第23話 しろちゃんのマザーズディ
あんこ「しろちゃん、そんなにパソコンに全集中して何してるの?一人でお留守番って聞いてたからケーキ買ってきたんだけど?」
しろちゃん「えっ!?あんこさん、いつからそこに!?くぁwせdrftpyふじこlp」
あんこ「真っ赤な顔して〜、なんでパソコン慌てて切るの?さては一人なのをいいことに良くないサイトとか回ってたんじゃないでしょうね?(笑)」
しろちゃん「あ、当たり前でしょ!?そんな、思春期の中学生じゃあるまいし!そう、ケーキ食べよ♪私、紅茶入れてくる」
ドタドタドタ。
あんこ「ふむ」
しろちゃんが、あんこさんの買ってきたガトーショコラを頬張りながら
しろちゃん「でさー、未だにバレンタインを女性が男性にチョコ送る日だと思ってるオジサンはわりといるんだよ?今は女性同士が美味しいチョコを交換する日なのにね(笑)」
あんこ「確かに(笑)まぁ私は会社で男女お世話になってる方たちには一応渡してるけど、オジさんたちに変に喜ばれるとちょっと困るわ。そもそも男性って甘い物が苦手な人がいるし、なんでチョコなんだろうね?」
しろちゃん「結局、我々民衆はそーやって○○の日とかメディアの仕掛けに踊らされてるんだよ」
あんこ「ところで、しろちゃん、母の日になにか送るつもりだったの?さっきチラッとパソコンの画面見えちゃった(笑)」
しろちゃん「まさか!見えた?まいったなぁ」
あんこ「ふむ。聞こうかどうか正直なところ迷ってたんだけど、、、」
しろちゃん「実は自分も聞こうか迷ってたんすけど、、、」
あんこ&しろちゃん「君の(自分の)母は?」
その翌日。
シロウ「ただいまー、ん?なんで朝から、あんこが家に来てるんだ?しろちゃんもえらい早起きじゃないか?」
あんこ「えー、んー、しろちゃん言ってよ?」
しろちゃん「いや、あんこさんが聞くって昨日は、、、」
あんこ「いや私が聞いていいならいいんだけど、しろちゃんが聞くべきじゃないかな?子としては?」
しろちゃん「えー、そそそ、それはそうだけど」
シロウ「ならとっとと早く言ってくれ、こっちは徹夜明けで活動限界まであと3分しかもちそうにない」
しろちゃん「ゆうよ!言ってやるともさ!いいか親父、よく聞けよ?」
ピンポーン♪
シロウ「ん?誰か来たぞ。はーい、どちら様でしょう?」
ガチャ。そこには着物姿の女性の姿が。
女性「おはようございます♪しろちゃんの母です♪」
しろちゃん&シロウ&あんこさん
「えーーーーーー!!?」
シロウが、しろちゃんのお母さんと名乗る方と研究室で大人のお話中、しろちゃんとあんこさんは居間で待つことにした。
しろちゃん「あの人、本当に私のお母さんなのかな?」
あんこ「それはシロウに心当たりがあるかないかなんだろうけど。しろちゃんは、ある日突然できたわけで私には何がなんだかサッパリ」
ピンポーン♪
しろちゃん「今度は誰だろ?Amazonで頼んでたやつかなぁ?」
パタパタパタ
リョーコ先生「お邪魔しまーす。しろちゃん、お久しぶり〜!調子はどう?はい、これお土産のメロン。あ、そっちは幼なじみのあんこさんかしら?よろしく〜!あー、シロウは研究室?ちょっと急ぐから、じゃあね♪」
今度はリョーコ先生がいきなりやって来てドカドカと研究室のシロウのところへ向かう。と、入れ代わりに先ほど、しろちゃんのお母さんだと名乗る女性が研究室からでてきて居間にいる二人に話しかけた。
女性「しろちゃん、今日はうちおとなしく帰るけど、また、お母さんに会いたくなったらいつでも連絡してちょうだいね♪」
しろちゃん「お、おう」
あんこもペコリと会釈した。
しろちゃん「リョーコ先生帰ったら、あの親父問い詰めてやる!」
あんこ「いきなりの展開に私も頭が追いつかないわ」
ピンポーン♪
しろちゃん「今度こそAmazonか?」
パタパタパタ
パタパタパタパタパタパタ!!
しろちゃん「大変だー!!インターホン覗いたらCOMPLEXがBE MY BABY歌ってるくらいの衝撃だよ!」
あんこ「どーゆーこと?」
二人が玄関を開けるとそこには女性が二人。阿佐ヶ谷姉妹の玄関開けたらよくいる人ではなく
女性二人「しろちゃん(しろたん)のお母さんです(だよ♪)」
あんこ「私、ちょっと目眩がしてきたわ。ソファで横になってていい?」
しろちゃん「あんこさん、ひとりにしないでよー!」
その時ちょうどリョーコ先生が研究室から出てきた。
リョーコ先生「ほんとはもう少しゆっくり話とかしていきたいんだけど。やらなきゃいけないことがたくさんあるから、また今度にするね♪」
その後も入れ代わり立ち代わり、間にAmazonの配送をはさみながらも、しろちゃんのお母さんと名乗る女性が代わる代わる現れては帰ってを繰り返す壮絶な1日だったのであった。
しろちゃん「結局、私のお母さんて誰なの?」
あんこ「今日はもうシロウに聞く気力も起きないわ」
そして。
シロウ「あー、二人ともまだ起きてたのか。いやぁ、まいったまいった。一日中、お母さんの相手をすることになるなんてな。リョーコいわく、しろちゃんを作ったときに利用させてもらった遺伝子管理バンクに大規模なハッキングが行われたらしく、ハッカーによるデータの改ざんが元で、しろちゃんのお母さんだと勘違いされた人たちがウチに押し寄せたみたいだ。今さっき連絡があってデータも元通りになったみたいだから安心していいよ」
しろちゃん&あんこ「ハァ〜、もう別にどうでもいいよ」
シロウは二人がクタ〜となってるのを見ると研究室に戻り、どこかへ連絡するのであった。
シロウ「木を隠すなら森の中作戦は無事成功のようですね。これで、しろちゃんもお母さんのことをしばらく考えるのはやめるでしょう(笑)しろちゃんがSNSや配信サイトを熱心に回っていたのは、自身のお母さんを探すため、あるいは逆にお母さんに自分を見つけてもらうためかと思います。はい、いずれ私のほうから真実を教える時が来ると思います。でもまだその時期ではないので。あと、一つ気になったことがありまして。リョーコくんから受け取った改ざんされたリストの方たちと今回来られた方たちのほうとでは数が一人合わないような気が。いや、気のせいでしょう。では」
裏で暗躍するシロウとその相手。意味深に見えて作者はそこまで考えているわけではない、むしろ何も考えていないのかもしれない(笑)それはのちのち判明していくことになると思います。めでたしめでたし♪




