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集団転送で異世界へ。 ~神の気まぐれによって?異世界生活~  作者: 武雅
本編

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10/252

町を目指して 1

とりあえずステータスを確認っと、う~ん実感がわかないな~。

筋力とかも数値が跳ね上がっているけどそんなに力が湧いてくる感覚ないし。


そんな事を思いながら近くにあった小石を握り力を込めると、あれ?簡単に崩れてボロボロと崩れていきます。

「うわぁ、なにこれエグ~」


つい口に出てしまいましたが自分ではあまり変化がないのに力が驚くほど強くなっているようです。

これは人と接触する際気を付けないとうっかり握手で手をバキバキにつぶしちゃうな…


「しばらくは力の調節に専念しよう」  


そう呟いてステータス画面に視線を戻します。

体力、筋力はなんかもう人間やめてるような気がしますのであえてこれ以上増やすのはやめて、MP・敏捷・物理耐性・魔法耐性を強化しようかと思います。


よし400あるから、MP150・敏捷50、物理耐性100、魔法耐性100、これで行こう。

あとはスキルポイントだけど、確か通常が3消費で中級が5消費、上級が10消費、しかも10から次のLV1になる際もポイント消費する不親切設計・・・LV10になったら自動で次のランクに行けばいいのに。

まったく。


じゃあステータスを割り振っていきましょうかね。

……

………

よし、こんな感じでいこう。

うん、連打してたら押しすぎてMPが予定より1多くなって魔法耐性が1少なくなったな、修正出来ないって欠陥じゃないの?確定ボタンとか用意しておいてほしいもんだよ全く。

スキルポイントは死霊術・付与魔術・影魔術に極振りでとりあえずMAXまで上げて、あとはその他魔法を中級にまで上げて残りは64ポイント。


これは町に行った際、各魔法の特性とか調べてから振り分けよう。

一応今のステータスを見直すと

-------------------------------------

名前:マサト=タケウチ  人間  (35歳)


LV:239

職業:錬成術師


ステータスポイント:0

HP:1412

MP:2761

体力:771

筋力:589

敏捷:251

知力:65

物理耐性:185

魔法耐性:184


スキル:

スキルポイント:64


中級火魔法LV1  中級水魔法LV1  中級土魔法LV1  中級風魔法LV1  中級雷魔法LV1  

中級光魔法LV1  中級闇魔法LV1  上級死霊術極  上級付与魔術極  上級影魔術極

アイテムボックス∞×∞

-------------------------------------


うんまあこんな感じかな。

どう振り分けるのが正しいかなんてわからないし。まあとりあえずチート化したみたいだから何とかなるでしょ。

そんなこんなしているとハンゾウが戻ってきました。

「マサト様、ただいま戻りました。」

「ハンゾウ、お疲れ様、どうだった?」


「はい、場所により地盤が柔らかい場所、滑りやすい場所はございますが何とか通れるかと思われます」

「ほんと!よかった、これで通れないから迂回とかになったら時間余計にかかるもんね」


それにしてもこの斜面、歩いて進むのもなんか時間かかりそうだな~

昔修学旅行で行った伊豆でやったサンドスキーみたいに下れないかな?

