表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/126

第1話 しろちゃん誕生

あんこ「お邪魔しまーす、頼んでたの出来てる?」


シロウ「あー、できてるよ。持ってくるからコタツにでも入って待っといて」


あんこさん「はいよー、うぅ寒い寒い〜。あら愛流あいるちゃん久しぶり♪おじさんの所に来てたの?」


 あんこはそう言いながら、コタツの上のミカンを慣れた手付きで勝手に剥き始めた。



.....。



あんこ「ん?愛流ちゃん、、、じゃ、ないよね?よく見ると違うってか誰?」



愛流じゃない人「お姉さんこそ誰?」



シロウ「あー、それ人造人間のしろちゃん。名前考えるの面倒くさいし今どきの名前とか知らんから俺の名前から取った。しろちゃんて呼んであげて」


しろちゃん「しろちゃんです♪」(ニッコリ笑)


あんこ「シロウ、あんたまさか捕まるようなことしてないよね?」


シロウ「当たり前だろう、その子は俺の遺伝子とス○ローのゴミ箱とかから取ってきた〇〇の卵やらを色々合わせてだな、だからどことなく面影あるだろ?おかんも姪に似てると言ってたな」



あんこ「あんた、またオバサンまで巻き込んで。生命の尊厳だけはあれほど汚すなと、、、」



シロウ「知らん、俺の尊厳を守ろうとしない世の中に俺の生きた証を俺の科学力で残すことにとやかく言われる筋合いはないからな?な、しろちゃん」


しろちゃん「まぁ私にとってはこれでも父親ですし、生まれてきた私には責任がないことなので(笑)」


あんこ「じゃあ、ある意味なんかの法律にはたぶん間違い無くひっかかってるとは思うけど、たちまち誘拐とか未成年者略取とかそんなんでオマワリさんがいきなり突入してくるってことはないのね?」



シロウ「もちろんだ!ちなみに、しろちゃんはこう見えて立派な成人設定であるから、酒も飲めるし遊技場にも堂々と入れるぞ」



しろちゃん「未成年だと話としては膨らませられそうだけど、学校はどうやって通うの?とかツッコまれそうなのと、あと博士の所持している女性の参考文献や資料に偏りがあったからこうなりました。でも成人だからだいたいのことは大丈夫、いわゆる大人の事情ってやつです(笑)」


あんこ「まぁ造ってしまったものは今更どうしようもないんだろうし、知ってしまった以上は私にも責任が発生してしまっているんでしょう。私の名前は、あんこと呼んでくれたらいいわ。とりあえず私の服とか使えそうなのあげる。よろしくね、しろちゃん♪」



しろちゃん「あんこさん、ありがとう♪こちらこそよろしくおねがいします♪」


 遅ればせながら説明しよう!普通なら誰も信じるわけがないような事でもやってのけるだけの頭脳と技術力と胆力とノリでこれまで散々いろいろやらかしてきたシロウ博士は人間性はともかく博士としては超優秀の部類でして、あんこはシロウの元恋人でありますが上記の通り色々あった末、今は独身のアラナントカのまま、たまにこうして困ったことがあるとシロウに物事を頼む関係が続いているのです。今は名前からだいたいの年齢もわかるでしょ?(笑)いや、ほんと嘘です、嘘ですから、ちょっと叩くのやめてもらえますか、あんこさん(作者)



シロウ「あ、そうそうお前に頼まれてたコイツな?壊れた所を直したついでに5分短くコメが炊けるようにしといてやったぞ」


あんこ「あ、ありがとう」


しろちゃん「オコメが炊ける匂いをかぐと、なんか故郷に帰ったような気分になるよね」


シロウ「そりゃ回転寿司屋がお前の故郷と言っても過言ではないからな(笑)」



しろちゃん「マヂうけるソレ(笑)」



 ケラケラ笑いながらグータッチで応える二人を尻目に、この不安な気持ちが何事もないまま最終話まで無事に終わりを迎えることを祈る作者とあんこさんなのであった。


読んでいただきありがとうございます。

よくありそうな話のわりとない表現だったり自分なりの解釈で独自のカラーが出せたら面白いと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