表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/128

第44話 しろちゃんの七夕祭


あんこ「今日は七夕よ、天の川見れたらいいのにね♪しろちゃん達、短冊に願い事はもうかけた?」


しろちゃん「自分、焼きそばで」


四葉「私、コーラ」


あんこ「違う違う、そうじゃない。そんなファミレスとか海の家で頼んだらすぐ叶うようなのじゃなくて。もっとこう夢のある願い事とかないの?」


しろちゃん「じゃあ狙ってる株が最安値で約定しますようにと」


四葉「とっととアメリカの不動産バブルが弾けますようにと」


あんこ「そうじゃなーい!あんたら何歳よ?そんな退職金の資産運用以外にやることがないオッサンみたいな渋い願い事というより、四葉ちゃんにいたってはもはや呪いに近いわよそれ?」


シロウ「あんこも二人も少し誤解してるようだが七夕の願い事というのはどちらかというと誓いや目標を掲げるもので、いくつ書いてもかまわないがそのぶん(自身が)叶えることになるのでしんどいことになるという代物だ。五色の短冊にもそれぞれ習わしがあるからそれに従って書いてみ?」


あんこ「へぇ〜そうなの?じゃあ私のサマージャンボ1等当選も駄目じゃん。ん?ちょっと二人ともそんな白けた目で見るのやめてよ〜」


しろちゃん「赤は先祖や親に感謝。これはまぁいらないや(ポイ)」


シロウ「おい」


四葉「青、人間力を高める。他人の優しさを鵜呑みにしないようにすると」


あんこ「何かあったの?四葉ちゃん?」


しろちゃん「紫、学業向上。これもまぁいらない(ポイ)」


シロウ「おい」


四葉「黄色、人間関係。裏切る人間をきちんと見極められるようにすると」


あんこ「四葉ちゃん、どうしたの?ここで話せないことならあとで私とゆっくりお話しようね?」


しろちゃん「しろちゃんの白。これはなんとなく書かなきゃなぁって感じだけど義務や決まりとは?なんのことだかさっぱりわからないね(笑)」


四葉「それ私が内容書くから。しろちゃんは印鑑だけ押せばいいんじゃない?あとで役所に出しておくから」


あんこ「戸籍課にでも提出するつもりなのかな?これは笹に吊るすもんなんだけど?」


四葉「案ずるより産むがやすしだから」


あんこ「産んでもないよね?予定があったらあったでどうしようなんだけど」


シロウ「まぁまぁ仲が良いのはいいことだが、織姫と彦星もな?あまりのイチャこら堕落っぷりが義父の目に余った末、今みたいに1年に1回しか会えなくなったんだぞ?もっとも元々陰キャ同士だった二人を結びつけたのもその義父が元凶というクソみたいな話なんだけどな(笑)」


しろちゃん「ひでぇヤツだな(笑)近所のコンビニで大木凡人と呼ばれている店員ですら彼氏ができたらツケマまでするくらい変わるというのに、大事な娘を色香に狂わせたあげく逆ギレで引き離すとか鬼畜のような所業の罪は重いと思うわ」


四葉「彼氏にフラれるまでの間、一時的に愛想が良くなってたのがまたウケるよね(笑)」


しろちゃん「またその彼氏がスーパーサイヤ人みたいな髪型にしてんのよね、素朴なホストみたいな顔して(笑)」


あんこ「ほら、もう二人ともそんなドス黒いゲスな含み笑いはやめなさい。スイカ切ってきたからみんなで食べましょうよ♪」


しろちゃん&四葉ちゃん&シロウ「はーい♪」


 こうして、アメリカンB級ホラー映画に意味ありげに出てくる双子みたいなデビルな人造人間たちに影でこんな事を言われてるとは誰も知らない知られちゃいけない七夕の出来事だったのでした。めでたしめでたし♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