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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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遭遇戦 2

ブックマーク・評価頂きありがとうございます。


拙い文章・誤字脱字が多く読みづらいかと思いますがご拝読頂ければ幸いでございます。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


よろしくお願いいたします。

片鎌槍が旋回し、大剣が空気を切り裂き、短剣が舞う。

オーガが胸を貫かれ、肩辺りから両断され、身体を多数切り裂きオーガの群れが屍の山を築いていきます。

こちらに向かって来たオーガの一団はゾルス達が殲滅する勢いです。


「マサト様、1匹こちらに向かってきます、お下がりを」

「ロゼフ、心配してくれてありがとう、でもあれは自分で倒すよ。オーガぐらい一人で倒せないと主人としての面目がね・・」


そういうと日本刀モドキを構えオーガに向かい走り出します。

今度はしっかりと胴体を両断するイメージで一気に加速をしてオーガの胴を薙ぎます。

重い感触が手に伝わった瞬間、今度は流れる感じではなく振りぬく感じで日本刀モドキに力を込めます。

「ザッシュッ!」


オーガは胴が真っ二つになりました。

「ふぅ~、今度は倒せた」


両断されたオーガに目をやると倒したという実感がわいてきます。

「マサト様、お見事です」


ロゼフが賛辞を送ってくれますが、なんか接待ゴルフで上司をほめそやす人に見えてきました・・・・。

接待を受けてる側はこんな気分なのかな・・・。

そう思い苦笑いをしロゼフに向かって頷きます。

そうしているうちに、こちらに向かって来たオーガの一団はゾルス達によって殲滅されてました。


「こっちに来たオーガの魔石を回収しちゃってくれる」

「かしこまりました」


ロゼフは魔石の回収を指示しにゾルス達の所に向かっていきます。

ロゼフが行くと自分で倒したオーガの魔石を取り出します。


昨晩ゾルス達と話していた時に魔石は胸の真ん中あたりにあると聞いていたのでナイフで胸を切り裂き手を突っ込んで魔石を取り出します。

「うぁ~、手が血だらけ・・・」


そう独り言をつぶやいて水魔法で手と魔石を洗いアイテムBOXに魔石を入れます。

これでしばらくこっちはゆっくりできそうと思い水魔法で水を出し喉を潤します。

緊張してい口が乾いていたようで水がおいしいです。

ゾルス達も順調に魔石を回収しています。

ドォーン!

ドォーン!!!!


門の方からこちらにも聞こえるくらいの大きな音が響いてきます。

門に目を向けると通常のオーガより一回り以上大きなオーガは門に体当たりをしています。

先ほどまでのオーガの体当たりではびくともしていなかった門が軋んでいるように感じます。


「あれはヤバそうだな」

そう独り言をつぶやきゾルス達の所に走っていきます。


「あの大きなオーガはなに?」


そう聞くとロゼフが恐らくオーガロードだろうとの事、恐らくもうしばらくしたら門は破られるだろうとの事です。


「う~ん、町が襲われると後々都合が悪いよね、何とかしないと」


そうはいってもここから門までは7、800メートルくらいはあり、今から走って行っても間に合うのかは疑問です。

「マサト様、昨晩槍を何本か作られていたと思うのですが、それをオーガロードに投げて手傷を追わせればこちらにオーガの目が向くかと思われます。某に試させていただけませぬか?」


バルタがそう言い出しました。

他に案があるわけでもなく、昨晩作った槍は錬成の練習で作っただけなので失ってもいたくありません。


「バルタの案で行こう」

そう言いアイテムBOXから昨晩作った槍を5本出して付与をかけ強化をします。


「バルタ、確か風魔法使えるよね。風魔法を槍に纏わせて投げたら勢いついて遠くまで飛ぶんじゃない?」

「風魔法をですか?考えたこともありませんした。試してみます」


そういうとバルタは付与の終わった槍を取り一回転をして勢いをつけ門の前のオーガロードに向かって槍を投げつけます。


バシュッ!!


