

あとは錬成術、近くの石を丸くするイメージで魔力を流し増します。

うん、イメージなのでまん丸ではないですが丸くなりました。


ステータスを見るとMPが6減ってます。

うん、一回ごとに確認しなかったからどれがどの程度消費したのかあとで再検証が必要になってしまいました…。

抜けてるな〜


あとがアイテムボックス3×3の検証

アイテムボックス!


画面のようなものが現れました。

麦パン×10

干し肉×10

ナイフ×1


うん一応3.4日分くらいの食糧は用意してくれていたみたいです。

ただ目の前には撲殺されたゴブリンの死体いや、むしろ他殺体…

食事をする雰囲気ではないですよね〜。


ステータスをどう割り振ろうか考えていると森の下のほうからギギ、ググと

さっき聞いたゴブリンの鳴き声が複数……複数? いやいや数多くない?

さっき丸くした石を先頭のゴブリンに投げつけ一目散に斜面を登って逃げます。


うん、先頭に当たらず右側のゴブリンに命中したようです。

我ながらコントロール悪!!


風が上から下に吹いてます。

撲殺したゴブリンの血なまぐさい匂いが風下のゴブリンを大量に引き寄せたようです。


戦うとか選択肢にないので急いで斜面を登っってこの場を離れます。


「グゥオオオオ!!!!!」

ひときわ大きな鳴き声と共に斜面の下からゴブリンが10、20、いや数えられないくらい…。

その中には自分と同じくらいのゴブリンや、2.5メートルくらいの巨躯のゴブリンらしきものもいます…


なんか大きいやつ槍とか片刃の大剣?もってるし…


やばい! やばい! やばい!

全力で走って逃げます。

ふと後ろを振り向くとさっき石が当たったゴブリンと撲殺したゴブリンは共食いされてます。

奴らなんでも食べるんだ…


食いあぶれたゴブリンたちは自分を食料とみなしわらわらと追ってきます。

「異世界の定番だとここで美人の騎士とかが助けてくれるはずだけど……なぜにテンプレ展開来ないんだよ!!」


若干仲間の死肉をあさってくれたおかげで距離はありますが、息切れが始まり、心臓は破裂するかと思うぐらいドクドク言ってます。


やばい! やばい! やばい! やばい!

頭髪フサフサにしてる場合じゃないから!

剣とか鎧とかなんかチートな物要求すればよかった…。

異世界にきて数分で死亡とかありえないから。


何か、何か、何か方法は。

考えども考えども頭は真っ白…

これが俗にいう無我夢中というやつか。


正面には横7.8メートル高さ4メートルぐらいの大岩が立ちふさがってます。

もうダメ?いや岩の裏に回り込めるみたいだからそこに逃げ込んで隠れてやり過ごすしかない?


体力も限界なので選択肢もない状況、思考も真っ白、ただ死にたくないという一念で岩の裏に回り込み座り込んでます。

足はガクガク、体も恐怖でガクガク…そんな中で手を大岩に触れたとき自分の職業の錬成師、物質を魔力で操作して加工したり分離・抽出したりする職業なのを思い出します…。


もしかして、大岩を丸くして転がしたら何とかなる?

自分の何十倍、何百倍の大きさの大岩を?できなかったらゴブリンに喰われる。


考えるより体が動き、大岩に手を当てて魔力を流し込み形を上部より丸くなるように加工します。

半分くらい進んだところで魔力がプツンと切れる感覚…。


「ステータスオープン」

ステータスを見るとMPが0になってます。


ガクッと肩から力が抜けていく感覚、ステータスをみて回復するわけでもないMPをにらみつけたその時、さっき特典で得た未振り分けのステータスポイント50あったのに目が行きます。

震える手でMPにステータスポイントを連打して振り分けます。


その間にも「「ギギー」」「「グギギー」」「グォオオオ」と声が聞こえ、ゴブリンがどんどん近づいてくるのがわかります。


ステータスポイントを振り分け終わりステータスを見るとMP50/100これでまた錬成できる。

祈る気持ちで大岩に手をあて今度は地面に埋まっている部分と出ている部分の間を分離し上部を丸くするイメージで錬成をします。


グラグラ…

なんとか歪だけど転がりそうな形になったけど転がっていかず、ゴブリンはすぐ岩の裏まで来てるようで鳴き声がすぐ近くで聞こえます。


ダメだった…

地面に手をつき目を閉じてあきらめかけた時、地面? 土? 土魔法!!

全力を込めて土を操作して大岩を押し出します。


ゴロン!!!!

ゴロン!!!!

ゴロン・ゴロン!!!

ベキ・バリバリ

ゴロン・ゴロン・ゴロン!!!


転がる音がどんどん早くなり群がってきたゴブリン達の中を木々をなぎ倒し転がっていきます。

「ピロリ〜ン♪」

「ピロリ〜ン♪」

「ピロリ〜ン♪」

画面が現れ

【モンスター討伐100匹 1位 10分23秒】【ステータス値ポイント100付与】

【モンスター上位種討伐 1位 10分24秒】【スキル付与】

【レベル10到達 1位 10分25秒】【ステータス値ポイント50付与】


大岩が転がった先には車に引かれたカエルのような状態のゴブリンが…スプラッタな状態が目に飛び込みます。

それにしても大岩はどこまで転がっていったんだろう…。


胃からこみ上げる不快な感じをこらえまだかすかに動いているゴブリンがいるのでアイテムボックスからナイフを出し首を狙ってさしてトドメを指します。

うんこのスプラッタな状況なれたくはないな。


「ピロリ〜ン♪」

【モンスター討伐5種類 1位 13分41秒】【アイテムBOX強化6×6】

ゴブリン・コボルト・オーク・ホーンラビット・トレント討伐確認


うん転がって行った大岩は見えなくなっても猛威を振るっているようです。

折を見て改稿を予定しております。

恐らくしばらくは退屈なストーリーが続きますが、しばらくしたら面白くなります。

是非とも見切りをつけずに読んで頂ければ幸いです。


ブックマーク・評価を頂きありがとうございます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがご拝読頂ければ幸いでございます。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

誤字のご指摘ありがとうございます。


出来るだけ1日1話を目指しますが仕事の関係で2日に1話になる日もあるかもしれませんがこれからも頑張って書いていきます!!!

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[気になる点] 文章がぶれぶれで笑っちゃいました。 夏休みの日記のような絵本のような。 視点が主人公の一人称なのか、別視点が混ざり合っているのか感情移入しにくいです。 「~~ます」みたいな丁寧な感じの…
[良い点] ダレモイナクテヨカッタヨー 何も起きないことに恥ずかしさを感じて、誰にも見られてなくて良かったってことですかね? ここを読んで吹きました(*´艸`)ブハッ
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