第87話 おちょぼんのひな祭り
おちょぼん「いらっしゃーい♪しろたん、来てくれてありがとう♪」
しろたん「うん、良いの?」
おちょぼん「もちろんよ!さ、上がって上がって♪」
おちょぼんは、しろたんの手を引きながら自分の部屋に通したのでした。
しろたん「うわー、凄い♪これなに?」
おちょぼん「おひなさま♪しろたんに見せたくて」
しろたん「ありがとう♪とてもきれいだね」
おちょぼん「おばあちゃまの子供の頃から受け継がれたものみたい。ママが飾ってくれたのよ♪」
おちょママ「しろたん、いらっしゃーい♪ケーキもどうぞ」
おちょぼん「今日はね、ひな祭りなんだけど3月3日は私の誕生日なの♪」
しろたん「えー!?おめでとう♪でもごめん、聞いてなかったから何もよういしてない」
おちょぼん「いいのよ♪そんな気を使わなくても。来てくれるだけでうれしいんだから♪」
しろたん「、、、。そうだコレ、おちょぼんにあげる」
しろたんはそういうと、ポケットから何かを取り出した。
おちょぼん「なにかしら?」
しろたん「サンタさんにもらったの。何かよくわからないけど、たぶん良いものかなとおもって(笑)」
おちょぼん「そんな大事なものを!?ダメだよ、いただけないよ!」
しろたん「良いの、しろちゃんからも貰ったから♪」
おちょママ「ふむ。ちょっと貸してみて」
おちょママはそういうと、サンタさんからのプレゼントを色々と触ってみるのでした。
【、、、コロン♪コン、ポロン♪】
おちょ「これ、オルゴールみたいね?」
おちょぼん「とても素敵な音♪」
しろちゃん「じゃあ、あげる♪」
おちょぼんは少し戸惑いながらも、しろたんからのプレゼントを受け取り喜んだのでした。こうして、しろたんとおちょぼんのひな祭りと誕生日は素敵な一日となりました。そして、
おちょママ「オルゴールのプレゼントの意味、二人ともわかってるのかしら(笑)」
と、おちょママのニヤニヤが止まりませんでしたとさ。めでたしめでたし♪