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第84話 しろちゃんのサンタクロース大作戦



 今日は世界中の子供たちが待ちに待ったクリスマスイブ。


しろちゃん「サンタクロース?もちろんいるよ♪ね?四葉ちゃん」


四葉「そ、そうねぇ。良い子にしてたら来るとかなんとか」


しろたん「楽しみ♪」


しろちゃん「ただね、しろたんがこれから世の中を知っていくと、なかにはサンタクロースの正体は〇〇だとかいろんな話を聞くとは思う。でもサンタクロースは本当にいるから安心して寝ること、良いね?」


しろたん「あい♪」


四葉「(しろちゃん、そこまで言ってしまってもいいの?本当のこと知った時、グレちゃったりしないかな)ヒソヒソ」


しろちゃん「(いや実は自分さ、本物のサンタクロースを見ちゃったんだもん)ヒソヒソ」


四葉「(まじで言ってんのそれ?)ヒソヒソ」


しろちゃん「(そ、だからいるにはいるんだけど当然、物理的に世界中の子供たち全員に一晩で周れるがわけない笑)ヒソヒソ」


四葉「(ま、そりゃそうよね)ヒソヒソ」


しろちゃん「だから良い子の中で選ばれた子の所にサンタさんは来るんだ(ちなみに本物のサンタクロースはプレゼントのリクエストとか受け付けて無いぽいから欲しいものくれるとは限らないよ)ヒソヒソ」


四葉「(靴下に欲しいものを書いた紙を入れるとか言われてなかったっけ?)ヒソヒソ」


しろちゃん「(そんなルール、誰が言い出したんだよって話でしょ?世の中そんなのばっかじゃん、豆を歳の数食べるとか年寄りどうすんのよ笑)ヒソヒソ」


四葉「(確かにリクエストにまで応えてたら余計間に合うわけがないよね)ヒソヒソ」


しろちゃん「(でしょ?もし間違えでもしたらクレームの嵐だし、コールセンターはなかなか繋がらないわで世界中で悲鳴があがるよ。チャットAIなんて、イイエがハイに聞こえるんだよ?便利に思えて超不便)ヒソヒソ」


四葉「(今の時代まさにそれよね。私がオペレーターならその日有給とるわ)ヒソヒソ」


しろちゃん「(しまいにキレて、てめえさっきから誰にモノ頼んでんだよ?スイッチだと?隙間に置くスイッチにしといたろうか?ってなるよそりゃ)ヒソヒソ」


四葉「(そこまでサンタさんは口悪く無いと思うけど、忙しいとキレそうになるのはわかるわ。そのあと炎上必至だけどね)ヒソヒソ」


しろたん「なんか眠くなってきた」


しろちゃん「うん、じゃあ先におやすみなさい♪」


四葉「サンタクロース楽しみね、おやすみなさい♪」



 そして。



四葉「ね、しろちゃん。しろたんが超ショートスリーパーってのわかってるよね?」


しろちゃん「は〜、問題はそこなんだよなぁ」


四葉「どうすんのよ?」


しろちゃん「で、三ヶ月前くらいから色々考えてテストとかして、コレしかもうないかなって」


四葉「それがコレ?」


しろちゃん「映画を参考にしたんだ。天井から吊るしたこの背中に繋がってるワイヤーで一気に降下しプレゼントを枕元に置いて即座に撤収という寸法」


四葉「そのワイヤーを私が支えてプレゼントを置いたあとに一気に引っ張るわけね」


 しろちゃんと四葉ちゃんはクリスマスイブの前からそれとなく、しろたんに欲しい物を聞き出したりしていた。当然、自転車(おおきいもの)とか(いきもの)とか無理な要求をされないように誘導し、まぁコレならイケるだろうという線でプレゼントを用意していた。


四葉「しろちゃん、チャンスは一度きり失敗は許されないからね」


しろちゃん「わかってる。しろたんにバレてヤサグレてしまって、将来お酒に逃げたりしたら大変だもん」


 こうしてワイヤーによるプレゼント降下急襲設置作戦は開始するのでした。


四葉「いくよ。3、2、1」


 しろちゃんがサムズアップのサインをすると四葉ちゃんは一気にワイヤーを緩め、しろたんの体の上スレスレでしろちゃんをビタっと止めることに成功した。


しろたん「ん、、、」


しろちゃん「!?」


 しろちゃんは息をひそめ、しろたんの気配を探った。そして四葉ちゃんに野球のセーフのサインを送った。


四葉「ふぅ〜、心臓に悪いわ」


 そして四葉ちゃんは【しろちゃん、とっととプレゼントを置いてちょうだい。てかけっこうこの役、体力的にしんどいというか今更なんだけど、この役割分担どちらかというと逆のほうが良かったんじゃない?そういうとこなんじゃないのかな?いやまじキツいすわ】というサインを片手で素早く行った。


 しろちゃんは【いや、こっちのが一見、楽そうには見えるかもだけど、完全に気配を消して置かなきゃいけなくて、そういうとこもわかって欲しいんだけどね?こっちもイブの夜にワイヤーで吊るされてバカ丸出しの格好で楽しいわけないじゃん?なにやってんだよって自己嫌悪に陥るというか、、】というサインで返す。


 みたいなやりとりをしてたら、しろたんの目がパッチリ開いて、しろちゃんたちと目が合ってしまったのでした。


しろちゃん&四葉「あー、、、」


しろたん「二人で何してるの?(笑)」


しろちゃん「え、まぁ夫婦の営みってやつ?いやちょっとまって、それは?」


 しろちゃんが、しろたんの枕元を指差すと、しろたんは横を向いてプレゼントが枕元に置かれてることに気づいたのでした。


 しろたんが喜んでる中、しろちゃんはそのまま下に降りて四葉ちゃんにも降りてくるように指示をした。


しろたん「サンタさん来た!」


 しろちゃんは用意していたプレゼントをポケットから取り出し


しろちゃん「良かったね♪サンタさん来てくれたんだ♪そうそう、これは僕たちからのプレゼント。どうやらサンタさんに先を越されちゃったみたい(笑)」と苦笑いしながら、しろたんに手渡した。


しろたん「ありがとう♪」


四葉「(え?これどういうことなの?)ヒソヒソ」


しろちゃん「(だからサンタさんは本当にいるんだって♪)ヒソヒソ」


 遠くから聴こえてくるベルの音、サンタさんは次に向かう子どもたちのもとへと大忙しな様です。というクリスマスイブのなんとも不思議な不思議な出来事なのでした。めでたしめでたし♪

実は今回の作品は、かなり前から頭には浮かんでたものです。とりあえずメモ書きしといて、キャストに演じてもらって台本を作るみたいな。季節モノとか、その日には間に合わせないといけない話はだいたいそんな感じで前もって書いております。それでも、あーやってしまったとか投稿してから気づくんですよね(笑)

ここ最近、改修しててまたそれを読んでくださる方たちがいて、やはり書き直して良かったかなと思います。おそらくなんですが、シロツメクサのしろちゃんを読んでくださってる方たちは私とセンスが合うんだろうなって(笑)自信ないですけど、勝手にそう思ってごめんなさい。

でもそれが嬉しいです♪

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