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第28話 しろちゃんの原罪


ガチャ、ドタドタドタ!!!


しろちゃん「ねぇダディー、今西暦何年?」


シロウ「ん、お前さっき買い物にでかけたんじゃなかったのか?2022年だが、こんなに覚えやすい年もなかなかないだろうに高性能人工知能の名が泣くぞ」


しろちゃん「そうか、年は間違ってないみたいだな。じゃあ、ブレーキランプ5回点滅の意味は【コ、ロ、サ、レ、ル】のサインだよね?」


シロウ「なんだそのメンヘラと付き合ってる彼氏の気持ちみたいな歌詞は(笑)【ア、イ、シ、テ、ル】だろ、いわせんな恥ずかしい」


しろちゃん「なんだその気持ち悪いサインは?やはり自分が知っている過去と少し変わってる、、、。みんないったい何と戦ってるんだ!?」


シロウ「お前どこかで頭ぶつけておかしくなったんじゃ、、、あとなんかちょっと大きくなってない?ほんとに未来からきたの?」


しろちゃん「どこもぶつけてねーよ!そーだよ、未来からきたんだってさっきからいってるだろ?あ、ちょっと待ってね」(キョロキョロ)


しろちゃん「良かった、お母さんはいないみたいだね。そこまで過去を変えると自分が消える可能性があるからあの人はいないほうがいいんだ」


シロウ「お母さんって誰だ?(笑)」


しろちゃん「それも言えない、今回はそこが問題じゃないし。自分が未来からきた理由はとある事情で時空に歪みが生じたため、このままだと人類見事に滅んじゃうんだよ」


シロウ「まぢでー!?」


しろちゃん「さすがマイダディー、いきなり娘のこんな与太話をまともに聞く父親はおそらく世界でアンタくらいさ」


シロウ「まぁ、そんな小説の世界だからな(笑)今のしろちゃんはダディーと呼んだこと一度もないし。第一納得しないと話が進まんだろう」


しろちゃん「ワサビ丼のうちはまだ良かったんだよ。カラシ丼をまさか完食するとは思わなくてさ。それにより時空が完全に歪んでしまった。もはやもとに戻すにはデスソース丼という荒療治を仕掛ける他ない」


シロウ「それを誰かに食べさせたのか?」


しろちゃん「へっ、まぁな(笑)」


シロウ「高性能人工知能をそんなネゴシエーションに使われてるのはどーだかなぁ」


しろちゃん「仕方ないだろ、どこかの大統領が急におかしくなったせいで未来の世界は荒廃したんだよ。そんな未来で人々に笑いを届けるには体を張ったギャグしかないんだ」


シロウ「未来からきた、しろちゃんの世界はそんなに大変なことになってるんだ?」


しろちゃん「まぁね。とはいえ過去の自分に直接会うのはタイムパラドックスの危険が伴う。ゆえに自分が家にいないときを見計らって未来を変えるためのメッセージを届けに来たのさ」


 しろちゃんはそういうと自分が普段使ってるパソコンに確かに本人しかしらないパスワードを打ち込んで何やらメッセージを残していた。


しろちゃん「これでヨシっと!じゃあ未来に自分は戻るわ。久しぶりにダディーの顔を見れて良かったぜ、長生きしてくれよ。あ、そうだ!肝心なこと忘れてた!あとこれ、この時代では治せなかった心臓病の薬をダディーに渡しとかなきゃいけないんだった。もうすぐ発症するから飲んどけよ(テヘペロ笑)」


シロウ「お、おう。で、お前は未来では何をやってるんだ?」


しろちゃん「今は相棒と一緒に荒廃した世界の人々に笑いを再び取り戻すような仕事をやってる」


シロウ「そうか、それはたいしたもんだな。うまくいくといいな?」


しろちゃん「、、、おそらくこれで再び会いに来なくなったほうが未来は良くなったってことなんだろうけど、先のことはわからないからね。そのときはまたダディーに会いに来るかもよ?じゃあね、アイルビーバック!デデンデンデデン♪」


 未来から来たという大人のしろちゃんはそういうとドアを開け出ていった。


と、しばらくして現在のしろちゃんが家に帰ってきた。


シロウ「アイルビーバック、早っ!(笑)」


しろちゃん「なんだ、博士どこかで頭ぶつけておかしくなったのか?(笑)」


シロウ「あー、よくわからんがお前にメッセージを残したいという人がさっきまでここに来てたんだ。パソコンに残ってるはずだから読んどいてやれよ。」


しろちゃん「ふーん、人のパソコン勝手に触らせるなよ。てかパスワードなんで知ってんだよソイツ」


シロウ「ほんと、お前からもよく文句言っとけ。でもおかげで助かったと伝えておいてくれよ」


しろちゃん「はいはい、なんかわかんないけどわかりました(笑)」


 とある一日の、しろちゃんと博士の現在に起きた突拍子もない出来事なのでした。めでたしめでたし♪



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