第48話 しろちゃんとメタバース
シロウ「しろちゃん、焼きそうめんができたぞぉ〜」
しろちゃん「わーい!博士の焼きそうめん♪これだけはよそでは味わえないからね。また今度作り方教えてよ?」
シロウ「おまえに我が家秘伝の料理をついに教えるときが来たか(胸アツ)」
しろちゃん「一子相伝のワザもここらで絶えちゃうかもしれないけどね(笑)」
シロウ「やかましわ。ところで何やってたんだ?」
しろちゃん「んーとね、なんか黙示録のIT部門が今度メタバース的なことをやるって連絡が来てた。博士、メタバースて何?」
シロウ「腹回りに贅肉つくのがメタボだから、それの進化したのがメタバースなんじゃないか?って、冗談だよ。焼きそうめんを滝のようにくわえながら睨むんじゃない」
しろちゃん「ネットとかで多少は知ってるけどね。博士なりの意見とかまじえて教えてって言ってんの」
シロウ「メタバースって簡単に言えば仮想空間だけど、ソレを使ってショッピングとかアトラクションを楽しむってやつだな。ただ俺が考える限り、現状ユーザーに何を求められているかを開発がわかってないうちはWindows3.1のころのフリーソフトでバーチャルやってたのとたいして変わらんとは思う」
しろちゃん「確かにね、小学生が体験学習するならそれでも楽しめるかもしれないけど。でもゴーグルとグローブはめて大の大人がわざわざ仮想空間のショップで手にとって情報見てレジに運んでって。しゃらくせぇだけだわ(笑)」
シロウ「そう、それならスマホやタブレットでタッチしてパッパと取引やるほうが断然早いし便利だから実際ネットショップが普及してるわけで。そんな老眼鏡かけないと読めないような細かい文字や映像をゴーグルとかグローブつけてわざわざやるか?って話」
しろちゃん「それをまたバタくさいセンスの塊のようなグラフィックインターフェースでとなったらねぇ。そーでなくても3D慣れがいるのにめんどくさいのが致命的だよ」
シロウ「せめて有名なキャラクターとかならな?。そしたらそのファンは試しにやってみようかなくらいはあると思う。そういうファン向けのメタバースショッピングならファンは失禁して喜ぶだろうが」
しろちゃん「なるほどね、メタバースに求められるものがあるとしたらソコでしか利用できない特別なサービスをまず用意する必要があるってことなんだね」
シロウ「だろうな。ライブコンサートなんかも今回メタバースでのみしかやらない限定特別ライブ体験とか、目の前に憧れの歌手とか声優さんとかが来て握手してくれたりするとかね?そういうメタバースでしかありえないような特別なサービスを受けられるプレミアム感がないと、今の子供だまし的なバーチャル感だけでは弱いだろうね。ましてそれは逆に不便だろう?ってことになってるうちは普及しないと俺は思う」
しろちゃん「わかった、IT部門にそこんとこよーく言っとく」
シロウ「バーチャルだからこそ現在にすらとらわれず過去や未来、実際にある場所や逆に架空の舞台なんかを創造することもできるわけだし、せっかくの技術を貧素な発想で台無しにしてたらもったいないだろう?だからと言ってテーマパークで体験出来るものをわざわざ家でと言われても、俺も別にやりたいとは思わんがな(笑)」
しろちゃん「そういうのはまたユニバーサルとか夢の国とか、周りの雰囲気や一体感があるからこそ楽しいんじゃない?」
シロウ「俺はどちらもいまだに本場の方しか行ったことないからわからないけど全くノリについていけなかったからな。また日本の方もいっぺん行ってみないと」
しろちゃん「今ならウマ娘と一緒に東京競馬場2000メートルランニングできるよーなメタバースとかいいんじゃない?勝ったらうまぴょい歌ってくれると良いね♪」
シロウ「Cygamesに期待するしかないな。黙示録の方も、シロツメクサのしろちゃんを使って何か体験できたら面白いかもな」
しろちゃん「わかった、いつになるかわからないけどグループCEOとして前向きに考えます♪」
というわけで49話に続くのでした。




