第125話 あけおめな、しろちゃんたち♪
元日、シロウの家にみんなで集まり。ブライアンにダル絡みをする、しろちゃん。
しろちゃん「ねぇボディビルダーってさぁ、クリスマスでもやっぱフライドチキンとかじゃなくてサラダチキンを食べたりするわけ?」
ブライアン「いや、俺もそこまでは知らんが。というか、この時期北半球はシーズンオフなんじゃないか?寒いしな」
しろちゃん「あ、そっか!言われてみれば確かに季節離れし過ぎだよね(笑)ブライアン、頭良い〜♪」
ブライアンは一緒におよばれして、あんこさんと女子トークに花咲かせ中のリョーコさんを横目でチラ見しながら、もっと褒めろと言わんばかりに照れていたワラ
しろちゃん「じゃあじゃあ、お礼に私からもブライアンに日本の豆知識を教えたげるよ♪そうだなぁ〜」
ブライアン「なんだ?」
しろちゃん「カマボコの板ってアレなんで付いてるとおもう?」
ブライアン「いや、考えたこともなかったけどなんでだ?前からに切りにくいなとは思ってたけど」
しろちゃん「ちょっと待って、取ってくる。あんこさん、お雑煮に入れたカマボコの板ってまだある?」
あんこ「え、台所に洗って乾かしてるのがあると思うけど」
しろちゃんは台所にスタコラと行き、またすぐに戻って来るとカマボコの板を裏返してブライアンに見せたのでした。
【田中】とそこには書かれていた。
ブライアン「え!?まじ、そう言うことなの?」
しろちゃん「そだよ♪表札に使えるようにね。でもそれだけじゃないよ?コレをこうするとね」
しろちゃんはそういって手に持った【田中】を後ろ手に一周回してブライアンに見せたのでした。
ブライアン「うそだろ?【田中】が【中田】になってる!。さてはオマエさん、スリ替えたな?」
しろたん「私、後ろで見てたけど、しろちゃんスリ替えたりしてないよ?」
四葉「しろちゃんはともかく、しろたんは嘘つかないもんね」
ブライアン「確かに言われてみれば。いや、でも【田中】がどうやって【中田】に?」
しろちゃん「ソレはブライアンが【中田】と思い込まされていただけかもしれないよ?だってホラ?(笑)」
ブライアン「うそ!どういうことだ。俺は今、しろちゃんから目を離してたわけじゃないのに一瞬で【田中】に戻ってるじゃないか!?ヤバい、さっきから鳥肌が止まらないんだが」
しろたん「アナタは今、量子力学の開けてはいけない真実の扉を開いたのかもしれない。しろちゃんによってね?」
四葉「信じられないことかもしれないけど。今、目の前で起きてることは紛れもない事実なの。でも、そんなアナタにもまだ運命を選択する余地があるわ。このカマボコ板と交換に、私たちにお年玉を配ることでね?」
しろちゃん「んもう、友達だから特別に五千円にまけておいてあげるよ♪」
ブライアン「え、五千円でいいのか?良し、そのカマボコ板買った!」
しろちゃん「毎度あり〜♪」
シロウはホロ酔いでニクをお腹の上に乗せたままソファに横になり、しろちゃんたちとブライアンのソレを横目に
シロウ(そう言えばいつだったか。未来から来たという、しろちゃんが相棒と一緒に世界に笑顔を届ける仕事しているような事を言ってたの思い出したけど、この天才的な嘘つきぶりは芸人よりもアイドルのほうが向いてるんじゃないか?しろたんと四葉ちゃんも一緒にあわせて天下を取れるかもしれん)
と、相変わらずの超絶親バカぶりな事を新年早々思うのでした。ただニクは冷静に【ペ】のつく他の仕事のほうが向いてるんじゃないのかニャ?と思うのでした。新年あけましておめでとうございます♪めでたしめでたし♪