第73話 しろちゃんたちの花火大会
しろちゃん「おい、ブライアンじゃないか?おまえまたこんなとこで何やってんだ?」
ブライアン「あっ」
しろちゃん「やれやれ、こないだはベリーダンスの盗撮で今度はフラダンスかよ。しかも今回は相当な熟女じゃねーか(笑)」
ブライアン「ち、違うんだ。お前の考えてるようなことじゃ断じてないぞ(汗)」
しろちゃん「黙れ、何も違わない。私は何も間違えない」
四葉「しろちゃん、無惨様みたい」
ブライアン「だから、あの人がウチの大家さんで、ダンスの撮影を頼まれてだな。普段お世話になってるから断れなくて。本当だ、信じてくれ」
しろちゃん「ふーん、あの強くなれる理由を知ってそうな金髪の人?デヴィ夫人みたいな」
ブライアン「あぁ、日本に来てからずっと親切に色々と世話をしてくれててな」
しろちゃん「色々と?(笑)」
ブライアン「その、お前の考えてるような、秋山竜次さん的な色々とも違うからな」
しろちゃん「てか知ってるよ?あの人、お金持ちでこの界隈じゃ有名だもん。たしか〇〇ってマンションの持ち主でしょ?てことはブライアンもそこに住んでんの?」
ブライアン「まぁそうなんだが。お前、なんでそんなに詳しいんだ?まさか闇バイトとかしてないだろうな?」
しろちゃん「してねーよ(笑)そんなことよりさ、今日は花火大会じゃん?ブライアンのマンションからなら花火がよく見えるんじゃない?」
ブライアン「お前、まさかウチに来る気じゃないだろうな?」
しろちゃん「ピンポーン♪」
ブライアン「だが断る」
しろちゃん「平伏せよ。 全ての決定権は私に有り、私の言うことは絶対である。 お前に拒否する権利はない」
ブライアン「だから、これは本当に大家さんに頼まれた事だからそういう脅しには屈しないぞ?」
しろちゃん「うん、でもね。一旦ネットに広がってしまったものは本人の意思や意図に関係なく勝手に広まってしまうものだからさ。ほら、ここに金髪の熟女を撮影してるド変態野郎の画像が炎上するのを今か今かと送信待ちしてる状態になってるでしょ?無敵の笑顔でラスメディアん♪」
ブライアン「、、、。わかった。ただしその代わり、俺の目の前で今ソレをすぐに削除すること、いいな?」
しろちゃん「当たり前だろ、友達じゃないか。最初から、ちょっとお邪魔させてもらって花火をみんなで楽しく見ようとしてるだけなのにブライアンが意地悪言うからだよ」
ブライアン「それはすまない。んー、ほんとちょっとだけだぞ?」
しろちゃん「うん♪ほら、しろたんもこの暑さでまいってる感じだったし、どこか涼しい所で花火が見れたらなぁって」
しろたん「ふぅ〜」
ブライアン「確かに、しろたんがちょっとつらそうだな。いつになくおとなしいし。よし、じゃあフラダンスも終わったことだしウチに来るか。大家さんに挨拶してくるから待ってな」
そして。
しろちゃん「おじゃましまーす♪ここ土足で良いの?」
ブライアン「良くないよ(笑)日本じゃ普通に靴は脱ぐよ」
四葉「土足駄目なんだって、しろたん。サンダル脱ごうね?」
しろたん「うん」
しろちゃん「へーブライアン、良いとこに住んでんじゃないの。あ、これトレーニングマシンじゃん!ほら、しろたんコレこうすんだよ」(ガッシャガッシャ)
ブライアン「ちょ、花火みるだけって言っただろ?あんまりあちこち触るなよ。しろたんは危ないから真似しちゃダメだよ?」
四葉「そうよ、しろちゃん。人様の大事なものを勝手に触ったりしちゃいけないのよ?しろたんもわかった?」
しろたん「は〜い♪」
ブライアン「まともな人がいてくれて助かったよ(笑)」
四葉「だってバッチィし、しろたんにバイ菌とかがついたりしたらどうするの」
ブライアン&しろちゃん「おい」
そして。
しろちゃん「タコ焼き、食べるでしょ?ブライアンのぶんもあるからさ」
