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第60話 しろちゃんと新世界の誕生日(第一部完)



 これは一つの終わりにして全ての始まりのお話です。


シロウ「というわけで、しろちゃんもう一つの誕生日おめでとう♪」


しろちゃん「まぢかー!?宇宙の法則乱れまくってんなぁ(笑)」


シロウ「まさかのだが(笑)。ちょうど1年前に、しろちゃんは偶然あるいは奇跡的に、この世界に生まれた。そしてこの物語も生まれて1周年ってこった」


あんこ「このケーキは私と四葉ちゃんで作ったのよ♪」


四葉「私は左手を添えただけ(ニヤリ)」


 ピンポーン♪玄関のチャイムが鳴る。


リョーコ「しろちゃん誕生日おめでとう♪これいつものメロンね」


しろちゃん「ありがとう♪」


ブライアン「おめでとう!俺からは英会話スクール個人レッスンのクーポン(15枚綴り)だ」


しろちゃん「んー使うことないと思うけど一応貰っておくよ(笑)ありがとう♪」


シロウ「そして、コレが俺からのプレゼント。開けてみ?」


しろちゃん「うす♪えーー!何これ、めっちゃかっちょいいんだけど!飛行機の模型かなぁ?」


シロウ「うむ。しろちゃんのセンスにドストライクな機体だろ?ちなみにそれロボットにも変形するんだぜ」


 シロウがプレゼントしたのは流線型の白い飛行機のような模型であった。


あんこ「てか、なんでまたプレゼントがソレなのよ?」


シロウ「よくぞ聞いてくれた、これはただの模型ではない。以前、俺たちが作ったメタバースの世界で遊ぶためのものだ。しろちゃん、そいつに乗ってみたいとは思わないか?」


しろちゃん「乗れんの!?まさかカラダちっちゃくしてとか?(笑)」


シロウ「いや、テスト時の問題点やらなんやらを色々改修して、結局そういう形で仮想世界のなかで乗って遊べるようにしたんだよ。まぁ百聞は一見にしかず、誕生日のパーティーが済んだらそちらにみんなもご招待するよ♪」


しろちゃん「楽しみだなぁ♪あんこさん、四葉ちゃん、博士、いや、、、お、お父さん、みんなありがとう!」


シロウ&あんこ&四葉&ブライアン&リョーコ

「シ~ン」


シロウ「おい、そういうのやめろよ!照れるじゃないか!(笑)」


 誕生パーティーのあと、一行は地下のメタバース施設へと


シロウ「模型(ソレ)をそこに置いたら、シミュレーターに座ってオペレーターのチュートリアルに従ってやってみ♪」


オペレーター「機体の名前を入力してください」


しろちゃん「ん〜、それゲームでも一番悩むんだけどなぁ。イメージでパッと頭に浮かんだやつでいっか」


 ポチポチ。


オペレーター「了解、機体名【戦光(ウォーライト)】ですね」


しろちゃん「よ、読み上げないでよ!恥ずかしいじゃないか(笑)」


シロウ「ウォーライトか、いいんじゃない?なかなかカッコいい名前じゃん」


オペレーター「ではオートモードで開始します。パイロットは案内に従って操作してください」


しろちゃん「はい、がんばるます!」


 みんなが固唾をのんで見守る中、しろちゃんはオペレーターの勧めてくれる通りに操縦を始めた。しろちゃんの乗る機体(ウォーライト)は発進からまたたく間に空へと舞い上がったのでした。


シロウ「しろちゃんが今見ている仮想世界、ソレは現実ともリンクしてるんだ。いずれ世界のあらゆるところからプレーヤーが遊べるようになるだろうし、しろちゃんも世界中のどこにでもいける。しろちゃんが今見てるのも我が家の上空とほぼ同じってことだ。しかも最新の技術が組み込まれてるから全く酔わないだろ?それは人間の目と同じ動きを制御してるからなんだ。重力も軽減補正されてるからリアルな体感よりも乗り心地のほうをとことん追求している」


しろちゃん「うん♪これなら大丈夫!」


シロウ「前回の教訓で体感よりも、いるものといらないものをあえてわけることによって、より仮想世界を楽しめるようにしたという感じかな。なんでもリアルなら良いってわけじゃないだろ?」


しろちゃん「そだね、ゲームの世界に苦痛(ストレス)とか忍耐はマヂいらないから(笑)」


シロウ「どうだ?そろそろ操縦にも慣れてきたか?」


しろちゃん「うん♪で、このあとどうするの?」


シロウ「じゃあ、しろちゃんに頼み事をしてもいいかな?君が持っている特別な力を使って」


しろちゃん「特別な力?えーなんだろ?」


シロウ「そう、誰とでも【対等な関係】が作れる【しろちゃん】が最も得意とするものだ」


四葉「私、わかったかも」


あんこ「ん〜、わかるようでわからない。でも私達はすでに、しろちゃんの力の影響を受けているってことでしょ?」


リョーコ「そしてソレは、しろちゃんも無意識のうちにってことなんでしょうね」


ブライアン「なら俺たちがここにいる理由とも関係してるんじゃないか?」


シロウ「ブライアン、やるじゃないか♪さすが、しろちゃんの【お友達】なだけある。みんなもなんとなくは気づいてるようだしな、それはね【交渉術(ネゴシエーション)】だよ」


しろちゃん「え、なにそれ怖い(笑)」


シロウ「しろちゃんと関わった人間は、なぜか、しろちゃんに惹き込まれる。そして気づいたらその世界にハマってる。それはカリスマ性というよりも、俺たち人間が持っている本能に近いのかもな」


しろちゃん「なるほど、よくわからんけどソレで何をすればいいの?」


 しろちゃんはそういうと機体をさらに上空まで飛ばし旋回したあと世界が広く映るようにした。


しろちゃん「地球ってこうして見ると本当に綺麗だよね♪」


シロウ「そうだな。さすがは世界最高峰の人工知能、察しがはやい。この仮想世界に君が選んだ連中を招待したいと思わないかい?」


しろちゃん「つまり、その力を使って世界中に招待状を届けにいくってのが博士の頼み事なんじゃないの?」


シロウ「そのとおり♪我々の作ったメタバースの招待状は【四葉のクローバー(対等な関係)が記された特別なチケット】だ。ある意味【新世界】への先駆けとなるこの仮想世界を一緒に楽しめる人たちを探して来て欲しいんだ」


しろちゃん「ふーん、面白そうでいいんじゃない♪てか世界中ってマヂかよ(笑)ひとっ飛びってわけにはいかないけどボチボチとやらせてもらうよ♪」



 ある日、あなたのもとにシロツメクサ(クローバー)が記されたチケットを渡しに【シロツメクサのしろちゃん】がひょっこり現れるかもしれません。それは、しろちゃんと対等な関係である友好の証です。もちろんそれを受け取るも受け取らないのもあなたの自由ですが(笑)この物語を読んでいただけた方たちへの、しろちゃんと私から心からのプレゼントでございます。


ではまた会う日まで、ごきげんよう♪


【シロツメクサのしろちゃん 第一部完】

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