第38話 進撃のゲゲゲなしろちゃんと、あと耳をすませば?
しろちゃん「へぇ、うちの地下のさらに下にこんな空間があったんだ」
四葉「うん、私も最近シロウ博士に教えてもらったの。それでこんな素敵なところがあるなら、しろちゃんと遊ぼうと思って♪」
しろちゃんは四葉ちゃんに連れられ地下の巨大な空間に広がる庭を目の前にしていた。そこには川も流れており草原もあれば様々な花が植えられ、そして【巨大な壁】があった。
しろちゃん「この壁の向こうには何があるの?」
四葉「私もまだそれは知らされていない。それより、しろちゃんこっちに来て♪」
四葉ちゃんはそういうとベンチに座った。
しろちゃん「で、何して遊ぶ?」
四葉「んー。あっ、先にちょっと聞きたいことがあったんだけど、良い?」
しろちゃん「いいよ、なんでも聞いて(笑)」
四葉「しろちゃんは、今好きな人いる?」
しろちゃん「えぇ?まぁ、いや別にいないけどさ」
四葉「ふーん、じゃあアノ仲良くしてるオジサン達とは別に何かあるとかじゃないんだ?」
しろちゃん「当たり前だろ。友達というか悪友というか、お互いにそうおもってるから(笑)」
四葉「なら良かった♪」
しろちゃん「あの、ねずみ男って知ってるかな?ゲゲゲの。奴に似てると思わない?」
四葉「あー、似てるかも(笑)」
しろちゃん「でしょ?なんか似てるって(笑)見た目もだけど動きがね」
四葉「確かに。てか私が気になったのは、なんでそんな人と仲良くしてるのかな?って」
しろちゃん「水木先生のファンだからだよ。それで彼がまた本人か?ってくらい似てるからさ。でも気づいたんだよね、ねずみ男がいないとゲゲゲは成り立たないんだって」
四葉「そうなの?いつも悪いこと考えてるイメージだけど」
しろちゃん「あれでいざとなれば仲間思いだったりするし、物語として彼が事件を持ってくることで話の導入がスムーズになってるんだ。彼を悪い妖怪とはまた別に区別することで独特な世界感も生まれてる。ある意味、人間らしい妖怪」
四葉「しろちゃんが興味のある話してるとき、ほんと楽しそうだよね(笑)」
しろちゃん「まぁね♪自分に興味を持たれるのも嬉しいし」
四葉ちゃんはどこか満足そうな顔をしながら、しろちゃんの話を聞いていた。
しろちゃん「で、次なにしょっか?それともそろそろ家に戻る?」
四葉「んー、壁ドンしてみて♪ちょうどそこに壁があるから、私にしてみて」
しろちゃん「えっ、それってアレでしょ?漫画とかの、いや恥ずかしいよ(笑)」
四葉「いいからいいから、ここなら誰も見てないし」
しろちゃん(ごくり)
しろちゃん「ま、いいけど。ちょっと待って」
しろちゃんはこころなしか顔が少し赤くなっていた。
しろちゃん(こんなの予定にも想定にもないぞ。てか壁をドンすりゃいいんだよな、壁ドンくらい別にたいしたことはないよ)
しろちゃん「じゃ、いくよ?」
四葉「うん♪」
(ドン)しろちゃんは巨大な壁を背にする四葉ちゃんに人生初の壁ドンをしたのであった。
しろちゃん「これでいい?」
四葉「うん♪」
四葉ちゃんはそういうとそのまま目をつむり、しろちゃんに顔を向けた。
しろちゃん(どーいうことだってばよぉー!?)
しろちゃん「四葉ちゃん、壁ドンは満足した?そろそろ帰ろうか」
四葉ちゃん「だめ。きちんと最後までしなきゃ♪」
四葉ちゃんは目をつむったままそう答えた。
しろちゃん(よくわかんないけど、これってそういうことだよな?てかずっと喋ってたし今めっちゃ喉カラカラで息が気になるんだけど。なんかなかったっけ?)
しろちゃんはポケットに手を入れると何かを見つけ取り出した。そうソレは以前、博士に貰ったキャンディーの青いほう。
しろちゃん(ま、この際これでもいっか)
しろちゃんは青い飴を口の中に放り込んだ。
その瞬間、しろちゃんの体から閃光と蒸気が発し【体がみるみる巨大化】したのであった。そして壁ドンならず【壁ドゴーン!!】となり、巨大な壁を突き破ったのでした。
四葉「しろちゃん、急にどうしたの!?」
しろちゃん「いや、よくわかんないけど。なんか体がおっきくなっちゃったみたい(笑)いや〜まいったよ」
そして、噴煙がおさまり壊れた壁の向こう側が徐々に見えてくる。そこにはシロウ博士&あんこ&黙示録の面々の耳をすませる姿が。
シロウ「やぁ、しろちゃんそちらに居たのかい?奇遇だなぁ(笑)まま、我々は気にせずにそのままどうぞどうぞ♪」
しろちゃん「聞き耳たててたんかい!」
そうして、地下の壁の向こう側ではシロウ達と巨大化した、しろちゃんとの進撃がキャンディーの効果が解けるまで続いたのでした。めでたしめでたし♪




