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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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開戦の狼煙

ボオォォォ…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオアアアッッッッッッ!!!!!!


炎槍の着弾した地点を中心に円を書くように炎が地面をなめるように広がりウェアウルフの群れを炎が飲み込みます。

うん、開戦の狼煙にしてはちょっと派手だけど・・。


「もう一丁!!」

ボオォォォ…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオアアアッッッッッッ!!!!!!


ボオォォォ…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオアアアッッッッッッ!!!!!!


門の周辺に炎槍を数発撃ち込むと、門の前に陣取るウェアウルフの数が減り、動いているものもかなりのダメージを受けているようでヨロヨロと瀕死の状態です。


「そろそろいいかな?」

そう言って門を守る兵士に合図を出し門を開け放ってもらうと、飛び出せるよう準備をしていたアルチ達サンダーウルフが飛び出していき、その後ハンゾウが短刀を両手に持って駆け出し、バルタが片鎌槍を頭上で旋回させながらウェアウルフの群れに突っ込んでいきます。


そしてワンテンポ遅れた感じですが、ゾルスが大剣を担ぎ、カウア達ミノタウロスがバトルアックスを手に走り出しています。


いきなり広範囲魔法で奇襲され混乱した様子のウェアウルフ達ですが、門から出て来たゾルス達を見ると、獲物と認識したのか牙を剥き一斉に向かって来ます。


「じゃあ援護でも…」

そう呟いて右手に魔力を集めゾルス達に向かって行くウェアウルフに炎槍を撃ち込みます。

ボオォォォ…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオアアアッッッッッッ!!!!!!


「もう一発!」

ボオォォォ…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオアアアッッッッッッ!!!!!!


「おまけ!」

ボオォォォ…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオアアアッッッッッッ!!!!!!


炎に巻き込まれたウェアウルフの肉体が霧散し、群れの真ん中に大きな穴が開いたような感じになります。


ゾルス達がウェアウルフとぶつかり戦闘が始まった頃を見計らい、門の所で待機していたゴブリンロードペアとホブゴブリン小隊が駆け出します。


彼らの役目はゾルス達がなぎ倒していったあとの打ち漏らしの対処が主な役割になります。

それぞれが門から駆け出すと門を中心に扇状に広がりながらゾルス達が打ち漏らしたウェアウルフを着実に屠っていきます。


そしてその後はロゼフ率いるゴブリン部隊です。

100匹単位で隊列を組み門から出るとそれぞれが防御陣形を組み扇状に進んで行ったホブゴブリン小隊の後を追うように進んでいきます。


数が多いウェアウルフですが、門の前だけで見ると炎槍で大幅に数を減らしゾルス達の突撃を受けてその数を大幅に減らしています。


「よし、じゃあ門を閉じるように合図を送って。自分は城壁を一周しながら炎槍をウェアウルフの群れに撃ち込んでいくから」


そう言って門を閉じるよう指示をだして城壁の上を移動しながら炎槍を打ち込んでいきます。


ボオォォォ…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオアアアッッッッッッ!!!!!!


ボオォォォ…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオアアアッッッッッッ!!!!!!


うん、炎槍ばっかりじゃ飽きて来るよね…。

そんな風に思ったので、途中から氷槍を撃ち込んでみます。


パキィィィーーーーン!パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキ……

氷槍が着弾した場所を中心にこれも冷気が地面を這うように広がり周囲が広範囲で凍り付きます。


あ~これなんか芸術的だ…。

凍り付いた地面と共にその場に居たウェアウルフも、とてもリアルな氷像のような姿で凍り付いています。


「これでいこ!」

そう呟いて、途中から炎槍ではなく氷槍をウェアウルフの群れに撃ち込んでいきます。

パキィィィーーーーン!パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキ…


パキィィィーーーーン!パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキ…


パキィィィーーーーン!パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキ…


とりあえずべロイニレスの町を一周したところで戦局を再度見ると、門を中心に扇状にゾルス達が広がりそこに群がる様にウェアウルフが襲い掛かっている感じで、どちらかと言うと押しているというより、やや押されている感じのように見えます。


やっぱり数が多いよね。

それにウェアウルフ達がゾルス達が居る門の方にどんどん集まって来てるし。


そう思いながら、援護と言わんばかりに右手に魔力を集め氷槍をウェアウルフの群れに撃ち込んでゾルス達の援護をします。

パキィィィーーーーン!パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキ…


パキィィィーーーーン!パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキ…


何発か氷槍を打ち込んだ後は、ゾルス達を巻き込む恐れがあるので氷槍を撃ち込むのを中断して、両手の掌に魔力を集め大きなXのような形を作りだし掌を中心に1メートルぐらいの太いXの形が出来たところで掌の中心から光弾を打ち出します。

「ブレェィズクロス!!」


バッ! バッ! バッ! バッ! バッ! バッ! バッ! バッ! バッ!


バッ! バッ! バッ! バッ! バッ! バッ! バッ! バッ! バッ!


光弾がウェアウルフの群れに吸い込まれていき、光弾に貫かれたウェアウルフが霧散していきます。


とりあえず、効率は悪いけど、ブレェィズクロスで城壁の上からしばらく援護しよう。

そう思いながら光弾を打ち続けます。


ゾルスが振るう大剣が数匹のウェアウルフを両断し、バルタの槍に突かれ、ハンゾウの短剣で首筋を斬られウェアウルフ達が霧散していきます。


それでもゾルス達やカウア達の間を抜けて後続のホブゴブリン達に襲い掛かるウェアウルフも相当数いますが、5匹一組で小隊を組んでお互いを守り合いながら戦うホブゴブリンの前に突撃むなしくあしらわれ、討たれていきます。


「さて、後は持久戦だけど、ゴブリン達の体力がどこまで持つか…」

そう思いながらも援護の手を止めず光弾を放ち続けます。


「マサト!この分なら何とかウェアウルフを壊滅させられるんじゃないのか?」

そう言って見張り台から戦況を見守っていた領主のタステイさんがやってきます。


「そうですね、とはいえまだウェアウルフがかなりの数残ってますし、仲間の魔石を摂取して上位化したウェアウルフが出てこないとも限りませんから気は抜けませんよ」


そう言いながらも援護の手を止めず光弾を放ち続けますが、タステイさんは現状戦闘が有利に推移しているのを見てもう勝ったつもりのようです。


とりあえず、ゾルス達やカウア達から離れた場所にもウェアウルフが集まって来てるから、あっちには氷槍を何発か撃ち込んでおこう。

ブックマーク・評価を頂きありがとうございます。

拙い文章・誤字脱字が多く読みづらく申し訳ございません。

あと、図々しいお願いではございますが、評価頂ければなお幸いでございます。


また、誤字、気になる点のご指摘等誠にありがとうございます。

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