まあ、あれはスキーというよりソリ遊びだったけど…


「ソリか~この人数が乗れるソリって作れないよね~」


一人でブツブツ言ってるとハンゾウから詳しく話を聞いていたロゼフが声をかけてきました。


「マサト様、ソリとはなんですか?」

「ああ~ソリね、う~んわかりやすく言うと斜面を滑り降りるのに使う乗り物?」

「なんと、マサト様の世界にはそのような物が・・してそれはどのような形で、どのように乗るのですかな?」


ああ~ロゼフの知識欲に火がついちゃった…

なんか最近、ゴブリンキングだったゾルスよりロゼフと絡んでる時間のほうが多いような。

キング形無しだな・・・・ゴブリンロードのバルタなんかさっきから槍の練習ばっかりしてるし…


「え~と、形はこんなんで、ここに人が乗って坂を滑り降りるんだ」

地面に絵をかいて説明するとロゼフは一応満足したようです。


「マサト様、そこらの大木を切って作ってはいかがでしょう。 一本では難しくても2.3本の木をマサト様の錬成術でくっつけて似たようなものはできませんかな?」

「ああ~それいいね~、うんそうしよう。 ゾルス~~~!!!」


「はっ、お呼びでしょうか。 うんチョットお願いがあるんだけど、大きな木を3本くらい切り倒してきてくれない?」

「大きな木でございますか?」


「うん、あそこの木とあの木と、その木」

「かしこまりました」


「あっ、ちょっと待って!ゾルスの大剣貸して。」

「はい?大剣でございますか?」


そういうと訝しむゾルスから大剣を受け取り両手で触れて魔力を流し込んでいきます。

魔力で大剣を包み込むように、固く、しなやかに、鋭く、そして魔力が大剣に定着するように・・・


「はい、ゾルス。これて木を切ってみて。 付与魔法を使ったから切れ味上がってると思うよ」

「なんと、それは何とも恐悦至極、では早速」


そういうとゾルスは木を切りに行きました。

あと付与するといえば、バルタの槍とハンゾウの短刀だな。


「バルタ~・ハンゾウ~ちょっと来て~」

そういい二人を呼ぶとそれぞれの武器に付与をかけておきました。

うん自分のは?って顔をしていたロゼフの短剣にも付与はしましたよ。


「マサト様、木を切り終えましたぞ! あとはいかがいたしますか~」

ゾルスが声をかけてきたのでゾルスのところに向かいとりあえずソリ的なものを作成しようと思います。


「それにしてもこの大剣、驚くほどよく切れますぞ、こんな木を一刀のもとにたやすく切れるとは」

「気に入ってくれてよかった。 あとはこの木をこの辺で切って並べてもらえる?」

「たやすいこと、お任せを」


そういうとゾルスは手際よく木を切り並べていきます。


「うん、そんな感じで並べて、木と木がくっつく様に、うん、それは逆向きで」


ゾルスが木を▼▲▼のように上下交互に並べて木と木がくっつく様に並べてくれたのであとは錬成術の出番です。

岩や土では試しましたが木は初めてです。

手を木に触れて魔力を流し込みます。木と木が接着して融合するイメージで先端は反り返る感じで

……

………

「よし、出来た!!」


うん、我ながら不思議な光景を目にしてる感じですね。木と木が完全に融合してます。

これを科学で証明しろっていわれても絶対できませんよ。


「ゾルス、バルタ、ロゼフ、これを斜面のところに運ぶの手伝って~、ハンゾウは運ぶ場所までうまいこと誘導して~」

「「「かしこまりました」」」


うんこれで斜面をおりればかなりの時短になるよね。


「よりじゃあみんなこれに乗って、ていうか忘れ物ない?落としたらまずい大切な物とかアイテムボックスにしまっとくけど大丈夫?」

「「大丈夫です」」

「あっ、某は槍をお預けしてよろしいでしょうか」


「いいよ。ゾルスと違って背中に背負えないもんね」

「よし、じゃあ行くよ~」


ずず…ずずずず……

ずしゃ~~~~~~~~~!

ずしゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!


「「「「「ぎゃぁ~~~~~~」」」」」

「早い、早すぎる!!あっぶつかる!!!」


ゴツ!ゴゥン!!!!

ずしゃ~~~~~~~~~~~~!!!!!

「「「「「ぎゃぁ~~~~~~」」」」」

「「「「「ぎゃぁ~~~~~~」」」」」


ずしゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!


ずしゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!


「マサト様、これはどの様にして止まるのですか?」

「ごめん、勝手に止まるの待つしかない!!!!」

「「「止められないのですかぁ!!!!!」」」


「うん、止められないから行くとこまで行って止まってくれるの待つしかない」

「なんと!!」

ゴツ!ゴツ!ゴツ!ゴゥン

「「「「「ぎゃぁ~~~~~~」」」」」

ずしゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!


ずしゃ~~~~~~~~~~ズズズズズズ!!!!!

……

………


「うん足がガクガク震えてます。コワカッタヨ…」

ゾルス達も全員が恐怖の初体験だったようで放心状態です。

うん、結果から言うと無事止まりました。

まあ数十本木をなぎ倒してですが…


「うん、みんな無事だね」

「「「「はい、な、なんとか」」」」


「ケガしてない?ケガしてたらロゼフにお願いして治癒してもらって」

「「「「だ、大丈夫であります」」」」


ケガもなく無事でよかった、よかった。 うん自分でも坂を下ってる間は走馬灯が見えるような、時間がスローになったような長い時間だったようで終わってみると一瞬だったような。

これがジェットコースターとかにはまる人の感覚なのかな…

うん、これはもう二度とやらない!!!

ブックマークと評価ありとうございます。


つたない文章と多分とても多い誤字脱字、読みづらいかと思いますが

これからもご愛読いただければ幸いでございます。


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