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選別 - 2

選別の話は暗くなりそうなので、取り敢えずカットすることにしました。

とうとう最後の検査が終わり、今は自分の部屋でのんびりしている。


今まで同じ年の奴等と近くで会ったことは無く、比べたことはなかったが、どうやら僕は結構優秀らしい。

そこまで心配しなくても自分が試験に落ちることはなさそうだと分かってからは他の人の様子を観察する余裕が出来た。いつも相手にしていたのはあれこれと指示してくる大人だけだったので、とても新鮮だった。


特に印象的だったのが学力試験で満点だと大きな声で言っていたどこか変な奴、魔術試験で明らかに力強いオーラを放っていた可愛い子、他より見るからにデカイ奴だ。多分あいつらとはまた会うことになるはずだ。


それはそうと明日から僕は番号ではなくて、名前で呼ばれるようになる。これは大人たちと同じ扱いをされるということで、この国の一員となることを意味するらしい。実際何が変わるのか分からないけど、きっと今より安全だということと、少なくとも初めて施設の外に行けることは嬉しい。

僕はワクワクしながら眠りに就いた...


.....


次の日、兵士に呼び出されるままに付いて行くと、両親と名乗る大人に会った。

「エイル」「良く生き延びてくれた」「信じていた」「ごめんね」

と涙を流しながら喜ぶ見知らぬ二人に対して、いつも大人に何か言われた時と同じように僕は頷いていた。唯一感情を見せる大人だったあの人を思い出しながら...


.....


それから数日後、僕は武術学校に通うことになった。正直これにはがっかりした。

この国に学校は三つ存在する。それぞれが武術、魔術、学問に特化しており、この前の審査の結果に応じて割り振られる。がっかりしたのは強力な魔術が使える者の方が素晴らしい剣技を扱える者より尊敬されるらしいからだ。これは昔他国から攻められた時に魔術が活躍したからだと学んだ。


住み慣れた施設から向かう時、僕の乗った馬車に同じ武術学校に進むと思われる三人が乗っていたが、誰も口を開くことは無かった。僕らはただ外の景色に見とれていた。

そろそろ時間の流れを遅くしたいのに、普段細かい描写を飛ばして読んでいるせいで、書き方が分からない(涙

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