そんな音がしたと思うと槍はすごい勢いで飛んでいきます。

初撃は外れましたがオーガロードの後ろにいたオーガ数体を貫き屍になります。

「外れました、申し訳ございません。だが次こそは!!」


そういい2本目の槍をとりオーガロードに狙いを定め勢いをつけ投げつけます


バシュッ!!


2本目の槍は門に体当たりをしたを直後のオーガロードの右肩に刺さりました。

3本目、4本目もオーガロードに命中しましたが通常のオーガと比べ固いようで2匹とも致命傷には至ってないようですが、着実に門への体当たりは目に見えて弱くなっています。

「グォーーー!!!!!!!!!!!」


ひと際大きな咆哮が聞こえます。

オーガロードがこちらの脅威に気が付いたようです。

3、40匹ほどのオーガは門への体当たりを続けてますが残りの7、800程の群れはオーガロードと共に

こちらに向かって駆け出してきます。

「マサト様、これはまずいですね・・・」


ロゼフが苦虫を嚙み潰したような顔をしてます。

ドドドドドドドドド!!


ドドドドドドドドド!!!!


地響きが伝わって来るくらいの迫力です。


バルタが最後の1本の槍を群れの先頭を走るオーガに投げつけます。

バシュッ!!


そんな音とともに槍が一直線に飛んでいき先頭を走るオーガを貫通し後方のオーガ数匹も貫いていきます。

「ウオォォォォォォォォォ!!!!」


オーガロードの咆哮にも負けないくらいの雄たけびをあげゾルスが大剣の血糊を払い駆け出し、バルタ、ハンゾウも続きます。

オーガの群れとゾルス達がぶつかり合います

実際に音はありませんが「ドォン!!」という音が聞こえたような気がします。

ゾルスの大剣がオーガを切り倒し、バルタの槍が胸を貫きます。ハンゾウは素早さを活かしてこまめに動き周りならがオーガ首筋を切り裂いていきます。

いつの間にかロゼフも群れに近づき連続して魔法を放ち援護をしているようです。

「力では勝ってるけど数で押され気味だな・・・・」


そう思うも自分が乱戦に入っていくと足手まといになり反対にゾルス達の負担になります。

ゾルス達に剣の訓練頼んでおけばよかったと今更ながら後悔の念に駆られます。

その間にも乱戦は激しさを増しています。オーガの屍の山に血まみれのゾルス達、ただオーガの群れは一向に数が減ったようには見えません。

乱戦を抜けてこちらに向かってきてもいいように日本刀モドキを握りしめ呼吸を整えます。


予想通り乱戦を抜けてオーガが数体こちらに来ます。

ロゼフが近づかせないように魔法を放ちますがダメージを受けながら勢いを落とさず突っ込んできます。

こちらも走り出し地面を強く蹴りすり抜けざまに胴体を両断するイメージで一気に加速をしてオーガの胴を薙ぎます。


重い感触が手に伝わった瞬間、振りぬく感じで日本刀モドキに力を込めます。

ザッシュッ!


その直後、体制を低くして地面を蹴りもう一体のオーガの横をすり抜けると踵を返し袈裟懸けに切りつけます。

肉を切り裂く感覚が手に伝わりオーガの肩口からは血が噴き出し流れ出します。

そのままの流れで足を動かし続け乱戦を抜け出たオーガを切り伏せていきます。


うん、足が止まらなければ何とかオーガを仕留められる。そういう実感が湧いてきます。

「ロゼフ、こっちはいいからゾルス達の援護に全力を注いで!!!」


大声でロゼフに指示を出し、迫りくるオーガの腕を切り落とし、胴を薙ぎます。

「グォーーー!!!!!!!!!!!」


突如大きな咆哮が響きそちらに目を向けると乱戦を抜けてオーガロードがこちらに迫ってきます。

「マサト様、お逃げください!!!」


ロゼフの叫び声が聞こえましたが体はすでにオーガロードに向かって走り出しています。

ガキッ、ザッシュッ!


すれ違い様に胴を薙ぎましたが硬いような感触で両断した感触がありません。

少し距離を駆け抜けてから踵を返すと腹から血を流したオーガロードがこちらをにらみつけ向かってきます。

右手を開き爪で切り裂こうと振りかぶった手を振り下ろした瞬間、体を回転させオーガの爪をよけ回転を利用して右腕を切り落とす勢いで日本刀モドキを振り下ろします

ドッシュッ!


