第116話 Moon River
あんこ「二人とも後ろで眠ってるみたいね(笑)」
シロウ「温泉でも燥いでたらしいし、あちこち回ったから相当疲れたみたいだな(笑)俺も疲れた」
しろちゃん達は、あんこさんのご両親と共に箱根へ新婚家族旅行にでかけていました。そして、その帰り道の車内でのお話。
シロウ「ま、こういう形で結婚の報告と家族の紹介でもしないと説明できないしな(笑)」
あんこ「結婚は聞いてたけど、いつのまに子供まで出来たのさ?って。あまりに無茶苦茶な話過ぎて頭が全然追いついてなかったみたいだけどね(笑)」
シロウ「でも話して良かったとは思う。それで改めて、みんな家族になれた気がするし」
あんこ「そうね(笑)二人ともすぐに打ち解けてたし、親も結局喜んでたからね♪」
シロウ「これでまぁ一安心だな(笑)」
しろちゃん「ん~~。ねぇ、ココどこなの?もう家につくころなの?」
シロウ「しろちゃん起きたのか?今からちょうど瀬戸大橋を渡る所だ、外をみてごらん」
しろちゃん「わぁ!上から見ると大きな川みたいだね♪」
シロウ「下に大きな船も見えるだろ?どうだ、箱根は楽しかったか?」
しろちゃん「うん♪温泉はそこそこ熱かったし、地蔵はたくさん並んでたし、アウトレットはたくさん商品が並んでて何もかも初めて見る光景だった。あと地獄谷もこれが地獄かぁって感じだった(笑)」
シロウ「そうか?でもほんとの地獄って所はもっとな、、、」
あんこ「アンタ、本場に行ったことあるもんね(笑)」
シロウ「USJみたいに言うなよ(笑)」
しろちゃん「しろたん、グッスリ眠ってるね(笑)」
あんこ「寝る子は育つのよ。てか、しろたん最近どんどん大きくなってない?久しぶりにおんぶしたら腰にきたわ(笑)」
しろちゃん「わかる?成長ってものを感じるよね(笑)」
シロウ「なら、しろちゃんと、あんこにクイズだ。もし人生をやり直せるとしてその頃の自分に未来の今の自分が何かアドバイスを出来るとしたら何て教える?」
しろちゃん「えー、なんだろう(笑)教えたいことがたくさんあり過ぎて絞れないけどなぁ。でも、迷わず行けよ行けばわかるさとは教えるかもね」
あんこ「私も自分の信じた道を突き進みなさい、だね」
シロウ「じゃあ、答えを言うよ♪それが自分の成長した証ってやつだよ」
しろちゃん「なんじゃそりゃ(笑)」
あんこ「つまり私はそれだけ成長したってこと?」
シロウ「そう。人生が劇的に変化したという人もいるだろうし、何も変わらないままって人もいるだろう。ただ、そうやって過去の自分に教えることができるのはそれだけ自分が成長したからなんだよ。単に歳を重ねただけじゃ成長したとは言えないってこと」
しろちゃん「じゃあ、博士から見て私は成長してるの?」
シロウ「そうだな。しろたんの成長を見守るようになってから、前よりしっかりしてきた気はするよ(笑)」
あんこ「しろちゃん、まんざらでもなさそうな顔してる(笑)」
しろちゃん「まぁね(笑)てか、ねぇねぇ。ほら満月、いつもより綺麗だよ♪」
シロウ「確か今日は中秋の名月じゃないか。とか言いながら、月見バーガーが食べたくなって来たんじゃないの?」
しろちゃん「へへへ、良いね♪」
しろたん「しろたんはハッピーセットで、、ムニャムニャ」
シロウ「ソレ、寝言なのか?」
しろちゃん「みたい(笑)しろたんは、まだまだ成長しそうだね♪」
あんこ「ハイハイ、ハッピーセットね、かしこまりました(笑)」
こうして秋の訪れを感じる
、しろちゃんたちの楽しい家族旅行なのでした。めでたしめでたし♪