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第74話 じいちゃと、しろたんのお盆

ブログのほうでも書いたのですが。私、最近耳鳴りがずっと酷くて先日耳鼻科に行ったところ、医師に左耳聞こえてないですよね?と言われ「一応聞こえてるはず」と答えるも、マジヤバなーい大きさの耳垢が摘出されまして。脳みそかな?と思うもその後、聴覚検査も正常で。耳鳴りうっせーわなのに左耳聞こえてねーわという話。あと、お薬貰いました。


じいちゃ「そろそろ今年も下界に里帰りでもするか、孫たちの顔を見に行かないとな」


 しろちゃんのじいちゃ(第51話参照)は既に天国にいっており、こうしてお盆の時期には有給をとって下界に降りてきていたのでした。


 そして。


じいちゃ「まったく、シロウのヤツ。出かけておらんのは仕方ないとして葉巻を供えるのを忘れとるじゃないか。楽しみにしとったのに」


 じいちゃは仏壇に葉巻がないことにガックリしながらリビングのほうに向かうと中から、しろちゃんたちの声が聞こえた。


しろちゃん「もぉ〜、しろたんスネないの」


四葉「どうしたの?私が買い物から帰ってきてからソファに突っ伏したまま動かないじゃない」


しろたん「じいちゃんいらない、、、。」


しろちゃん「じいちゃんはいらないっていってさ。博士も、じいちゃんは用済みだって」


じいちゃ「え?いきなりショックなんだけど、どゆこと?というかこの子、しろちゃんの子供?てことは俺のひ孫?」


しろちゃん「ほら白猫9周年ガチャのことだよ」


四葉「あ〜白猫プロジェクトのことね。結局、欲しいのが出なかったの?」


しろちゃん「泣きの10連も含めて計110連、じじいキャラだけが4体被りでお目当てのが出なくてスネてんのさ。だいたいジジイキャラがピックアップされて誰が喜ぶんだよね」


四葉「私もジジイは使わない。なぜジジイキャラが課金にいるのかすら理解できない。かわいそうな、しろたん。なんとかしてあげられないの?」


しろちゃん「んー、お金の問題じゃあないのよ。甘やかし過ぎは良くないからね。将来、引きこもりから立て籠もりにでもなったら困るじゃない?」


四葉「でもこのままじゃキリがないし、私がジュエル買ってあげるから」


しろたん(ピクッ)


しろちゃん「ダメよ~ダメダメ。こういうのはね、10周年になったらなったでまた新しい強いのが出てキリがないの。今回は縁が無かったと、諦めが肝心なのよ」


しろたん(ズーン)


四葉「でも困ったわねぇ」


じいちゃ「なるほど、よくわからんが、ひ孫のために一肌脱ぐか。とはいえ、この体ではどーにもならん。何か良い方法はないかのう」


 じいちゃは一つ案が浮かんだが霊体のままでは無理だと思い、どこかに入らせてもらえそうな体を探しに行くことにした。


じいちゃ「とはいえ、世の中にそんな都合よく、しかもこんな夜に外で寝転がってるような人間なんているわけがないしのう、、、。っていたよオイ!?いたけど、なんで犬小屋で人が寝てるんだ!?」


会長「スヤー」


じいちゃ「すまんが少しの間、全力でおじいちゃんを遂行するために、お前さんの体を貸して貰うことにするぞ」


 そして。


ピンポーン。


四葉「誰か来たみたい」


しろちゃん「だーれー?」


会長(じいちゃ)「夜分遅くにすみません。私、生前、しろちゃんのおじいちゃんにお世話になった者でして」


しろちゃん「あら、会長じゃん!?えー、じいちゃと知り合いだったの?どうぞどうぞあがって♪」


会長(じいちゃ)「そ、そう知り合い!」(町内会の会長さんだったのかこの人?しろちゃんの顔見知りのようで良かった)


しろちゃん「へぇー、博士も言ってくれればよかったのに肝心なときにいないんだからなぁ」


会長(じいちゃ)「あ、それでね。忘れてたんだけども生前、しろちゃんのじいちゃから頼まれてたことがあって。ちょっと仏壇のある部屋に行かせて貰っていいかな?」


しろちゃん「んー、いいよ♪」


会長(じいちゃ)「しろちゃんのじいちゃがね、もし俺にひ孫ができたら仏壇の下にある引き出しに入れてあるお金でガチャを好きなだけひかせてやってくれと」(さすがにコレは無理があるか〜)


しろちゃん「それ、博士と自分しか知らないはずなのになんで知ってるの?」


会長(じいちゃ)「賢者達の遺産だよね。じいちゃから遺言で聞いたからさ。合言葉は【らりるれろ】」


しろちゃん「それも合ってる。でも一応、博士に確認取らせてもらうね?」


会長(じいちゃ)「もちろん。俺、いや私が直接に説明してもかまわないかな?」


 そして。


会長(じいちゃ)「かくかくしかじか〜というわけなんだけど。しろちゃんにお前の方からも頼む」


シロウ「わかった。あと葉巻は、しろたんが誤って触っちゃいけないからタンスの一番上の引き出しに仕舞ってある。子供の前では吸うなよ?(笑)じゃ、しろちゃんにかわって」


 そして。


しろちゃん「しろたん、じいちゃがコレでガチャ引いていいって。天国から見守ってくれてるんだよ、きっと」


しろたん「じいちゃ」


会長(じいちゃ)(こうしてみると、しろちゃんにそっくりでひ孫はなおかわいいものだな)


四葉「良かったね、優しいおじいちゃんで♪」


会長「じゃ、用事も済んだしそろそろ(この体を返しに)帰ります」


しろちゃん「会長、わざわざ来てくれてありがとうね♪」


 帰り際、しろたんは会長の手を握り「じいちゃありあと」と静かに呟いた。


 会長(じいちゃ)は少し戸惑いながら


会長(じいちゃ)「ひょっとして、しろたんにはじいちゃがわかるのかな?」と耳打ちすると、しろたんはコクンと頷いた。



 こうして、しろたんはその後、無料ガチャのほうでお目当てのキャラを引き当てるもジジイのキャラをなぜか愛用しているとのことでした。めでたしめでたし♪

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