やはり腕の

1/3位のところで刃が止まり腕を切り落とすまではいきません。

「硬いな・・・」


そう呟いて距離を取ります。

後からわかった事なのですが、素人の考えで錬成した刀なので刀身の厚さから刃付け方まで色々悪く剃刀で大根などを切ろうとしてる感じだったみたいです。うん、わかりにくい説明・・・・わかりやすく言うと切れ味は良いけど刃が薄いので表面はスパッと切れるけど中の方は切れない感じだそうです。


しかし今はそんなこと知る由もありませんから、オーガロードが異常に硬い皮膚を持っていると思って一撃必殺よりも手数に切り替えて切りつけます。

オーガロードが爪で切り裂こう、また殴り飛ばそうと大ぶりの攻撃をしてきます。

そのたび足を使いこまめに距離をとり切りつけますが致命傷に至りません。


このままでは一向にらちが明かない為、何か生活の補助扱いしかしていなかった魔法を有効活用できないかと頭を巡らします。

一か八かですがふと思いついた事を実行に移します。

一度オーガロードから距離をとってから改めて距離を詰めます。


オーガロードが爪で切り裂こうと右手を振り上げて向かってきます。

直後、姿勢を低くしてさらに加速をしオーガロードの懐に入った瞬間

「ライト!!!」


オーガロードの顔の前に光魔法で強い光をイメージした光の玉を出します。

急に目の前に強烈な光が現れたオーガロードは視界がすぐに戻らず手を振り回してます。


そこに追撃として地面に手をつき魔力を流し込み右足の所だけに錬成で穴を作ります。

ガクッと体制を崩したオーガロードの首を狙い再度付与魔法をかけた剣を突き出します。

ドッス!!


そんな感じの感触が手に伝わり日本刀モドキの剣先が喉に突き刺さり深く突き刺していきます。

あとは力任せに横に振りぬき首を半分ほど切断します。

ドッサッ・・・


さすがにオーガロードも首を半分切られれば死ぬようです。うん生きてたらそれはそれで怖いな・・・

そんな感傷に浸る暇なく乱戦をすり抜けたオーガがさらに向かってきます。


うん、オーガロード倒した後だと普通のオーガ迫力にかけるな・・・・・

そんな余裕が生まれたようで気が楽になった感じ増します。

距離を詰め首筋、胴、肩口と切り裂いていきます。


「うん、全く数が減った感じがしない・・・・・」

このままだと数で押し切られると焦りますが解決の糸口が、見つかりました・・・・

恐らく群れを率いているのはオーガロード、なのでもう一体のオーガロードを仕留めればそう思いもう一体を探します。

「居た!!!」


乱戦の中ではなく外側に控え乱戦を見ています。

ゾルス達が弱ったところで襲い掛かり仕留める気でしょうか。それともバルタの槍で受けた傷の影響でしょうか。


とりあえず乱戦になっている方からこちらにオーガロードをひきつけないとこちらまで乱戦に巻き込まれる恐れがあります。

右手を突き出し魔力を手の平に流し込み渦巻く炎を、そして風で回転を加える追い風で押し出すイメージをしオーガロードの顔面に狙いをつけます。

「ファイア!!」


ボン!!

手から離れた炎はオーガロードの顔面を直撃しました。

「グォーア!!!!!」


自然と笑顔が出ていたのでしょう。こちらを向いたオーガロードが怒りの形相で駆け出してきます。

「よし!こっちに来た!!!」


そう独り言をつぶやいて、先ほどオーガロードを倒した光からの連携でバランスを崩してからのトドメを狙いこちらも駆け出します。

やっと町が見えるところまで来ました。

そして書いる本人が今気づきましたが、1話で出てきた後輩社員の沖田以外、今のところ人間が出てきていません・・・

書き始める前には5.6話で町についてるつもりだったのですが気づけば18話現在まだ町に入れてません。

小説って難しいですね・・・

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