第124話 しろちゃんたちのメリークリスマス♪
しろたん「ほら、ニクだめだってば!今、LED付けてるとこなんだから邪魔しちゃダメだよ?」
しろちゃん「そうだぞ、コードに絡まったりなんかしたら電流爆破デスマッチになっちゃうぞ」
ニク「ビク!」スタタタ。
しろちゃん「あ、逃げた(笑)やっぱり言葉わかるんだね」
シロウ「なぁ、しろちゃん。お前ホントは何歳なんだ?(笑)」
しろちゃん「アカシックレコード屋のオヤジに教えてもらったの!昔はプロレスすげーことやってたんだよね?」
シロウ「あーあそこの店主、プロレス好きだもんな。この辺りのレンタル屋も、もうあそこくらいしか残ってないしな」
しろちゃん「そそ、博士のライブラリにもないような古い作品があそこなら借りられるからね」
シロウ「今はコンプライアンス的に流血ですら問題になりかねん時代だからな」
あんこ「ふー、だいぶ飾り付けが出来上がったね♪」
四葉「チェックしてみる。電気消すよ?」
パチ、キラキラキラ。
シロウ「おお、なかなか良い雰囲気じゃないか♪そうだ、曲でも流してみるか」
タンラララ〜ン♪タラ〜ララ〜♪
しろちゃん「あ、ネオプラだ」
シロウ「お前、ホントに何歳なんだよ?」
しろたん「もろびとこぞりてだよね(笑)」
シロウ「さすがは、しろたん。有名なのに意外と曲名を知らない人が多い曲だけどね」
しろちゃん「こぞりてってなんだろう?」
四葉「こぞるんじゃない?」
しろちゃん「そっか、クリスマスにモロに人がこぞることなんてもう一つしか思い浮かばないよね(笑)そんな改めて、こぞらなくてもさぁ毎晩やってることじゃん。ねぇ博士?」
シロウ「お前、なんか盛大な勘違いしてないか?結婚するまでこぞるなんてのはもってのほかだぞ」
あんこ「もう、しろたんがいるのにバカなこと言ってないの。みんな集まって迎え祭りましょうってことよ♪」
しろちゃん「へぇ、あんこさん物知り!じゃあさ、しゅわきませりって何?」
あんこ「ひらがなで書くからわからなくなるのよ(笑)主はきませり、神はおいでになられましたってことよ。てかシロウも知ってないと。昔、クリスマス会に来てた神父さんが教えてくれたでしょ?」
シロウ「そういや、そんなこともあったな。今は地域でもそういう集まりが無くなったし。じゃ、電気つけて続きをやるぞ。クリスマスに間に合わなくなっちゃう!」
しろちゃん「そうそう、さっき買い物に行ったとき野沢◯子さんがいたんだよね」
シロウ「え?いやいやいや、こんなとこに来るわけがないでしょ(笑)」
四葉「だって髪の色、ピンクだったし」
しろちゃん「うん、今にもオッスて言いそうなくらい似てたよね。てか博士も昔、スーパー銭湯でシー◯さん見たって言ってたじゃん」
シロウ「いやホント似てたし、パチ屋が近くにあるから営業で来てたのかもしれない」
しろちゃん「デカかったって言ってたよね(笑)」
しろたん「なにが大きかったの?」
シロウ「身長だよ、身長」
しろちゃん「ん、そんなこと言ってたっけ?(笑)あー自分も見たかったなぁ!」
あんこ「さて、私はチキンとケーキの準備でもしようかな。しろたん、四葉ちゃんも手伝ってね♪」
しろたん&四葉「はーい♪」
しろちゃん「自分は?」
四葉「つまみ食いするからダメだってさ(笑)」
しろちゃん「いいよ〜だ、ニクと遊んでるから」
シロウ「しろちゃんは俺の手伝いな?」
しろちゃん「わかった。でもその前にちょっと腹ごしらえしてくるよ♪」
こうして、しろちゃんたちのクリスマスはいつものように賑やかで和気あいあいと、こぞり迎え祭りましたとさ。めでたしめでたし♪