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第45話 しろちゃんの夏祭り




しろちゃん「ただいま〜♪」


四葉「ただいま♪」


あんこさん「はい、おかえり♪どうだった、お祭りは?」


しろちゃん「いや浴衣が思ったより暑いのなんの」


四葉「私は平気。慣れてるし、あんこさんが工夫してくれたからわりと余裕」


あんこ「四葉ちゃん、ありがとう♪でも二人ともよく似合ってるよ、同じもの着てるとほんと双子にしか見えないね」


シロウ「まぁ全身布で覆われてるようなもんだからな(笑)。今はもっと涼しく着れる服もたくさんある時代だけど、着物ってのは昔からあるものだから仕方ないわな」


しろちゃん「浴衣姿に幻想いだきすぎだわ。てか屋台の匂いって甘いような独特の懐かしい香りがするよね?」


四葉「初めてなのになぜか懐かしい」


しろちゃん「食べたいものがありすぎてさ、四葉ちゃんとシェアしながら食べ倒す作戦にしたよ(笑)」


四葉「あとこれお土産の金魚、たくさん取ったけどそんなに飼えないから二匹でいいって言ったらおじさん喜んでた」


あんこ「なんかその光景、想像できるんだけど(笑)うちに金魚鉢あるからあとで持ってきてあげるね♪」


シロウ「そしたら日もそろそろ暮れてきたし花火でもするか?」


あんこ「あるの?花火」


シロウ「初心者用にお子様セットを買っといた。打ち上げは何やらかすかわかったもんじゃないからやめといた」


シロウ「博士のくせに気がきくじゃん(笑)」


四葉「線香花火はあるの?」


シロウ「もちろん♪俺は線香花火が一番好きだ」


あんこ「シロウね、線香花火を手で受け止めて火傷したことあるのよ。ありえないバカでしょ?」


シロウ「子供の頃の話だろ?ついな(笑)しかしよくそんな大昔のこと覚えてるよなぁ。あれは、お前とどちらが落とさずに持てるか勝負した時だからだいぶ前のことだぞ」


四葉「その頃から仲良いんだ?」


あんこ「腐れ縁てやつよ」


シロウ「そんなことより素人はまずこの手持ちのからにしろ。火をつけてやるから二人ともコレ持って。その先のやつはちぎっていいからな?」


あんこ「え、そうなの?いきなり火がついたら危なくない?」


シロウ「それは導火線じゃなくて火薬を保護するものだからな、ここにも書いてるぞ」


あんこ「あ、ほんとだ!でも昔は普通にそのまま火をつけてたよね」


シロウ「なぜ燃え落ちるような点火しづらい導火線なのか調べたら説明書にそう答えが書いてた。俺たちの時代は親ですらそんなものはいちいち見てなかったてことだ(笑)」


しろちゃん「はやくはやく!こんだけあるんだからチャッチャとやらないと使いきれないよ」


あんこ「私、写真写すから。なるべく危なくならないように二人並んでよ♪」


 パチパチパチ


四葉「わー、綺麗〜♪」


しろちゃん「楽しいね♪毎日やろうよ!」


シロウ「しろちゃん、こういうのはな?その日にやるから思い出になるんだよ。どれからやるか順番を考えたりも含めて風情を楽しむもんなんだ。線香花火は最後の締めにとっとくんだぞ?」


四葉「線香花火、大好き」


しろちゃん「いいね、この儚げなとこがまた♪」


あんこ「誰が一番最後まで持たせるかやってみる?」


しろちゃん「負けんぞ」


シロウ「思わず手を出したりするなよ?」


あんこ「あんたよ、それは(笑)」


 そうしてシロウ一家が花火を終える頃、遠くから『ドーン!』という大きな音が響くのであった。


シロウ「来たな!ここからが本当の本番だぞ♪」


しろちゃん「わぁ、でっかい花火。博士にくいことするね♪」


四葉「あんこさん、あれも写真撮って♪」


あんこ「ちょっと待ってね、しっかり目にも焼き付けとくのよ?写真のほうは任せなさい♪」


 『ドン!パラパラパラパラ』


しろちゃん「すげぇ、今度は落ちてくるみたい。手で掴めそう」


シロウ「ナイアガラだな。ハンターハンターの流星群(ドラゴンドライブ)みたいだろ」


四葉「これ好き♪ジジイが降ってきそう(笑)」


シロウ「なんか世の中、いろんな問題抱えてて憂鬱になるけど花火見てると忘れさせてくれるよな」


あんこ「シロウ、あんた暗いよ(笑)」


『ドン!ドン!ドーン!』


しろちゃん「もう一回!」


四葉「もう一回♪」


あんこ「逢いたくなったときのぶんまで〜♪寂しくなった時の分まで♪」


しろちゃん「もう一回!」


四葉「もう一回♪」


シロウ「ほら、手を伸ばしてみなよ♪掴めるかもしれないぞ?(笑)」



 こうして花火とともに、しろちゃん達の夏祭りが終わって家に入ろうとしたとき、あんこさんの提案で四人で手を繋ぐことにした。


あんこ「昔、こんな感じで花火の帰りにみんなで家へ帰ったの思い出さない?」


シロウ「そうだったっけ?女性って細かいことまでよく覚えてるよな(笑)というか、、、」


あんこ「なに?」


シロウ「今一瞬、小さい頃のしろちゃんを肩車したことがあるような錯覚が」


しろちゃん「変態だー!おまわりさんコイツです!」


四葉(口を手で抑える仕草)


あんこ「それ姪の愛流(あいる)ちゃんの子供の時の話じゃないの?」


シロウ「いや、ただの気のせいだと思うけど。お前らが変な装置を頭に入れたから記憶がおかしくなってんだよ」


あんこ「作ったのアンタだけどね(笑)」


しろちゃん「てか、あんこさんあの曲ほんといいよね」


あんこ「あれね?もう一回もう一回〜♪」


しろちゃん&四葉「もう一回もう一回♪何度でも君に逢いたい〜♪」


 その声は今、君にも聞こえますか。どれだけ愛することができるだろうと。出逢えたすべての読者さんたちに心からありがとう♪で、めでたしめでたしなのでした♪


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