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第106話 crow



 此処は、シロウ博士宅付近のとあるビルの一室。フードやシルクハットなどを被った者たちが複数人たむろしており、それぞれ異なる様相であるものの、いずれも同じ鳥の仮面を付け武装しているといったご様子。


?「わかってます、船での件は必ず挽回してみせます。我々にも奪還屋のプライドがありますから。すでに彼らにはメッセージを送りつけておきました。(ブツ)は必ず取り返すと」


 その頃、シロウ宅では。


シロウ「おーい、しろちゃん。Amazonからなんか荷物が届いてるよ?」


しろちゃん「ん?頼んでないけど。四葉ちゃん、なんか頼んだ?」


四葉「私も頼んでないけど」


シロウ「おかしいな。宛名が、しろたんになってるんだけど。あー、ひょっとして四葉ちゃんに言えないような変なもんでも頼んだんじゃないの?(笑)」


四葉「あっ」


しろちゃん「へ?いや、四葉ちゃん、なんちゅう目で見るのよ(笑)知らないよ、心当たりないもん!」


四葉「やましい気持ちが無いなら開けてみたらいいんじゃない?」


しろちゃん「え?いやいやいや、ソレおかしいでしょ。逆に怖くて開けられないよ(笑)」


シロウ「しゃあない、俺が代わりに開けるとするか(笑)」


しろちゃん「おい(笑)」


 そして。


しろちゃん「なんだこりゃ?」


四葉「これ、何に使うつもりだったの?私にはもはや何の性癖かすら見当もつかないんだけど?」


しろちゃん「だから自分じゃないってばよ!てか性癖ってどゆこと?(笑)」


シロウ「触ってみた所、透明のルービッ◯キューブみたいだな。昔、流行ったけどこんなもの見たことないな」


しろちゃん「あー、確か色を揃えるやつでしょ?You Tubeで見た、凄い速さで動かすけど全然揃えられてないじゃんてやつ(笑)てか、コレじゃあ遊べないんじゃなくて?」


 一方、その頃。


おちょママ「おちょぼん、あなた宛にAmazonから荷物が届いてたわよ♪何かお洋服でも買ったの?」


おちょぼん「さぁ、最近注文した覚えないんだけど?」


おちょママ「ふむ」


 そして。


おちょママ「なんか透明の四角い棒がたくさん袋に入ってるけど、ジ◯ンガかしら?」


おちょぼん「ジ◯ンガ?そんなの頼んでないよ(笑)でもせっかくだから、しろたんと遊ぼうかな♪」


 そして。


会長「そうですか。しろたんと、おちょぼんにそれぞれ謎の贈り物がねぇ」


ノミ「はい。私どもが調べた所、特に他ではそのような事案は無いようなので。おそらく我々に向けた、なんらかのメッセージかと思われます」


会長「でしょうね。ただ今のところ確信とまではいきませんが、私にはそれらの品物になんとなく覚えがあるんです。記憶の奥底にある何かですが、、、」


 再び、シロウ博士宅付近にあるビルの某所にて。鳥の仮面をゆっくりと外し、そのまま地面へと落とすと、仮面を踏み躙りながら何処かへと連絡する者の姿が。その足元には仮面をつけたままの連中らが倒れている様子。


?「まったく趣味の悪い仮面だ、センスの欠片も感じない(笑)こちら【ハンター】、潜伏していた烏共(クロウ)は今しがた我々が殲滅しました。一足遅く荷物は送られた後でしたが。えぇ、趣味の悪い品物はコチラのメッセージと、すり替えて置きましたよ。部屋も綺麗に片づけておきます、もちろんサービスで(笑)。これでしばらく他の連中も大人しくなるでしょうが、引き続き秘密を探ろうとするものは全て排除致します」


 さてさてハンターと呼ばれる連中とは敵なのかはたして味方なのか?それとも配達員の方なのか?(笑)裏で暗躍するその他の連中たちも、しばらくどころか、このままずっと大人しくしててほしいとは思いますが(笑)またメッセージにはいったいなんの意味が込められているのか?様々な謎が展開される中、しろたんと、おちょぼんは呑気に贈り物で遊ぶのでした(笑)めでたしめでたし♪



 

 

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