表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Dr. みそじ

Dr. みそじ 第8章

作者: 川上 翔平

‘おっさん’の肩書きに片足を踏み込んだ、結果が出ない大学院生のストレス解消は何か。


人それぞれ、色々なパターンがあるでしょう。


運動、ゲーム、漫画、食事、etc.


ある理由がきっかけで、恋愛に臆病になっていた私。


そしてついつい、インターネットで風俗サイトを見ては、


「こんな可愛い娘と付き合えたらなぁ」


と妄想することでストレス発散してました。


色々なサイトを見ているうちに、風俗にも色々なタイプがあると気付きます。


自宅に女の子が来る‘デリバリーヘルス’、通称‘デリヘル’。


ホテルに女の子が来る‘ホテルヘルス’、通称‘ホテヘル’。


そして、お店の中で女の子とHなことをする‘店舗型’。


他にも様々な業態の違いであったり、あとサービス内容によっても大きく違ったり(すごくHか、ちょっとHか、全くHでないマッサージだけ)はありますが、大きく分けると上記の3タイプに分かれます。


幸か不幸か、私が見ていたサイトのほとんどが都内の風俗店。


つまり、ピザの配達同様、電話一本で女の子が自宅に来てしまうのです。


私はそんな街に住んでいるわけです。


最初はにわかには信じられなかったし、怖いイメージがありました。


でも風俗サイトを見るたびに、そして研究のストレスがかかるたびに、心の弱さは未知への探究心へと私の気持ちをねじ曲げていきました。



サイトに書かれた番号を何度も携帯に打っては消し、打っては消す。


まるで告白する時のような、楽しみと怖さとの間の葛藤を何度も繰り返してる内に、とうとうダイヤルがかかってしまいます。


そして、そこから私は更なる転落へと陥って行くのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