昼休みと三人とミスリス
僕は中庭に向かって歩いていた
「おい、聞いたか?ドームがすごい事になっているらしいぞ?」
「俺も先生たちが騒いでた」
校内の人たちが次々とドームへ向かっていた
もうそんなに広がってるのか。
僕はそれを気にせず裕也たちのいる中庭へ足を運ぶ
「おーい俊遅いぞ!」
「ごめんごめん」
裕也達はもうすでに昼ご飯を食べていた
「俊聞いた?ドームの天井が壊れたやしいよ!」
そういったのは真帆だった
真帆の言葉に付け加えて裕也が言う
「先生から聞いたけど隕石が落ちてきたらしいぞ!」
「『ぶ......はははははは』」
「「え?急にどうしたの俊?」」
つい僕とミスリスは笑ってしまった。
その笑った顔に裕也と真帆は驚いている
先生うまく誤魔化すって言ってたけどさすがに、隕石はないだろ
「裕也、真帆隕石はさすがに嘘だと思うよ!」
「なんでそう思うんだ俊」
「僕、ドームの傷がどんなのか見たからさ、斬撃の後だったから」
「いいなー俊は見たんだね私も見たかった!」
そのとき、裕也は一人周りを見渡し
手を顎に当て何かを考えていた
真帆は裕也に「どうしたの?」いうと
「真帆、俊さっき俊が笑ったときもう一人男の人の声で笑い声が聞こえなかったか?」
「え、」
僕はあまりの驚きに声を漏らしてしまった
「やはり俊何か知っているな?」
「いや、何も...『知っている!』
「だれ〔だ〕?」
『我はHDH、またの名を回帰りの刀またまたの名をミス・リスだ!』
ええええええええええええええええええ?
ミスリスさん!言っちゃうんですか?
ってか、なんで聞こえてるの?裕也と真帆に!
「裕也と真帆にも聞こえるの?」
「やっぱり俊は知っていたか」
「ごめん」
「いいよそんなに怒ってないって、それよりもえっと...」
『ミスリスでよい』
「ミスリス君はどこから話しかけているんだ?」
『目の前にいるだろう』
「目の前?」
裕也は僕の方をじっと睨みつけてきた
裕也はまさかというような顔で口を開けた
「もしかして俊が持っている刀?」
「裕也ったら冗談やめてよ刀がしゃべるわけないよ!」
『む、正解』
「え?ほんとに!?」
真帆は興味津々に叫んだ
「まじかよ」
『ちなみにドームを壊したのは俊と我だ!すごいだろ我たちは!ハハハハ』
「いやいやいや、まてってミスリスえええ?そこまでいっちゃうの?」
「おい、待てよそれって、どういう事だよ俊!あのドームは中からは確実に壊れないように強力な防御魔法陣が設置してあるはず、相当な攻撃じゃないと穴は開かないはずだぞ?」
「それって、威力が王級、神格級の攻撃じゃなきゃ壊れないはずだよ!」
「もしかして」
「それって」
「その武器って」
「「王級か神格級てこっと?」」
『なんだなんじゃ?お主ら、そんなに我のことを見つめて惚れたのか?』
...ちげーよ!!!
「でも先生が魔武器を使いこなせば一個上の急に匹敵するとよさを出せるっていってたよ?」
「そうなのか、そんなこともあるのか」
裕也は少し納得できなさそうだった
「でもさ、魔武器って謎だよね!どこで作られて、何が素材で、どうして氣の持っている人しか使えないとかね」
真帆までもが考え込む
「まあ、結果オーライってことでいいんじゃない?」
「「何が!」」
僕はそのまま苦笑いをする
二人はいつも通りの笑顔に戻っていた
その後は三人楽しく話をして途中ミスリスも入ってきたけど
昼休みが終わる