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第3話 しろちゃん怒られる

あんこ「しろちゃん、今日は何して遊ぼうか?って、うぉーい!?なぜ貞子になってるの?」


シロウ「さっき、お金づかいが荒くなってるから注意したところなんだ」


しろちゃん「だって家の中でオッサンといてもつまらないし」


 説明しよう!しろちゃんは、これまで博士と深夜に開いてるラーメン屋に行ったりしては朝が起きられず、昼に起きても一人で出歩いて職務質問とかされると面倒なため行動は常に保護者同伴に限られ、たまにネカフェに連れて行ってもらって自分一人の世界を満喫するなど自堕落な生活が続いていたこともあり、ストレス発散と生活改善と世の中のことを勉強したいからと言って最近スマホを買ってもらったにも関わらず、、、とこの先はシロウ博士にバトンタッチ(作者)


シロウ「だからといって課金は月1万円までって言ったのに約束を破るから」


しろちゃん「しゅわっち(動画配信アプリ)してる時のがおもしろいもん」


あんこ「いくら使ったの?」


しろちゃん、貞子のようにうつむいたまま無言をとおす。


シロウ「5万だよ!だからスマホを取り上げたらコレだというわけだ」


あんこ「あー、でもあんたもそういう制限かけとかないから」


シロウ「約束を守るという人として当たり前のことを親として教えてるだけだから守らないのは、しろちゃんが悪い」


あんこ「でもこのままじゃキリがないから今回だけはスマホ返してあげてよ、ね?この通り。私が、しろちゃんによく言って聞かせるから」


しろちゃん「それな(笑)」


シロウ「ほら!今の聞いただろ?金遣いだけじゃなくて言葉づかいも悪くなってるんだよ、やっぱ教育に良くないんだよスマホわ」


しろちゃん(チッ)


シロウ「ね?ちょっと聞いた?この子今、舌打ちまでしたよ?前までそんなことしたことなかったのに。せっかくの最高人工知能に舌打ちとかなんで覚えさせなきゃいけないんだよ」


あんこ「シロウ、あんたはちょっと黙ってて!しろちゃん、確かに約束を守らなかったのはいけないとおもうけど、それも含めて理由をまず聞かせてほしいのね?お姉さんと二人だけなら話してくれるかな?」


しろちゃん、貞子のままコクリと頷く。


シロウ「じゃ、お前に任せたよ。俺は買い物にでかけてくるから」


 あんこは、しろちゃんに優しく尋ねる形でけして否定もせず話を聞いてあげて、シロウの悪い所では特に互いに熱く意気投合するのであった。また特に今回の件、問題の原因となった動画配信アプリの投げ銭システムについては、ランキングというシステムがキャバクラやホストクラブに近い構図を持っており、リスナーとして応援するのは悪いことではないがそれだけでどうにかなるほど甘い世界ではなくそのへんの闇の深さについては、しろちゃんも大人の闇の深い部分に触れたことで興味を持って真剣に聞いていたので十分反省したということだそうである。


 1時間後、、、。


シロウ「ただいま、しろちゃんどうなった?」


しろちゃん「博士、ごめんなさい。もうやらかしませんのでスマホ返してください」


あんこ「本人もこう言って反省してることだしね、チャンスを与えてあげてよ。」


シロウ「まぁ人工知能が反省をしたという点においては興味深いケースではあるから、あとは実際本当に反省をしたのかという追跡トレースの検証だと思えばやぶさかではない。今回は大目に見る事にする」


しろちゃん「ありがとう♪お父さん」


あんこ「良かったね、しろちゃん♪」


シロウ「さ、ご飯の支度だ。あんこも食べていけよ」


しろちゃん&あんこ「それなー」


シロウ「やれやれ、ミイラ取りがミイラになってるじゃないか」


しろちゃん&あんこ「それなー♪(笑)」












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