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第46話 しろちゃんの海水浴


シロウ「おーい、しろすけよ。暇なら海行くぞ、海!」


しろちゃん「暇だけど暑いから外出るのはヤだよ。何故、お風呂に入るのにクール系の入浴剤をいれるのかってくらい夏の暑さがイヤだからだよ。博士一人で行ってくれば?」


シロウ「以前一人で行った時、地元の人に自殺しにきたのかと思われて帰るまで付きまとわれたけどな。最初は親切に缶コーヒーまでくれる人なんだと思ってたら、人生まだまだこれからだから元気出しなよねと諭されて察したんだが。いやそんなことはいいから、暇なら行くぞ!」


しろちゃん「え〜、どうしても行かなきゃダメ?」


シロウ「これもね、ファンサービスってやつよ。小説だからといって年中引きこもってる主人公だとイマジネーションがわかないでしょ?しろちゃんも普通に海とか行くんだぁって、そういうのも大事なのよ」


しろちゃん「フッ、しゃあねぇなぁ」


シロウ「水着も用意したからな」


しろちゃん「そこまでやる?」


シロウ「遠目に海を眺めて黄昏れててどうする?金曜ロードショーのオープニングじゃあるまいし。万が一聖地巡礼なんぞになったら、なにしに海に来たんだよって連中が海岸をウロウロしてても怖いだけだろ?ここが、しろちゃんが泳ぎに来たとこなんだってそういうのが大事なんじゃん」


しろちゃん「私に水着きてキャッ、波しぶきが♪とかやらせんの?(笑)」


シロウ「うん(笑)だってもし万が一ソシャゲにでもなったとき作中一度も出てきてない水着姿のSSRキャラが出てきたらおかしいってなるじゃん?俺だって、お前の水着姿なんぞに需要はないと思っているがな」


しろちゃん「あー、そういう魂胆?ま、世の中どこに需要が転がってるかわかんないからね。すぐサービス終了しそうだけど、そのソシャゲ(笑)なら、あんこさんや四葉ちゃんも行くんでしょ?」


シロウ「四葉ちゃんはともかく、あんこは需要ないと思うから別に」


あんこ「ねぇ、何の話?」


シロウ「あら、いつの間にいたの!?いや、ビジネス的な話をちょっとね。みんなで海に行ったりしたら儲かるんじゃないかなぁって」


あんこ「ふーん。そうそう四葉ちゃんが、しろちゃんに聞きたいことあるみたいよ?」


四葉「最近忙しいとつれないからなんでかなって」


しろちゃん「そ、そんなことないよ!円安がドル高でいろいろあってさ。ん〜まいっちゃうよね(笑)そうそう、ちょうど落ち着いたとこだからさ、一緒に海でも誘おうかなと思ってた所なのよ!ね、博士!」


シロウ「だそうだ」


 あんこ&四葉(シラ〜)


 というわけで取材のために、しろちゃん一行は海水浴場に出かけることになりました。


あんこ「ほんと何年ぶりかわかんないけど、こんなに海が綺麗になってたのには驚いたわ」


シロウ「だろ?ここ最近、赤潮の話もほとんど聞かないけど、おかげでプランクトンが減って漁獲量にも影響が出てるそうだから考えものではあるが昔に比べて明らかに綺麗にはなってる」


しろちゃん「で、水着マヂで着るの?この子連れの家族がボチボチしかいないようなへんぴなところで。犬が走ってら(笑)」


シロウ「そう言うな、混み合ってるプールよりは良いだろ?」


あんこ「私も水着を着たほうがいいの?」


シロウ「いや、日焼けとかしたくないなら別に。着たければでどうぞ(笑)」


四葉「しろちゃんは泳げるの?私は初めて」


しろちゃん「まぁ海は波があるからガチで泳ぐてのには向いてないんじゃないかな。泳ぐよりも若い子たちで賑わってるようなところに出かけて、夏の気分と変な期待に胸を膨らませた連中が他のライバルたちと火花を散らしながら水上バイクとかでマウント取り合いするようなとこだよ。セミみたいなもんだね」


あんこ「どこ情報なのよソレ(笑)」


シロウ「まぁ、みんな危なくないとこらへんでテキトーにキャッキャやっててくれ」


しろちゃん「うわ、しょっぱ!てか苦いしなんか臭い。そしてビミョーにぬるい、想像してたのと全然違うわ」


シロウ「それが海の匂いってやつだ、いろんなものが溶け込んでるからな(笑)生物はそこから生まれてきたんだぞ」


あんこ「あんたも海に還りなよ」(海水ドバァ〜)


シロウ「こらやめろ。俺はそういう夏だ!海だ!と、はしゃぐような人間じゃあない。てか誰だよ、俺の足を掴んでるやつは?さては、しろちゃんだな。いや、しろちゃんはあっちで四葉ちゃんといるし、あんこも向こうに走って行ってる、、、ちょっと待て、オイ、オーイ!!」


 こうして、しろちゃんたちの海水浴は無事に終わり、思ったよりも楽しかったとのことでした。一人を除いて(笑)めでたしめでたし♪



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