ブライアン「あー、せっかくだが俺はいいよ。今トレーニング中だし、もう晩飯作ってあるから」
そう言ってブライアンは冷蔵庫からタッパーに入ったブロッコリーやらムネ肉を茹でたものとトマトやキュウリのスライスを出してきた。
しろちゃん「こんなもん料理とは言わないよ、カブトムシのエサじゃねぇか」
ブライアン「いや肉体づくりに食事は大事な要素なんだよ」
しろちゃん「でもモテなきゃ意味ないじゃん」
ブライアン「ぐ」
四葉「意味ないとか言わないの、こういうのは自己満足するためにやってるんだからね。効果なんてあとづけで良いのよ」
ブライアン「しろちゃん、四葉ちゃんてけっこうあれなのかな?(ヒソヒソ)」
しろちゃん「わかってくれた?(ヒソヒソ)」
四葉「二人でコソコソ何を言ってるの?もしかして私の悪口?」
しろちゃん「とんでもない!ブライアンにね、モテ方を教えてたのよ」
ブライアン「そ、そうなんだ」
しろちゃん「マッチョはすぐタンクトップとか着たがるけども、逆にカラダが見えないようなシャツとかを着てたほうがギャップ的にもアリだよって」
ブライアン「そうなのか?」
しろちゃん「女性でも胸の大きな人がやたらアピールしてきてもかえって引かれるみたいに、なんとなくそうなのかなって見えててあーやっぱりってなったほうが気を引けるでしょ?」
ブライアン「確かに」
四葉「ふーん、やっぱり胸が大きいほうがいいんだ?」
しろちゃん「だからそれは例え話であって、自分は別になんとも思わないよ。結局、触れないんなら大きかろうが小さかろうが一緒でしょ」
四葉「ジロ」
しろちゃん「って博士や会長が言ってたよ。困った人たちだね」
その頃。
会長「犬小屋から眺める花火というのも良いものですねぇ」
奥様「えぇ、お綺麗でございますこと。私も寄付したかいがありましてよ」
会長「あら、いたの?」
奥様「いましたわよ。あなたもそんな所でゴロゴロ寝そべっていないで、たまには身体でも鍛えたらどうです?スイカだのゼリーだのカブトムシのエサみたいなものばかり食べてないで」
会長「いやぁ、この暑さで食欲もわかないもので」
奥様「でしたらいい加減、家に帰ってらっしゃい。世間では私がそうさせてるみたいに思われますから」
そして。
ドーン、パラパラパラパラ。
しろちゃん「あ、花火始まったよ♪ほら、しろたん見てごらん!ここよく見えるよ」
しろたん「しゅご〜い!」
四葉「わぁ綺麗!」
ブライアン「だったらリョーコさんも誘えば良かったな」
しろちゃん「リョーコさんは難しいかもよ?」
ブライアン「どうして?」
しろちゃん「脈ないもん」
ブライアン「そ、そんなことわからないじゃないか」
しろちゃん「なんてのかね、ブライアンは女性と付き合ったことないでしょ?いきなり富士山に登るって言われてもそこに至るまでの経験とかがないとオススメはできないってことよ」
ブライアン「まぁ一理あるな」
しろちゃん「目があったら脈あるんじゃ?とか思っちゃうほうでしょ。女性がイケメンだ!って思うときは二度見するからね。さらに好意がある場合は視線をそらさないし、相手の視界に入ろうとするんだよ」
ブライアン「そうなのか?」
しろちゃん「ほら、まだ経験が足らないね。じゃあこれから色々教えてあげるからブライアンもトレーニングのほうを教えてよ♪」
ブライアン「お、おう。よろしくな♪」
その帰り道。
四葉「しろちゃんって、そんなに経験豊富なの?ちょっとショックなんだけど」
しろちゃん「ん?いや、あんなもんテキトーに言ってるだけだよ(笑)知らんがな」
四葉「もう、やっぱりそうだと思った(笑)」
こうして、しろたんはしろちゃんの背中におぶさりながら「自分はもしかしてとんでもない家庭にもらわれてしまったのかもしれない」と思ったのでした♪めでたしめでたし♪




