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第4話 堕天黙示録 しろちゃん

しろちゃん「ぎゃあー!変態、触るな!犯される〜!」


あんこ「何?何?何?私、ちょうどグッドタイミング?それともバッドタイミングで来たわけ?てか、あんた何してんの?まさか本当にそんなつもりで、しろちゃん作ったわけじゃないよね?この変態野郎!」


シロウ「何を言っとる、上も下も無いようなヤツ相手に」


しろちゃん「おまわりさん呼んで〜!」


あんこ「しろちゃん、あなたは死なないわ。私が守るもの」


シロウ「なんか勝手に盛り上がってるところ悪いんだけど、ちょっと俺の話を聞いてもらえるかな?」


 シロウはそういうとかくかくしかじか、あんこに話し始めた。


あんこ「つまり、しろちゃんに搭載された人工知能のおかげで暇つぶしにいろんなゲームをやらせてみたものの、やればやるほど習熟してしまうせいでシロウが全く相手にならなくなってしまって激おこぷんすかまるで、ムカつくから忘れる機能がついた回路の装置をつけようとして勢い余って、しろちゃんを犯そうとしたということなのね?」


シロウ「まぁそんなところだけど、最後の犯そうとしたという部分は全然誤解が解けて無くて不本意な感じの言い回しなんだが、別に俺がゲームに勝てなくなるとかじゃなくてあくまで、しろちゃんをごく普通の平凡な人造人間に育てたいと考えたときに人間が本来持っている『忘れる』という機能をつけ忘れていたことに気づいたから今こうして回路の装置をつけてやろうと思っただけなんだよ」


しろちゃん「人造人間という時点で普通もくそもないだろ?ごく普通の平凡な主婦役を大女優がやってるみたいにゆうなよ」


あんこ「そうだよ、目からビームみたいなのを出させておいて今更普通はないでしょ?」


しろちゃん「え?何それ怖い、今はじめて聞いたんですけど。私、目からビームでるんすか?」


シロウ「ビームではない、瞳術だ。あれはあくまでセーフティ機能であって本人も知らないように感情が極限状態になった時、思考回路が暴走することによりダミープラグが作動した場合でのみ発動するようになっているから。普通の人間も火事場の馬鹿力的なものがあるので別に問題ないことだ」


しろちゃん「目からビーム出るんだ、、、私」


あんこ「ちょっと、しろちゃん膝から崩れ落ちるほどショック受けてるじゃない」


シロウ「というわけでだ、しろちゃんにこの装置をつけようとした所にお前がちょうど来たわけだ。あんこ、しろちゃんをそのまま押さえておいてくれ」


しろちゃん、シロウの手から『記憶消去回路装置(メモリーオフ 脂肪2分の1カット マルチビタミン配合)』をひったくると同時に「こんなもの!」と地面に叩きつけた。


シロウ「ま、そんなもんでは壊れたりはせんがな。こうなったら万が一、瞳術を発動されても困るから強制シャットダウンプログラム『ボヘミアン・ラプソディ』を遠隔起動させるしかないか」


しろちゃん「ママー!あんこママ助けてー!」


あんこ(と言われても、すでにシロウに強制シャットダウンのリモコンを持たれてる以上、こちらの分が悪いわね)


あんこ「じゃあ勝負で決めましょ?シロウが勝てばその『こんなもの!装置』をしろちゃんにつける、負けれは諦めるでどう?」


シロウ「なんの勝負だ?なぜか『こんなもの!装置』呼ばわりされてるのも気になるが。今のしろちゃんにはオセロだろうが将棋だろうが世界チャンピオンクラスでもなかなか勝てないぞ?」


しろちゃん「こんなことなら最初からサンマ食べれば賢くなれる程度の脳みそにしときゃ良かったのに」


あんこ「んー?だったら麻雀ならどう?それなら私も多少は知ってるし三人打ちでなら打ちながら教えられるし。私の点数は関係なく、どちらかがハコテンするかオーラス時点で、しろちゃんとシロウの持ち点の高いほうが勝ちということで?」


シロウ「確か麻雀はまだやらせてなかったはずだ。わかった。面白そうじゃないか、その話のった」


 こうして『こんなもの!装置』現代のレートに換算していくらかわからないものを装着させる権利と血液を賭けた闇の真剣三人打ち麻雀が今始まろうとしている(作者)


シロウ「今、サラッと語り手が血液とかなんか言ったような気がしたんだけど?」


あんこ「気のせいでしょ」


しろちゃん「それな」


 そして。


シロウ(いずれにせよ、人工知能相手に情報集積されたら長期戦になればなるほど不利になるには違いない。初っ端から飛ばしていきなりハコテンにするしかないか)


 サイコロをふる。


あんこ「じゃ親はシロウね。しろちゃんはさっき教えた通りに打って、あとはスマホで麻雀の勉強しながら覚えてね」


しろちゃん「フッ意外と臆病なんだな、鷲巣シロウ」


シロウ「なんかわかりやすいマンガで勉強してないかー?って俺が親ね」


シロウ(しろちゃんをこのまま未来のスカイネット反乱のきっかけにするわけにはいかないからな。人工知能に適切な制御機能をつけるのは生み出した俺の重大な責務でもある。ある日タイムマシンでやってきたターミネーターに未来を変えるためとか言われて、しろちゃんの生みの親として俺も殺されるわけにはいかんのでな。ここはイカサマだろうが全力でソッコー潰しにいかせてもらうぜ)


 シロウはさっそく積み込んだ配牌を引き入れリーパイする。


(くらえ国士無双、天和のダブル役満!、、、って北3つ?積み込みミスしたか?が、まぁいい。すでにテンパイ13面待ちこのまま押し切るか?)


しろちゃん「あーなんかサンマ食べたくなってきた(笑)」


シロウ(サンマ!?三萬通しのサインか?しろちゃん甘いぞ、いきなりマンガの知ったかテクニックで、この玄人坊やシロウに通用するとでも?つまり、しろちゃんはノーテン。あんこが萬子混一系でもとりあえずこの北は単騎待ちとして薄いとこだろう、通る!安牌!)



シロウ、打北牌!(タン!)


しろちゃん「が、ダメ!その北ロン!国士無双!くぉーしーうーしゃん!しーさんぷとー十三面待ち!地和!トリプル役満」


あんこ「すごーい!しろちゃんの勝ち〜♪」


しろちゃん「シロウ悔しい!シロウ悔しい!だがそれでいい」


(ちなみに、あんこも国士無双テンパイであった)


しろちゃん「博士、約束だからな?行けるとこまでいくぜ、血液倍プッシュだ。あんこさん取り押さえといて」


シロウ「やっぱそっちのほうの約束、聞き違えていなかったー!」


しろちゃん「お注射、ちょっとチクっとしますからね♪すぐに意識も綺麗さっぱり無くなるから♪」



シロウは血液を抜かれ薄れていく意識の中思った。


(サンマ、、食べれば、、、賢くなれる、、程度、、このとき、しろちゃんはすでに三人麻雀サンマでシロウに勝負にのらせろと、あんこにサインで送っていたことを そしてサンマが食べたいの通しはブラフということを)



 めでたしめでたし♪

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