夜に潜む流れ
「おい俊交代だぞ」
僕は裕也に起こされる、見張りの番が回ってきたのだろう。まだ寝たいという体の反応を抑えながらゆっくりと起き上がった
「分かったよ今すぐ変わるね」
隣にあるミスリスを手に取り、宿から出る
一人の夜の森は少しばかり不気味だな...
もう0時を回っているから、いつ敵が来てもおかしくない、しかし静かで綺麗だなこんなにも星が綺麗に見たこと、生まれて初めてかも知れない、
〝ガサガサ〟
僕は音のした草の方を見て僕はすぐさま身体強化をした
「まてよ俊、俺らは戦う気はねーよ」
そこから出てきたのは、五十島とサナそして愛美さんだった
「俊くん私達と一緒に行動しよ?今ならまだ間に合うから...だからお願い私たちと一緒に行こ?」
愛美さんから、もの凄い焦りを感じた
「なにに間に合うの?何が起こるの?」
何かが起ころうとしてるのだろうか、生徒による
奇襲かそれとも魔物か
「まだ、それは言えない…でも、私達を信じて」
愛美さんの必死の言葉に心を揺らぐ彼女は自分も昔いじめられていたせいか、クラスで唯一僕に普通に接してくれた。そんな彼女が必死になる程何があるのだろうか?信じられないわけじゃ無いむしろ僕には信頼できる数少ない人だ、でもでも、僕は…
「ごめん愛美さんやっぱり真帆と裕也は裏切れないよ…」
「そう…だよね、ごめんね2回も断られてるのに、くどいよね。でも、俊くん何かが起ころうとしている、だから気おつけてね!」
愛美さんたちはその言葉をいいよ立ち去ろうとした時僕の後ろから気配がする
「まて!その何かとはなんだ、何が起ころうとしているんだ!俺に教えろ」
後ろから現れたのは裕也だった
-裕也sideー
俺は見張りをしていた時かすかに人の気配を感じていた、だがそいつらは襲いに来なかった来るとするならば、魔装科つまり俊が見張りになる時を待っているのではないかと考えた。結果的に俊を待っていたのは確かだったが、妙な話を俊にしていたのに気づくそして、それは俊をこのグループから連れていき一緒に行動しようというのだ、俊は迷いなくそのことを断ってくれて安心したが、あの一人の少女が話していた何かとは何なのかと俺は気になり意を決して話しかける、しかし彼らは何もしゃべらなかった代わりに物凄い睨みをかえしてきた。
ああ...そうかあの人たちもまた...
彼らはそのまま森に消えてこうとするが俺は話を聞くまで行かせないと魔法を使う
「ウィンドスピアロイド」
俺は彼らに当たらないようになおかつ威嚇射撃のため、強力な魔法を三つ生成し放つ
しかし俺は次の瞬間驚く出来事に目が釘付けになった
「フレイムクラッシュ」
「メイク・ザ・サラマンダー」
「飛鋼戦起動」
一人の男は火の纏った斧でウィンドスピアロイドをかき消した
隣の少女は指輪から膨大な火を出し、巨大なトカゲを作り出しウィンドスピアロイドを飲み込む
もう一人の少女は背中から2本の光が伸び両腕は茶色くなり、その腕を突き出し高速で飛んでウィンドスピアロイドをぶち抜いた、俺は気づいた威嚇しているのは俺ではなく、彼らなのだと…その後、彼らたちは何も言わず夜の闇へと消えていった
遅れてすいません、