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第61話 しろちゃんの逆襲(第二部)



 ピンポーン♪


あんこ「はいはい、どちら様?ん、どこの子かしら?」


 ドア(ガチャ)


子供(にっ笑)


あんこ「こんにちは♪えーっと、どちら様かな?」


子供「しろたん♪」


あんこ「、、、。ちょっと、シロウ来てくれる?」


シロウ「なんだ、どうしたの?その子は?」


あんこ「いや、私は知らないわよ。でも【しろたん】って名前を言ってるのよ。」


シロウ「言われてみればなんとなく、しろちゃんの子供の頃みたいな感じだけど。俺は心当たりないぞ?」


あんこ「しろちゃんは生まれた時から子供じゃなかったと思うけど?ちょっと頭痛くなってきた。えっと、もしかして、しろちゃん?」


しろたん「ううん、しろたん(にっ笑)」


シロウ「しろちゃん、じゃないのか。いずれにせよ、迷子かもしれんから警察に連絡するしかないな」


 あんこさんとシロウが途方にくれていると


しろちゃん「ちょっと待って!。ほら、だからお外では手を離しちゃダメって言ったでしょ?ほんとに迷子になったらどうするの!」


しろたん「あい、ごめんなたい」(しろちゃんの手をにぎる)


四葉「私が目を離しちゃったから。でもよくここがおうちってわかったね?」


しろたん「におい」(四葉ちゃんの手をにぎる)


しろちゃん「というわけなんだ」


 あんこさんその場で崩れ落ちる。


シロウ「あんこ!気を確かに。いや、俺もまだ理解が追いつかないんだけど?その子は、しろちゃんたちの子供ってこと?」


しろちゃん「いやまさか(笑)それにいくらなんでもいきなり子供はできないでしょ?」


四葉「頑張ればできるかも♪」


しろちゃん「四葉ちゃん、今は冗談言ってる場合じゃないよ。とにかく、中で説明するから。博士は、あんこさんを頼むよ」



 時は年末に遡る


しろちゃん「酷いやられようだねぇ、まさか日銀砲を日本(こっち)に向けて撃ってくるとは」


ノミ「GPIFの発表と併せてこのタイミングでやられたらどうにもならないね。まぁ、それでもここまで凌げてるわけだし」


しろちゃん「はぁ。でも、こりゃ年始もしばらくは家に帰れそうにないなぁ」


 テレレレッテレ〜♪ノミのスマホに着信が入る。


ノミ「はい、わかりました。えぇ、こちらは私が対応します。今からそちらに向かわせます」


ピッ(スマホをきる)


ノミ「しろちゃん、会長がお呼びだよ」


しろちゃん「あぁ、わかったよ」


 そして廊下にて


しろちゃん「あれ?四葉ちゃん、家に帰ったんじゃなかったの?」


四葉「うん、でも心配になって来ちゃった」


しろちゃん「そっか。ごめんね、会長がお呼びだそうなんだ」


四葉「しろちゃん、一人で大丈夫?」


しろちゃん「うん、大丈夫だよ。責任をとるのは仕方ないし、話せばわかってくれると思う」


四葉「そう、無理しないでね」


しろちゃん「命までは取られないさ。じゃあ後でね」


 コンコン。


しろちゃん「会長、しろちゃんです」


会長「どうぞ〜」


 ガチャ


しろちゃん「会長、この度は、、、まことに申し訳ないというかなんというか」


会長「ん、なんかあったの?あー投資のこと?いい、いい、そんなことどーでも。会員たちには私の方から説明しておくから気にしなくていいよ♪私が一声かければ済むからね。そんなことより、ずっと家にも帰れてないんでしょ?よかったらシャワーでもどう?会長室にシャワールームを作ったのよ♪」


しろちゃん「ん?いやいいよ。別に臭くないし」


会長「そう、残念だね。ま、しろちゃんならいつでもここに来てシャワーを使ってくれてもいいから。私が許可します♪」


しろちゃん「ええ、まぁ考えとくよ(笑)ところで呼ばれたのはそのこと?」


会長「いや、ここに呼んだのは他でもないんですが。そこのソファにかけて待ってて頂戴」


 会長はそう言うと内線を繋いだ。


会長「もしもし、私。そう会長です。ここに今から連れてきてくれない?うん、お願いします。じゃあね、ばいにー♪」


 しばらくして。


 コンコン


秘書「会長、失礼します。お連れいたしました」


会長「しろちゃん、この子をしばらく預かってくれませんか?お名前は、、、」


子供「しろたん♪」


会長「だそうです♪駄目なら私が面倒みることになるんだけど?」


しろちゃん「、、、わかったよ。うちで預かる♪会長が育てたら、ろくな事にならないと思うしね(笑)」


会長「助かります(笑)じゃあ、しろたんのことは任せました♪それと今日はもうお帰りなさい。あとのことは私とノミくんに任せてゆっくり休んで頂戴♪」


 時は現在に戻る。


しろちゃん「と、まぁそういうわけで今に至るということなんだよ」


シロウ「会長かぁ、相変わらず無茶苦茶な人だよな。でも確かにそれならうちで預かったほうが、この子のためだろうし会長の頼みなら仕方ないか」


しろちゃん「なんだか今ものすごく疲れててさ。シャワーでも浴びて寝るから、あとは頼むよ」


シロウ「あぁ、お疲れさまだったね♪」



 一方その頃


会長「えぇ本日は新年早々、皆様にお集まりいただきまことにありがとうございます。まずは事の経緯についてノミくんの方から説明がありますのでお聞きください」


ノミ「恐れ入ります。今回の株式投資の件についてですが(以下中略)というわけでして。我々も全力で対処致しますのでどうかご心配なく」


会長「で実際のところ、しろちゃんのCEOとしての実力はどうなのかね?」


ノミ「たいしたものですよ。投資に関しては短期間で教え込んだにも関わらず、ほとんどの学習を終えてます。私の頃より新たな制度や仕組みに対応した手法を柔軟に取り入れており、その処理能力はさすがは最高峰人工知能といったところです。ちなみに今現在の所、含み損はございません」


 会員たち「ざわざわ」


会長「とまぁ、そういうわけです。皆さん他にご質問などございましたらなんなりとどうぞ。ところでね、しろちゃんはバラの香りがするそうですよ?ここだけの話♪」


 会員たち「バラの、、、香りだと?(さらにざわざわ)」


会長「はい♪シャンプー、トリートメントやボディーシャンプーはもちろん最近は入浴剤なんかもローズの香りだそうですよ。なんなら今使ってるメーカーとブランド名も教えましょうか?」


会員A「私だ。あぁ、今すぐバラのシャンプー、トリートメントとボディソープを買い占めろ。なに?私が使うわけないだろ!間に合わなくなっても知らんぞ!」


会員B「キミ、抜け駆けは良くないよ。そういうのは皆でわかちあわなきゃ」


会員たち「会長、今すぐそのメーカーとブランド名を教えてもらえませんかね?(ざわざわ)投資の話なんかしてるレベルじゃないぞ!(ざわざわ)」


 というわけで本当に会長の余計な一言で変な空気に包まれた黙示録年始挨拶(変態どもの集まり)の一部始終をノミさんから事後報告された、しろちゃんはそのまま沈み込むようにして倒れ、気絶したそうです。めでたしめでたし♪

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